つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2009/01/31(土) ガクトに学ぶ会話のセンス
今日はすごい強風だったな〜。
有明に病院ボランティアで朝から行ったが
生まれて初めて(?)無重力状態のような
体が浮き上がるほどの強風を体験。ちょっと怖かった。

さて、メルマガに書こうと思っていたネタだが
オフィスの引っ越しや出張で2月はいつ発行できるか?と
書いてしまったので、忘れないように日記に書いておく。

だって、なかなかよい質問の答えと遭遇してしまったから。
それはこの間の1/25(日)の新堂本兄弟にゲストで出ていた
ガクト(Gackt)の受け答え。
この番組は日曜の23時15分なので、ついつい見てしまう。

Q「10年後、自分はどうなっていると思いますか?」

普通、こういうのはどう答えます?

自分はどういうかな〜?、って思っていたら
ガクトの答えは

「まぶしくて見えない」

いいね〜!、
私もこういうふうにユニークな変化球で会話ができたらいいな〜。

さらに続いていた磨きがかかる受け答え。

Q「あなたにとって一番の贅沢は何ですか?」

ガクトだから、高級車とか別荘とかと
言うのだと思ったら〜!

A「自分がしたことに喜んでくれている人の笑顔」

たしか最後は
Q「いつも肌身離さず持っているものは何ですか?」

A「男としての誇り」

これもモノでないものを答えるという、締め方。

天職だと思う仕事についている人の会話って
やっぱり聞いていて気持が落ち着くし、興味深いな〜。

って、私は彼のファンでもなんでもないし、
芸能人のトーク番組なんてシナリオがあるのだとも思うけど、
そんなことを差っ引いても
磨きぬいた会話のセンスだな〜。

そういえば、セミナー進行のための見本用にと
今年のスピリットマップは
年末に実は何枚もざっと作ったのだが、
一番、自分のだと思えるのは紫を下地にしたもので
その中の言葉に「コミュニケーション美人」という
キーワードがあった。

明朝は2009年版としては最後のスピリットマップセミナー。
http://homepage2.nifty.com/oneself2001/schedule/coaching.html
おかげさまで一応満席。
風邪などでキャンセルがいくつか出たが、
キャンセル待ちの方もいて、ありがたい限り。

2009/01/27(火) 道元の帰るところは
今日は昼間の時間が空いていたので、
仕事関係の方から頂いていた招待券で、
映画『禅』 http://www.zen.sh/ を見る。
3枚いただいたので同業者を誘い有楽町でランチをして鑑賞。

ご招待の映画鑑賞とはいえ、宿題付き。
それは「この映画の正直な感想を語って下さい」というもの。
というのは、チケットを下さった方はこの映画の制作関係者。
だから勿論ヒットをもくろんで作ったそうだが
今月の10日に封切られてから予想以上の大ヒットだそうで、
この時代になぜこの映画が人々に受けるのかを知り、
次なる作品の方向性を見極めるのだそう。

平日の昼間だから平気でしょと軽〜い気持ちで、
でも1時間半も前に映画館に行ったのに
3人並んで座れる席は最後列の1か所のみとのことでビックリ。
シルバー世代がほとんどの満席の中で鑑賞した。

友人二人は禅の開祖、道元の生きざまに真っ向勝負で挑んだ
この映画に大感動して、相当に泣いていた。
自分は日本史に疎く
「道元って、へぇ〜、あの有名な永平寺を作ったの〜」
という認識くらいなのでそこまでは感動しなかったが、
見終わってから居住いをすくっとしたくなるような
そんな映画だった。
音楽が宇崎竜童でほどよく斬新でありながら
美しい日本の風景と合っていてよかった。

一番印象に残ったのは
時の執権、北条時頼が滅ぼした政敵の悪霊に悩んだとき、
命がけで道元がそれと対峙したので、
時頼が感謝して鎌倉の広大な土地を見せて
「ここにお前の仏法を広げるための寺を建ててやる」と言うが
「道元が帰るところは、越前のあの小さな小さな永平寺です」
と清々しい笑顔できっぱりと断るところ。

自分は小さくて頑張っているものが大好きというか、
それを信条にしているところがある。
って、大きくしようにもならなかったわが仕事、わが会社。
でも奇跡的に続いていることへの喜びと自分への祝福が重なり、
そのシーンは涙があふれた。

