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2023/02/04(土)
捨てられないスプーン
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今日は立春。
zoomの勉強会をお昼に終えると 太陽はいつも以上に輝き、 暖くなっていた。
その気配に誘われて ランチ後は台所の引き出しを ちょっとだけ掃除したら、 奥から苺用のスプーンが出てきた。
そうだった、そうだった・・・。 父は苺に牛乳とたっぷりのお砂糖か 練乳をかけてこれで潰して食べるのが 大好きだったのだ。
といっても潰すのは母か私だった。 (;^_^A
父が亡くなった時に 「私は苺はそのまま食べたいから 絶対に使わない」と思ったけど 結局その時は処分できずに 引き出しの奥に押しやったんだった。
そんなことを思い出して 何とも言えない気持ちになって スマホを見て一休みしていたら、 こんなネット情報を見つけた。 ↓
今年76歳のスピルバーグ監督は 「一昨年に父を亡くすまでは 孤児になるのがどういう気持ちなのか、 どれほど深く傷つき、 海の底まで届きそうな思いになるのか、 わかっていなかった」 と語っているそう。
監督のお父様は 103歳で亡くなったから大往生。 それでもやっぱり こういう気持ちになるのだなぁ。
私は父の時も母の時も葬式やその後も 涙は一粒も流れなかったけど、 喪失感のようなものはずっとあり、 それをスピルバーグさんは 絶妙に言語化をしてくれている。
そう、今まで恥ずかしくて 自分の気持ちに 気づかないようにしていたけど 「ほんと、60過ぎて自分は 親のいない子になったのだ・・・」 という思いが心の奥底にあったのだ。
映画界の巨匠が言っているのだから、 こんな気持ち、持ってていいのね。 (#^.^#)
私と同じように両親が亡くなっている、 という意味での孤児達の心の中には 「海の底にいるような感覚があるのだ」 と思うと、 そういう人達全てを 「仲間だなぁ」と感じる立春の夕暮れ。
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今月はオランダの量販店のレジの 新しい試みの情報。
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