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2022/09/18(日)
鎌倉殿と台風の気配でモランが泣く夜
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数年ぶりに嵌っている大河 『鎌倉殿の13人』の18時の回の前に UPしたアメブロ 「ワンセルフカードの広場」。
そのタイトルは 『世の中は引き受けたくないけど 引き受けなくてはいけないことがある』。
今日の『武士の鑑』の 登場人物達の内なる声を 集約させたような題名になっていて わが先見の明にびっくり。 ( ゜Д゜)
今回も辛く切ない内容だった。 だって一人も幸せな人は出てこないから。
この大河に嵌ってない人からは 「だったら観なければいいのに」 と言われそうね。 (苦笑)
だからこれに惹かれている理由を 考えてみた。
そこで思い出したのは ショパンコンクールで日本人として 半世紀ぶりに第二位を獲得した サムライピアニスト・反田恭平さんのこと。
彼を昨年「情熱大陸」で取り上げていて ファイナル審査の前日、 半田さんは自身の親友である ピアニスト務川慧悟さんに 課題曲へのアドバイスを頼んだ場面が とても私の心に刺さった。
務川さんは 「なにか、痛みみたいなものが欲しい。」 と伝え、 必死の表情で鍵盤を押さえ、 非和声音を奏でていた。
※非和声音とは コードトーンから外れた 不協を感じさせるメロディ音
天才同士のがっぷり四つの 静かな対決を見て思ったことは 「もしかしたら、 強く心惹かれる物には、 この『痛みみたいなもの』 が内包されているのかも」。
ポルトガル語で表現される 「サウダージ」かな? 日本語では郷愁?、 いや、そんな甘いものではない。 なんだろう? 心を突く痛みのような感覚?
とにかく鎌倉殿はそんな私の中の 何かを妙に刺激してきて 毎週日曜の夜は 不思議な楽しみになっている。
特に今日は大型台風の本州接近で 明日も明後日も悪天候と 天気予報は告げているし、 弔い酒抜きの鎌倉殿だったしで、 (化学療法の副作用でけだるくて 珍しく肝臓を労わり断酒) まるで遠い山の中でモランが 一人遠吠えしている (泣いている)ような 雨と風と雷音の一日だった。
※モランとは 『ムーミン谷の彗星』に出てくる 全てのものを凍らせる冷気をまとい、 いつもひとりぼっちで、 明るく温かいものに憧れる魔物
そんな今日の夕飯のお供は 卒業生から昨日届いた 奇しくもムーミン谷の人々の 来年のカレンダーの包みの中に 入っていた折り鶴。 こんなのが 心に沁みる連休中日。
【補記】 (1)9/1付でHP更新 http://oneself.life.coocan.jp/
(2)認定トレーナーの開講日程 を8/28付で更新 http://orion-angelica.jp/oneselfcard/
(3)この内容とはまた違う観点で綴る 「ワンセルフカードの広場」 https://ameblo.jp/oneself2012/
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