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2010/04/12(月)
「わが家の歴史」を観て
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金土日と三夜連続放送の8時間ドラマ「わが家の歴史」を観た。 久しぶりにちゃんと観たドラマだった。
三谷さんファンだからというのもあるし、 たまたま夕方に帰宅できる日が3日も続いたというのもあるし、 DVDを持ってなくて(*_*; ビデオ機能も壊れているアナログ生活と言うのもあるし、 昭和33年生まれの自分にとっては昭和39年までの37年間が 時代設定だというので親しみもあった。 (ドラマの中のぼろいアパートのドアに嵌っている菱形の硝子が 子供のころに住んでいたアパートのと同じで懐かしかった〜)
でもそれにも増して感じたのは 今までのこうしたドラマにありがちな重厚感がなかったからよかった。 あったのは、どんなことがあっても笑いと喧嘩と喜びで生きている さっぱりとした庶民の姿。
主人公の八女政子は愛人という立場なので、 時にはすごいお金持ちになったりするのだが、 最後は子供の運動会に行くのも大変なくらい 家計が困窮して終わる。 それでも飄々としていて恨み言を言わない主人公とその家族達。
それがやっぱりふつうの人間なのかもしれない。 戦争が起ころうと、終わろうと、 事業が大成功しようと、大失敗しようと、 大金が振り込まれようと、その貯金を持ち逃げされようと、 「おなか、空いたね」というのが人間の暮らしなのだ。
と、熱を入れて書いているのは やはり自分のことと大きな意味でダブルから。 会社を興し色んなことが21年の中で起き、今も起き続けている。 色んなものを得たし、失った。
会社やビジネスやお金が生まれることも歴史だし、 それらを失うことも歴史だ。
そんな流れに押し流されながらも 私が何とかこうして心をこめて仕事が出来るのは 何かのご縁で参加をしてくれたり、仕事を持って来て下さる人達の 不思議で大きな清々しい力によってだ。
誰かが私のセミナーや研修、セッションを心に残ったと 言ってくれるのと同じ理由で、 私もその誰かにすご〜く感謝をしているというか、 感謝せざるを得ない。
さぁ、もっとドラマの八女政子のように サバサバと恨み言さえもユーモアにしてやっていこう。 (といっても自分は愛人になるほどの器量も若さもないけどね)
越えられないものはくぐって行く気持ちで これからもやっていこう。
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