つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2023/02/22(水) 10年ぶりのお雛様と沖縄ビール
春になったらオンラインで集いを、
そこに素敵な記念品を、
と意気込んでいたが、
数社サンプルを取り寄せると
お値段なり。(苦笑)
気分が暗礁に乗り上げ数日が経過。
(;^ω^)

やっと昨日「こういう時は
出来ることをして流れを変えよう」
と思い立ちお雛様を探すことに。

というのは狭い我が家だけど
なんせ母は晩年認知症だったので
毎年母は飾ってはいたけど
はて?、どこに仕舞いこんだのか?

ところで私はお雛様をなんだかんだと
胡麻化されて(?)
買ってもらえないまま成人したので
お雛様とかひな祭りに
実は屈折した思いを持っている。

我が家に今あるお雛様は叔母が
そんな私に同情(?)してくれて
当時通い始めた木目込み人形教室の
課題で作ってくれた立ち雛。
(そんな叔母も食道がんで
 四半世紀以上前に天国へ)

昨日はそんなお雛様を捜索したら
思いがけない物陰においでなすった。

およそ10年ぶりのご対面だから、
「どっち側に男雛?」というレベルで
慌ててスマホで。
(;^_^A

それでもカビも生えずに
お達者でいらした。
(#^.^#)

お殿様のお帽子は素人作のご愛敬で
サイズが合ってなくて、
もらった当初から油断すると
ストンストンと落ちるのも
変わってなかった。

それでも飾ると部屋の空気が
ぽっと変わったような。
(^^)/

そんな我が家の昨日の小さな変化を
見越したかのように夕方になったら
Mさんから沖縄の春の恵みが
どど〜んと到着。

カンヒザクラ(寒緋桜)色の
ラベルのご当地ビールに
お内裏様は嬉しそう。
(って、私の心よね)

こうして心を込めた
優しさをもらうことで
今日が意味ある一日になっていくことを
忘れちゃいけないなぁ。

同封してくれたおつまみも美味しそう!
感謝。

【補記】
(1)2/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を1/26付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2023/02/16(木) 美味しくて、そしてもの悲しい揚げ餅
「揚げ餅、作ったよ〜」とご近所さんが
今年は可愛いパッケージに入れて
持ってきてくれた。

数年前に初めて頂いた時に
「母も生前、冬に必ず作っていたから懐かしい」
と言ったら毎年おすそ分けしてくれる。

このWちゃんのは自家製餅で作っているから
我が家のより数倍、美味しい。

特にうちのがダメだった要因は
母は使い古しの油を使用していた。
今思えばこれはすこるぶ体に悪し・・・。
(苦笑)

新しい油とよいお塩で作ってくれる
Wちゃんのは数日経ってもサクサク。
いくら食べても胸焼けしないし、
歯にくっついたりもしない。

手渡してくれた後に
もじもじしているので
「どうした?」と聞いたら、
「大腸がん検査で
 ちょっと引っかかっちゃって・・・」と。

彼女も10数年前に
大腸がんを経験しているから
もし陽性なら二度目のがん体験になる。
まだこれから詳しい検査をするそう。
でも彼女の古巣の大学病院の
医療スタッフはすっかり変わり、
PC画面しかみないドクターと
検査の日程を数日前に決めてきたそう。

うんうん、そうだね、
やりきれない思いだね・・・。

帰っていくWちゃんの背中を
勝手口から見送りながら
「元気で長生きしようね。
 よい検査結果でありますように」
とシャワーみたいな思いを注いでみた。

大切な人の芳しくない知らせを
聞いたからといって、
寂しい人になるのではなくて、
優しい気持ちを広げることが大事よね、
と夕飯の後に少しずつこの揚げ餅を
頂くたびに思っている。

【補記】
(1)がん体験からの気づきに特化した
   別ブログを2/10付で更新
   https://masako9.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-6cc056.html
  
(2)2/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)認定トレーナーの開講日程 を1/26付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2023/02/09(木) 思いがけないギフト
誕生日でもないし、
記念日でもないし、
なんでもないシーズン。

と思っていたら、、、
ここ数日で金柑と立春絞り酒と
おつまみとエアメールが
サプライズのように届いた。

このところ他の臓器への転移の検査や
区の検診が続いていて
時間と気持ちを取られて
クサクサしていたのを
まるで見計らったかのような
プレゼントでありがたかった。

画像の国際郵便は
ベトナムで暮らしている
昔々の卒業生からの
春節のグリーティングカードが
大分日にちがかかって届いたもの。
(他はフェイスブックに画像をUP)

届いたものにそれぞれ
書いてあったことは
「送りたくなって」
そして
「ありがとうございます」。

これらを読んで
「あ〜、やっぱり生きてて良かった〜」
と口をついて出るほど、
テンションが上がったのだけど、
ハタと思ったことは、、、、
送ってくれた人達に対して
私はなんもしてないんだけど・・・。
(;^_^A

でも少し丁寧に思い直してみると、
「ありがとう」を伝えたい人達に
囲まれていたなら、
私は何が起こっても
「大丈夫なのだ」とも。
(^^)/
大感謝。

【補記】
(1)2/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を1/26付で更新
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(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2023/02/04(土) 捨てられないスプーン
今日は立春。

zoomの勉強会をお昼に終えると
太陽はいつも以上に輝き、
暖くなっていた。

その気配に誘われて
ランチ後は台所の引き出しを
ちょっとだけ掃除したら、
奥から苺用のスプーンが出てきた。

そうだった、そうだった・・・。
父は苺に牛乳とたっぷりのお砂糖か
練乳をかけてこれで潰して食べるのが
大好きだったのだ。

といっても潰すのは母か私だった。
(;^_^A

父が亡くなった時に
「私は苺はそのまま食べたいから
絶対に使わない」と思ったけど
結局その時は処分できずに
引き出しの奥に押しやったんだった。

そんなことを思い出して
何とも言えない気持ちになって
スマホを見て一休みしていたら、
こんなネット情報を見つけた。


今年76歳のスピルバーグ監督は
「一昨年に父を亡くすまでは
 孤児になるのがどういう気持ちなのか、
 どれほど深く傷つき、
 海の底まで届きそうな思いになるのか、
 わかっていなかった」
と語っているそう。

監督のお父様は
103歳で亡くなったから大往生。
それでもやっぱり
こういう気持ちになるのだなぁ。

私は父の時も母の時も葬式やその後も
涙は一粒も流れなかったけど、
喪失感のようなものはずっとあり、
それをスピルバーグさんは
絶妙に言語化をしてくれている。

そう、今まで恥ずかしくて
自分の気持ちに
気づかないようにしていたけど
「ほんと、60過ぎて自分は
 親のいない子になったのだ・・・」
という思いが心の奥底にあったのだ。

映画界の巨匠が言っているのだから、
こんな気持ち、持ってていいのね。
(#^.^#)

私と同じように両親が亡くなっている、
という意味での孤児達の心の中には
「海の底にいるような感覚があるのだ」
と思うと、
そういう人達全てを
「仲間だなぁ」と感じる立春の夕暮れ。

【補記】
(1)毎月1日は一言メルマガを2/1に配信。
  
   バックナンバーはないので
   読み逃した方は
   直近号は下記(2)のHPトップで。

   今月はオランダの量販店のレジの
   新しい試みの情報。

   まだ未登録の方は
   https://www.mag2.com/m/0000079336.html?l=sih0002de5
  
(2)2/1付でHP更新
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(3)認定トレーナーの開講日程 を1/26付で更新
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