つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2017/09/30(土) 忘れ種(ぐさ)の船
一か月前には思いもよらなかった展開の9月が行く。

「来年の今ごろは?」と思いながら父の遺品整理と
母の施設に頻繁に行くここ数日。
でも一縷の希望も見つめている。

覚悟と希望。
不安と楽観。

このバランスがすごく大事だという気がする。

これは別に家族の喪失だけでなく、
日本の国、そして地球の平和もきっとそうだと思う。
そしてこの両立が出来ない人は
闇に包まれていくだろう。

って、偉そうに書くけど、
自分は自信がない。。。

自信がないからまずは手足を動かしてゴミ出しと
外食はしないで料理をしている。

父の持ち物を色々処分する中で
ある人が父の引退の際に贈ってくれた銀細工の船は
唯一捨てがたい美しさで私がもらうことにした。
眺めていると心配や心の憂さを吹き払って
新しい港に船出してくれるよう。

さてどんな10月になるのだろう?

【補記】
(1)10/1より
   『がんから教わるワンショットセラピー』
   復刊!!
   
   アマゾンで買えます。
   上記の書籍名で検索してくださいませ。
   定価1,100円

(2)会社のHPを9/2付で更新。
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)9/26付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   http://ameblo.jp/oneself2012/

2017/09/25(月) 逆母親参観日
23日、春分の日は
母の施設の秋祭りに初参加してきた。

幕の内弁当を一緒に食べながら
職員の人たちの余興や
クイズ等を楽しむという流れだった。

前もって「行くからね」と言っておき、
メモ紙も渡していたが
母はすっかり忘れていたようで
行ったらびっくりしていた。
相変わらず沢山こぼしながら食べていたが
食はめっきり細くなっていた。

トイレに立った際に
廊下に貼ってある入所者の習字の中から
母の字を発見。
心なしかのびのび書いてあるように見えて
ほっと胸をなでおろす。

イベントの最後は看護学校の人達の
「花は咲く」の合唱だった。
母の背中を眺めながら
その歌詞を噛みしめていたら
不覚にも涙が流れた。

もう普通の親子関係の会話や
外食は望めないのだなと改めて思った。

そして「これでいいのだ。
私は私の人生を少しずつ味わおう」
と自分に言い聞かせながら帰途に就いた。

終わってしまったからこそ、
価値があることもある。
先に進んでこそ、
人生は長く感じられるはず。

【補記】
(1)HPコラム
  『がんから教わるワンショットセラピー』9/22付て更新 
  http://masako9.cocolog-nifty.com/blog/

(2)会社のHPを9/2付で更新。
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)8/29付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   http://ameblo.jp/oneself2012/

2017/09/19(火) 夜が楽しみ!?
毎年9月は自分へ
何かご褒美を買うことにしている。
それは誕生月だから。
誕生日をFacebookに載せると
おびただしいメッセージが届くという
アメリカ(?)的習慣は
私はさっぱり嬉しくないので
いつの頃からか日にち削除。
だから誕生日は秘密。
(#^.^#)

創業した30歳はバブルだったから
田中貴金属でゴールドのブレスレットを、
40歳も節目と言うことで
ブランドものの時計だったなぁ。
その後も例えば下記のように
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2011&M=9&D=26
とか
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2010&M=9&D=26
色々と買ってきた。

で今年はベッドのマットレスにした。
というのはテレビで
「マットを30年以上使っている人は
腰痛になる」というのをたまたま見て。
恥ずかしながらそうなので。。。
( ;∀;)

とはいえ父の急逝の数日前に
購入手続きをしてしまい、
亡くなった日の翌日に
お悔やみの電話や花が届くという
てんやわんやの中で届いた。

しかし夜になったら
寝るのが本当に楽で
これはこれで、また、よし!
と思っている。
画像のベッドの上に乗っているのは
数年前の両親からの京都旅行の土産。
もらった時は「なんと、悪趣味な。。。。
なんでもテディで作って」
と思って好きではなかったが
今となっては捨てるに捨てれない品。
心なしか最近の西陣テディは
嬉しそうに見えるのはなんでかな?
(#^.^#)

とにもかくにも
眠りは人を深い世界に
連れて行ってくれる魔法。
眠りは悲しみという
暗礁から解き放ってくれる天の計らい。

ちなみに買ったのは無印のマットレス。
品物が入るか事前に下見に来てくれて
古いのを下取りしてくれて
セットしてくれて、親切で大満足。

【補記】
(1)会社のHPを9/2付で更新。
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)8/29付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   http://ameblo.jp/oneself2012/

