つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2022/06/28(火) 話供養も兼ねた下北沢遠足
先週の土曜は40数年ぶりに下北沢へ。
駅は見違えるほど綺麗になっていた。

目的は卒業生であり、
今や立派な画家になった
くるちゃん、こと、
Azurユミコさんの個展を見るため。

昨秋に彼女のグループ展があり、
その時一緒に行った卒業生であり
キャンサーサバイバー仲間の
おーちゃんは今年の春に
あっけなく天国へ。

彼女がすい臓がんを
患っていることは知っていたが
治療もひと段落し
仕事もぼちぼち再開し、
と聞いていたので一緒に行ったのだけど、
まさかあの神楽坂が最後になるとは
あの日は知る由もなく・・・。

http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2021&M=10&D=25

その時はくるちゃんから
来年は個展と聞いたので
「一緒にまた行こう、
きっともっと体力は回復しているから」
と帰り道でおーちゃんと約束したので
供養を兼ねて行ってみたくなって。

とはいえ一人で行くのは寂しすぎて、
卒業生の大御所(笑)、
由美さんにお付き合い頂いた。
彼女は大船在住なので
声をかけるのに少し躊躇したが
ここ数年ミクロモザイクの道も
邁進している由美さんなので
異分野アートから
刺激を受けるのはよいことでは?、
と私なりに解釈してお誘いした。

当日はまるでお空からおーちゃんが
仕掛けてくれているかのように
「どこも混んでいるね」と彷徨っていると
路地裏でハンバーグ専門店が見つかり、
会場は丁度貸し切り状態で
ゆっくりお話が出来、
その後は工房付きの
カップケーキの小さな店でゆっくりお茶、
と豊かな時間が流れた。

そのカップケーキの店で
実は俵万智さんのある短歌が
私の脳裏には浮かんでいた。

それは

”最後とは
 知らぬ最後が過ぎてゆく
 その連続と思う子育て”

子育てだけでなく
私達の人生は「これが最後」
と覚悟ができぬまま、
実は『最後』の瞬間を
繰り返し重ねているのだろう。

【補記】
(1)6/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を6/27付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2022/06/21(火) 上野の穴場スポットで
昨日の月曜は
ここ最近の検査結果がおおかた出て、
治療の段取りを言い渡される日だった。

だからその前日の日曜は
「落ち着かないなぁ」
と思っていたら中学からの友達が
義妹さんの骨折入院の退院付き添いで
奈良からこちらに帰省しているから
「会おう」と声をかけてくれた。
これはいつも以上に
ありがたいお誘いだった。

この友人はティーンエージャーの頃は
ひどく病弱で入院を繰り返していた。
そのせいか病人への寄り添い方を
よく心得ている。
22年前の私のがん宣告の時は
長期入院に便利な品々を
次々にさっと送ってくれ、
サバサバと話を聴いてくれ、
と本当にお世話になった。

今回もいの一番にメールすると
「手術の立会人が必要なら言ってね。
実家の片付けもまだ残ってるから」
と返信をくれた。

逆の立場だったら、
東京から奈良に「行くよ!」
と切り出せるだろうか・・・?
情けないことに
そんな申し出を私は思いつかないし、
今、意識に登らせても
算段を考えてしまう自分が
お恥ずかしい限り・・・。

そんな友人Y子は日曜の午後の
飛行機で帰るというので
上野で早めのランチを
文化会館の中の精養軒で。
開店と同時に入ったので
ガラガラだったが
出る正午は店の前は長蛇の列。

その後まだ時間があるので
園内のとっておきの(?)
穴場スポットにご案内した。
それは国際子ども図書館。
上野に詳しい彼女も
ここは行ったことがないと
言うので得意になる私。
(^^♪

広い公園の一番端にひっそりとあるので
都民でも知らない人が多い。
(国立図書館だから無料よ)
日曜の昼下がりなのに
画像を見てもお分かりのようにガラガラ。
駅前や園内の喧騒が嘘のよう。

百年以上前の建築物と
豊かな公園の緑を愛でながら、
館内の簡易カフェで
アイスコーヒーを飲み
しばしおしゃべり。

その中で彼女は
むくげの花が開いたように
目を見開いて
「今回は初期で見つかって本当によかった」
と言ってくれた。
それは妬みも羨みも競争も、
どうしてなったとかいう
問いかけも一切ない
笑顔とエネルギーだった。
そして再度
「手術の立会人は遠慮せず、
 ほんと、言ってね!」とも。

これらの言葉を聴きながら
私は半世紀前に一緒に業者のテストを
バックレたこと等を思い出していた。
そしてそうしたこと、
全てがひとつも「無駄じゃなかった」
と思った。
(#^.^#)

さて具体的な入院スケジュールは
昨日出たので、
また追ってお知らせ。
来月に1週間の入院。
22年前の半年にも及ぶ入院生活は
今や遠い昔話ね。
(;^ω^)

【補記】
(1)6/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を5/26付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2022/06/14(火) どこもかしこもリセット大作戦
4年前の昨日は母の告別式だった。
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2018&M=6&D=14