おりしも自分の会社が来週くらいに引っ越し予定。
(でも今の近所よ)
実はおととしの夏からずっと物件を探していたのだが
決まりかけると
「なんだかわかんない仕事だ」と言われることもあり
結構傷ついていたので、
そのことと道元様の姿が僭越だが重なってしまった。

道元は最後死んでしまうのだが、
「死の瞬間まで人は人と力を合わせることができる」という
生きざま、死にざまだった。
ほんの少しでも近づきたいな〜、なんて壮大なことを考える晩。

画像は少し前のパステル教室で習った自画像観音。

2009/01/22(木) うち日和で思ったこといくつか
今日は実質は休み。

ちょうど冷たい雨なんか降ってきていて、
咳もまだコンコンと出ていて、
いかにも、うちにいても罪悪感を感じない、
よい日和とひそかに喜ぶ。

いちおう、朝から自室で
パソコンで遠い仕事、近い仕事と少しはやったけど、
何か生産的に「やったぞ」と胸をはれることは何もなかった。

ま、そういう日もあってよいか、と
私は私を許してやる日。

だらだらと
オバマ大統領のことでもちきりのテレビも見てしまった。

オバマさんのことで思ったこと、二つ。

一つは
オバマさん、なんか痩せたな〜、って私には見える。
顔の色も選挙活動の日焼けもあるかもしれないけど
妙につやのない黒さだな〜、って見える。
お疲れが出ませんように。
って、自分の心の投影でそう思うのかなぁ。

もう一つは
アメリカが世界の頂点とか、トップに返り咲いたとか
しきりにマスコミは報道しているけど、
要はほとんどすべての国は一番じゃないんだよね。
それでもいいところ、ほかの国、いっぱいあるじゃん。
って、これも自分や自分の会社と
心がダブってしまった見方だけど。

写真はちょっと前のもの。
12月の仙台スピマのついでに行った松島の写真。
太平洋に小さな船でドンブラコ〜って漕ぎだしているところが
今の心境とリンクしたので貼ってみた。
というのも、ビジネス街の家賃がいま、底値なんで
オフィスの引っ越しを検討している、
ワンセルフという舟が少しずつ少しずつ、でも進み続けている。

2009/01/18(日) 暗いニュースの波間で
水曜に起きた中大の高窪教授事件は
私の大学時代のゼミの先生の息子さん。
お父様の高窪利一教授も生徒に対して、
非常にきさくで、親身になってくれる先生だった。

私は夜間部だったのだが、
何だか間違って転部試験に受かってしまい、
偏差値がまるで違う人達と
中途からクラスメートになってしまった。
「趣味もなにもない人間が総合マンモス大学で友達を作るには
どうもゼミに入らないとならない」という結論に至り、
一番授業がわかりよさそうで、優しそうで、
マスクもよい(当時イケメン好きだった私)、
お父様の高窪ゼミに一応、
作文の試験を受けて何とか入れてもらった。

しかし、商法というのは、とんでもなく暗記モノで
(って、法律はどれもそうなんですけど)
全くわからなくなり、とてつもない落ちこぼれになり、
進路相談から人生相談まで、よく世田谷のお宅に伺っていた。
(当時は千歳船橋がご自宅)。
今思えばすごい図々しい話なのに
一度として面倒がったりせず、先生は毎度、
「君はなんか、ある。がんばりなさい、必ずなんか開くよ!」
と 言葉をかけてくれ、
それが心の中で灯りをともし続けたように思う。

そこで今回の息子さんにも何度かお会いしていた。
お母様が確か元・ミス渋谷でその血をひいて
昔からハンサムだった。
そして先生は女生徒、誰にでも言うのだが
「最悪はうちに嫁に来る道もあるさ」と冗談を言っていた。

だから先週起きた事件は気になって、
ついついニュースを見てしまう。
そしてそのたびに恐ろしくなり、
ニュースの暗い波動と境界不良になっていく私。
いかん、いかん、。。。。。

そんな中、今日はつるみさんと思い入れたっぷりに計画をした
コラボ企画「スピリット・マップ」セミナーの3回目。
日曜の朝、ニコニコ笑顔の天使のような参加者が集まり、
色と言霊のシャワーがたくさん渦巻く時間が流れた。
ランチにも全員で行き、しばしおしゃべりをした。