2017/09/16(土) まだ名付けられてない感情と共に
12日が父の本当に逝った日。
つまり告別式だった。

その後は香典の整理、
父の持ち物の整理(←これはまだまだ)
自分の差し歯が取れ、
風呂場の電灯が切れ、
買ったばかりの日傘を紛失し、
家の電話帳をどこかに仕舞いこみ。。。。
(トホホ〜)
あっという間に今日まで4日が経過。

写真は12日当日の夕暮れ風景。

この日は朝から狐の嫁入りで
火葬が終った午後に雨があがった。

骨壺を家に持ち帰り
母を弟と施設に送り届け、
弟の家族が帰って行くと
家の中は不思議な静けさに包まれた。
去年まで三人で暮らしていた家に一人。。。

なんにせよ数が縮小していくことに
人は一抹の寂しさを味わうが
家族の縮小はことさらだ。

でもこの日のやたらめったら力強い
夕焼けを見ていたら
寂しさとは別の気持ちもちょっと湧いてきた。

それは寂しさの
そのひと回り外側というところに
行けるんではないか?ということ。
それは日々の暮らし方ひとつではないか?
ということ。
(だから今日のフェイスブックには
常備菜というか酒のあてを
まめに作っている写真をアップしたのよね)

そこはきっともう少し今より明るくて
奥深い空間が広がっているような気がする。
早くそこに到達できるといいなぁ。

【補記】
(1)上述したように父が亡くなりましたが
   カード発送や認定書発行などの業務は
   通常通り行っています。

(2)会社のHPを9/2付で更新。
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)8/29付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
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(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
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2017/09/08(金) 白露の明け方の旅立ち
(Facebookには当日に書いたのだけど)
二十四節気の白露の明け方に父が急死。

朝5時半に自然に目が覚めたので、水を飲みつつ
目覚ましの鳴る6時まで「ちょっと横になろうか起きようか」
と考えていたら鳴り響いた電話音。
病院か施設からの「よくない連絡だ」と覚悟を決めて取ったら
父の病棟からで容態急変でなく「心肺停止」との言葉に
頭の奥がしびれつつも腹をくくってスタートした私の長い長い一日、
それが9月7日(水)だった。

病院の話では普通病棟に入った父は朝4時の見回りでは
数値は安定していたそうで次の5時半の見回りで
心臓が止まっていたそう。
誰も死に目にあえず、誰にも看取られずの旅立ち。
不憫な気持ちがこみあげるが、迷惑や心配されるのが
嫌いな父らしい天国への引っ越しだったとも思う。
1週間の入院だったのでそれも「家で死ぬ」と
言い張っていたからよかったとも思う。

Facebookに書いた私の一言を何名かの方が感心してくれたが、
あの表現はオリジナルでなく、下記の小説の中の
私の好きな一節。

オバアチャン ノ タマシイ
ダッシュツ ダイセイコウ

〜『西の魔女が死んだ』梨木香歩:著(新潮社)より〜

フェイスブックでは父の亡くなった直後に「大成功」と書くと
誤解を招いたり、諭してくる(?)人もいるかもと思って
「大成功」とはさすがに書けず、「脱出」としか書けなかったが
2日経った今は心底思う、「父の魂は地球脱出、大成功した」と。
きっと今頃ずっと痒かった湿疹から解放され、
足も自由に動いて大好きだった京都や故郷の
呉を飛び回っていることだろう。

「天国に迷わずに行けますように」
と書いてくれる人もいるけど、
私は「魂は迷うわけない」と思っている。

父の肉体は無くなり淋しいのは事実だけど
自分と父の魂はかえって近くなったはず。
だって魂と魂は距離やさえぎるものはなく、とても自由なのだから。

とはいえ終活度は幼稚園以下の我が両親で後始末が
もう天文学的な雑用の山。。。。。
と父の魂に愚痴を言っているこの2日間。
苦笑。。。

【補記】
(1)上述したように父が亡くなりましたが
   カード発送や認定書発行などの業務は
   通常通り行っています。

(2)会社のHPを9/2付で更新。
   http://oneself.life.coocan.jp/

(3)8/29付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(4)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」
   http://ameblo.jp/oneself2012/


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