つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2022年3月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新の絵日記ダイジェスト
2024/04/24 風が吹き、雨が降り、花が咲く
2024/04/20 真面目な整体院
2024/04/12 桜と同じくらいに感動した「もしも〜」
2024/03/25 あんなにあんなに
2024/03/17 谷中へ

直接移動: 20244 3 2 1 月  202312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 月 

2022/03/10(木) きんつば
母はきんつばがなぜか好きだった。

私は浅草の芋きんは好きだけど、
あんこ系なら大福かおはぎ派。

でも母が亡くなってからは
きんつばをみかけると
ついふらふらと買ってしまう。

こんな自分の行動から感じるのは、
死者とは今ここに
いなくなった人ではなく、
不可視な姿で
この家にまだいる存在、
ということ。

つまり亡くなるということは
消滅ではなく、
姿を変え、
自分の中に
「宿り直す」ことかも。

でもそれは
いわゆるよく言う霊とか、
そういうのじゃない。

あえて言葉にすると
「死者への尊厳」。

そしてそれはこんなふうに
故人が好きだったお菓子を買う、
くらいの素朴なもので
いいんじゃないかな。

あえて言わせてもらえば、
本当の宗教って
そこを軸にしているべきでは?

画像はこの時期に毎年、
なぜかセブンにだけある
桜きんつば。

奥の写真は母が
生前大事にしていたもの。

小さかった母は、
母とそっくりな母
(私にとっての祖母、原爆で死亡)
に抱かれている。
近所の人たちとの松茸狩りだそうで、
戦前の広島の山では
松茸がザクザク取れ、
秋はアウトドアで
それをすき焼きにしていたそう。
私にとっては未知の松茸すき焼きの
香りと味をこの写真を見るたびに
想像している。

奇しくも今日は東京大空襲から77年、
明日は東日本大震災から11年という、
「死者への尊厳」を考えるのに
相応しい日。

【補記】
(1)3/1付でHP更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)認定トレーナーの開講日程 を2/27付で更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   https://ameblo.jp/oneself2012/


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.