その後、オフィスを掃除し、メール仕事をし、
曇天の中をとぼとぼと一人帰ると、
近所で石鹸のようないい香り。
くんくんくん。
なんだっけ〜?、この香り。
角を曲がると満開のロウバイと遭遇。

圧倒的な黄色い色と梅特有のまっすぐな香り。
近くで見ると小さくて素朴なこの花が
なぜちょっと離れてみると圧倒的な潔さを持っているのだろう。
日常生活にもこの冬空に向かって咲く
ロウバイのようなものがないだろうか。
その存在が凛として、楚々として輝き、素晴らしく見えるもの。


蝋梅が
教えてくれた
忘れろと

蝋梅の
黄色が示す
進む場所

2009/01/13(火) お元気のことと思います
年賀状の整理をしていてふと思ったこと。
それは、年賀状の添え書きって、難しいな〜、っていうこと。

自分も出すときに一言書くのがエチケットみたいな思いがあるので、
書こうとするが、だいたい「お元気ですか」みたいな
ありきたりの文言になってしまう。

もらったので気になったのは
「おかげんいかがですか?」という添え書きが数通あったこと。

ひねくれ者の私としては
「がん=死、と、
この人はいまだに思っているのだろうか?」と思い、
さらに
「元気だろうと、なかろうと、おかげんいかが?
 っていう新年の挨拶はがんを患った人には嬉しくないな〜」
と反応してしまった。

いいな、と心にヒットしたのは
「お元気のことと思います」という文章。
元気でいることを前提にしてくれていて、
たとえもしそれが外れていたとしても、
今の私にはその言葉が一番うれしいな。

苦笑してしまったのは年賀状ではなくメールでの年末のあいさつで
「ご活躍でしたよね?」というのがあった。
「!」としようと思ったのを間違えたのかな?
「?」だと、
「私は知らないけど、どっかで活躍してたんでしょうね」
と皮肉モードになってしまうよね。
自分も特にメールは、てにおはなどがめちゃくちゃになるので
気をつけようと思った。

さてさてそんなことをつらつら思いながら
今日は久々休み。
そしてワンセルフカードの増刷分が届いているので
仕分けをやらねばならぬ〜。

すでに手に入れた方々から感想メールもぽつぽつといただく。

”ともに心の深いところ、浅いところ、
いろいろなところに行きましょう〜!”という思いで
とにかく仕分け&セット作業にこれから入ります!!

2009/01/03(土) お篭り正月が過ぎていく〜
12月29日に地元のカラオケ友達Tちゃんと午後の明るいうちから
歌い、飲み、しゃべり。。。。
それまでは確かに元気だった。

翌日、何か調子悪いと思いつつ大掃除をして買い物に行った。
その後どんどん風邪気味になり、
寝たり起きたりで日々が過ぎる。
買い込んでいた本を何冊か読んでおもに布団の中で過ごし、
どこにも行かないし、友達とも会わなかった私の正月。

「大変でしたね」とか「大丈夫ですか」とか言われそうだが、
こういう暮らしが実は結構好きな私。

本の森を入っていくと、いつしか思考の海を漂っている。
その中で昔のことを思い出したり、
はっと何かに気づいたり、また忘れたり、
高波にもまれたり、凪いだり。

そんな中、怒涛のように来たのがメール。
それは自分のメルマガに
ワンセルフカードの読者プレゼントを掲載したら(12/29号)
http://archive.mag2.com/0000073726/index.html
たくさんの方から応募と共に励ましや
「長いこと、読んでますよ」のメールが届いたこと。
読みながらうれしく励まされ、そして気持が引き締まる。

朦朧とした頭で見た紅白や
2008年のニュースなどから学んだことは
「生き生きしているものはすぐに腐っていく。
一番あとまで残るのは、
案外、とっくの昔に古臭いと片付けられていたもの」。

自分の仕事も、メルマガも、書くものも
(一応、まだ雑誌「がんサポート」の連載が続いてます)
目新しさを追いかけず、人の記憶の中に
静かにでも何か残っていくものを作って行けたらと思う。

明日が私の仕事始め〜。鼻声だけどほぼ回復。

追記:
(1)朦朧として読んだ本のよかったもののベスト1を
   1/5発行のメルマガで紹介するため今、書いてます。
   よかったら読んでね〜
(2)写真は卒業生であり13の暦の先生、hiroeさんに
   いただいたマヤのお土産をお正月から飾ってみた。
   見てるだけで元気になります〜!


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