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2016/07/25(月)
分け合うお菓子とアシュラムのお話
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手ぶらで参加で全然OKなのだけど、 参加の際にお菓子を持って来てくださる方がいる。 ありがたく頂戴する。
持ってきた方は決まってはにかみながら 「一緒に食べたかったので」というようなことを仰る。 特に最近は「一足先に夏休みを取ったのでそのお土産」 ということでお菓子を頂くことが重なった。
実はお菓子を頂くたびに思い出す 昔、インド好きの友人から聞いた逸話がある。
幻の本(?)、 『あなたの中のあなたへ』 中本雅子:著(秋桜出版/私家版/1996年2月)に載せたので そこから抜粋。
↓
貧しい子供たちが生活しているアシュラムでの出来事。
そのアシュラムの長老が一人の子供にある日、 沢山のお菓子をあげたそうです。 その子は次の日も沢山のお菓子を その老人からもらいました。 ですから沢山のお菓子をもらう子供だということで、 その村で有名になったそうです。
ところが次の日にその子が行ったら、 もうお菓子をもらえなかったそうです。 そして次の日に行ってももらえませんでした。
何日かしてその子がまたひょっこりとやって来た時、 長老は山のようなお菓子をその子にあげながら、 「どうして、ここ数日、お菓子をもらえなかったか、 わかるか?」と聞いたそうです。
「わかんない」と答えた子供に 「最初のうち、おまえは沢山もらったお菓子を誰にもあげなかった。 でも私がお菓子をあげなくなってからの何日間かは、 持っていたお菓子をみんなにあげていたね。 お前にあげるとみんなにあげることになる。 だからお前にあげることにしたよ」
抜粋は以上。
このお話は実際の話なのか寓話なのか、 今となっては???になってしまったけど、 お菓子は一つの象徴と私は解釈している。
つまりアシュラムは私たちの生活。 お菓子はそれぞれが持っている有形、無形の豊かさ。 長老は神様みたいな存在。
休憩時間にお土産を分け合うという たわいのない時間だけど 私の頭の中には実は上記の話が しょっちゅうこだまして暖かな思いが溢れてくる。
いつも皆様、 優しい真心をありがとうございます。
【補記】 (1)会社のHPを7/21付で更新。
URLが4/25から変更になりました。 (プロバイダのセキュリティUPのため) http://oneself.life.coocan.jp/
(2)公開講座のカレンダー http://f.orion-angelica.jp/oneself_apply/#googlec
(3)この内容とはまた違う観点で綴る 「ワンセルフカードの広場」 http://ameblo.jp/oneself2012/
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