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2009/09/07(月)
脱・お手並み拝見
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今日は珍しく早く帰れたので、家で母と夕飯を食べる。 このところすれ違いだったせいか、 母は饒舌に近所のことや父の病状など、堂々巡りの話をする。 75歳だから仕方ないとはいえ、 相槌を打ちながら聞いてやるのはなかなか面倒。。。
しかし母は聞いてもらっていて気分が良くなったのか、 政権交代ということまで、話の風呂敷を広げだした。 わかったように「まぁ、お手並み拝見だね」と民主党のことを話す。
お手並み拝見。。。 本当にいやな言葉だ。。。
自分は別に鳩山さんのファンでもないし、 民主党の肩を持つわけでもない。 でも少なくとも私も母も、そして国民の大半が 自分で「民主党」と投票用紙に書いたのだ。 そのことをもっと自覚すべきだと、 年老いた母を前に論じ始めたが、途中でそれはやめにした。
どうも自分が「お手並み拝見」という波をかいくぐって この仕事をなんとか続けてきたのだということに 風呂に入っていて気付き始めた。 だから自分とオーバーラップしてしまったようだ。 小さな研修、セミナー会社はそんなエネルギーを受けつつ、 でも真心をもった方々に支えられてなんとか続いているのだと 思い至ると改めて感謝の気持ちが湧いてきて、 鼻の奥がツーンとしてきた。
少なくとも私は人や組織に関して、 「お手並み拝見」という立場をとらないよう、 これから気をつけて生きていこう。
お手並み拝見でなく、お互い様だ。 お手並み拝見でなく、自己責任だ。 お手並み拝見でなく、共同創造だ。
日本はお手並み拝見でない、 もっとよい文化や風習、伝統、国民性があるのではないか?、 というちょっと小難しいことを考えたい夜。
あすは久しぶりに休み。 でも朝から月に一度の自分のがん治療のための病院だ。
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