たかだか4年、されど4年。
元号が変わり、
マスク社会になり、
軍事侵攻があり、
最寄り駅は高架になり。

さて私の新たながん発見を
待っていたかのように
動き出したのは家の立ち退き話。

(このブログに何度か書いてるけど)
家の敷地は都の道路計画に
ぶちあたっている。
でもそれは現れては停滞し何十年・・・。
元々は美濃部知事時代からの持ち越し。
(↑それ誰?という人が多いかしらね)
(苦笑)

百合子知事になって少しずつ進み、
今では西側はずいぶん空き地。
職員は何度も我が家を訪問しているが
先日やっと具体的な計画や金額を持ってきた。

それに東側も先月末から壊し始めた。
だからここ数日は猛烈な騒音と振動、
それに砂ぼこりで洗濯物も干せない。
ちょっと大げさに言うと
瓦礫の中に立つ中本家。
(;^ω^)

「体も土地もスクラップ&ビルドね」
と思っていたら、
一昨日の夜、従兄のお嫁さんである
Kさんから久しぶりの電話。
正直米寿を迎えるお嫁さんの
お母様は膀胱がんを患っているので
何かあったかと思ったら
そうではなかった・・・。

その報せは私と同い年の従兄が
今冬脳梗塞で倒れ
足が不自由になったというものだった。

自分は全く違う病状だけど、
わが身と重ね合わせつつ
「親戚までもがリセット、
禊(みそぎ)大作戦だわ」
と思いながら話を聞いた。

Kさんは
「マサコさんは色んな意味で強いから。
 私もそれにあやかるように頑張るわ」
と言ってくれた。

いやいや強い人間なんて
滅多にいない(はず)。
少なくとも私は
しょっちゅうへこんでいる。

でもいつまでもへこたれているのは
好きじゃない。
根本的に色んな意味でケチだから
クヨクヨしてる時間がもったいない、
と思ってしまうタイプ。
(#^.^#)

そう、強い人というのは
自分の生き方を
大切にしている人なんだと思う。

私の昨日はPET検査、
明日はMRIと
手術前の検査が続いているが
行き帰りの時間で読書とか
美味しいものを見つけるとか、
そんな楽しみを意識して
小さくエイ・エイ・オ〜!、だ。
(^^)/

余談になるが
東側のアパート撤去の業者は
重機に「メソポタミア」
という文字が入っている。
全員とにかく外人で
土曜の夕方はペットボトルを打楽器にし、
謎の民謡を合唱して帰っていく。
(;^ω^)

【補記】
(1)6/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を5/26付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/

2022/06/03(金) 自分お土産で自分を慰撫
前回いなりもちのことを書いたが
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2022&M=5&D=26
私は無類の餅系の和菓子好き。
みたらし団子、求肥、桜餅、
羽二重餅、柏餅、麩まんじゅう、
すあま(西日本の方はたいてい?と言われる)、
豆子郎(これは山口の和菓子)等など。
書いているだけで唾液が出てくる。

さてアメブロのほうに書いたように
愛知の長久手市に先週末は
出張に行っていたので
私の中では餅系菓子に分類される
ういろうを自分用に購入し、
ここ数日は大事に開封中。

ところでそのアメブロの下のほうに書いたが
残した左胸の半年に及ぶ経過観察の
結果は桜、散る、だった。

22年のキャンサーサバイバー暦で
実は何度もこんなことがあった。
近いところでは一昨年の冬も。
でも今までは2,3か月すると
マサコ念力(?)で
その怪しい影は消えていたんだけど、
さすがに加齢なのか、
世の中の色々なことが重なってか、
強烈な乳がん体質なのかで
今回はそうはいかなかった。

腫瘍マーカーはあくまで
優等生並みに正常値なので初期
(のはず:苦笑)。

まだ詳細な流れは
来週に古巣の大学病院に主治医の
診断書を持って行くのでこれから。

でも結果が出たのでほっとしている。
だから冒頭に書いたように
自分用おみやげのお菓子を
楽しんでいるし、
よく眠れている。

22年前は「癌」という漢字さえ
怖くて書けず、
「再発転移」なんていう言葉が
浮かんだだけで思考停止していたので
それと比べると随分しぶとくなったと
自分をほめている。

思えば昨秋の毛虫の毛針事件や
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2021&M=9&D=27
今冬の足首の軟骨すり減り問題、
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2022&M=3&D=21
というように
「意地を張らずあきらめることが大事」
というレッスンが続いていたわ。

ういろうを食べながら
私は自分に「逃げるが勝ち、
ということもある。
一旦、あきらめよう、
急がば回れだ」
とやさしく言ってやっている。

【補記】
(1)6/1一言メルマガ発行
 『ONEパラダイム』配信

  バックナンバーはないので読み逃した方は
  直近号は下記(2)のHPトップで。
  
  今月号は土井善春先生のコメントからの
  一つの視点。

(2)6/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)認定トレーナーの開講日程 を5/26付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/


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