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2017/05/21(日)
わが心 和ませたるや レモン菓子
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「姥捨山」の3文字が頭をよぎり、 それを打ち消しているこの2、3日。
というのは母の施設入所が急遽決定し、 金曜に病院から引っ越したから。 事がサクサク進んだ理由は 入っている病院がたまたま裏に 高齢者施設を持っていて空きが出たため。
「持ち物に全て名前を書いて用意」 とのことでオタオタしながらネームペンを買い、 母の箪笥から適当に見繕った洋服や靴下に 夜中に延々と名前を書いていたら 想像以上に落ち込んだ。
昨日は弟と父も引き連れて面会に行ってきた。 母はおそらく昼ごはんの際についたであろう ご飯粒を髪の毛から数粒プラプラさせながら お仲間(?)と話しながら 夕飯のためのおしぼりを 楽しそうにセットしていた。
これからは里心がつかないように 頻度高く行かないようにしようと思い、 しばし戦士(苦笑)の休息の日曜日。
先日カルディで買ったレモンクッキーを 食べてゆっくりする。 レモン色と酸っぱさに心がほぐれる。
カルディに行くと目移りしてしまって つい変なものを買ってしまうので 最近は迷ったら店頭に積んである 季節限定品を買うことにしている。 味も値段も大体間違いなしだから。 今回も当たり。 (#^.^#)
クッキーの丸い形と黄色つながりで 思い出した和歌があり今検索したら、 あった、あった。 千年以上前の人も思い悩むことは同じね。
↓
”わが心 慰めかねつ 更級や 姥捨山に 照る月を見て” (詠み人知らず:古今和歌集・787)
※意味:私の心は慰めようとしても慰めきれない。 この更級の姥捨山の美しく照る月を見ていると。
※説明:信濃国に住む男が 親の如く大切にして来た伯母を、 妻の誘いに負けて山へ捨てるが、 帰宅してから山の上に出た 美しい月を眺めて 痛恨の思いに堪えず 詠んだ歌と言われている。 更級(さらしな)は長野県の更級。 姥捨山は更級郡善光寺平にある山で 観月の名所。
【補記】 (1)会社のHPを5/1付で更新。 http://oneself.life.coocan.jp/
(2)この内容とはまた違う観点で綴る 「ワンセルフカードの広場」 http://ameblo.jp/oneself2012/
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