つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2008/07/22(火) 東京すぴこん感謝、そして…
東京すぴこんが昨日(21日)、無事完了。
すぴこんは地方すぴこんも含めると多分9回目の出典。
でも今年は初めてでちょっとブランクが空いていたので
前日までは緊張していたが、蓋を空ければ
セミナーも出典ブースも満席で濃く喜びに満ちた1日だった。
たくさんの有形無形のサポートチームに助けてもらったと思う。
来場者も1100名だっそうだ。感謝。

すぴこんが終わってから夕陽を浴びつつ、
一緒に出た卒業生やセミナーのサポートで朝から来てくれた卒業生や
後片付けに駆けつけてくれた卒業生(要は全部、卒業生ね)と
共に会場近くの辛い辛い韓国焼肉屋に入る。
今年の私の今後のすぴこん予定を話し、
そしてがん検査のとりあえずのオールクリアを喜んでもらい
もりもりと食べビールをぐいぐいと飲んだ。

一つのキャラバンが終わってまた次が始まる、という感じ。

そこでまた会える人がいる。
そしてもう二度と会わない人もいる。
いつの間にか去る人、すれ違いだけの人。
そしてもちろん、不思議な縁で親しくなっていく人。

私はそれらの人々と挨拶を交わしながら
どんどんと自分の中を掃除してもらっている気がする。

そんな気持ちで清々しく朝、目が覚め仕事の支度をしていると、
携帯が鳴り、卒業生のある方が昨晩遅くに急死したことを知る。
32歳の若さだった。

実はその方はこの1ヶ月、体調を崩して入院していたのだ。
お見舞いにはそれまで2回行っていて「回復している」と聞いていた。
でも19日(土)に私はなんか胸騒ぎがして
午前の癌研のボランティア当番が終わってから、
オフィスでは個人セッションがあったが
その合間にと思って、必死にダッシュで西新宿の病院に走った。
土曜は最高気温が約34度の暑さで「なんで自分は走っているの?」
とクラクラしながら…。
そして訪ねてみれば、本人は拍子抜けするように元気だったのだが、
その2日後に天国へ旅立っていたのだ…。

流れていく川のようなものを見つめながら
進んでいかなくてはなりません。
そして生きていけるところまで、生きていかなくてはなりません。

2008/07/10(木) 女性の先輩とお会いして思うこと
今日は重い腰をあげて、ずっとご挨拶に行っていなかった
ビジョンダイナミックス研究所
http://www.vdi.co.jp/
ビジョン心理学ジャパン
http://www.povj.jp/aboutus.html
の栗原弘美さんにお互いの仕事の合間を縫ってお会いしてきた。
弘美さんはビジョン心理学の日本の総本山というような存在。

弘美さんとは10年以上前に知り合い、
彼女のご縁で私はセルフ・セラピー・カードに遭遇したので
仕事そして、いのちの恩人。
色々と私の噂(よき噂?)は
伝わっているようで喜んでくれていた。

たくさんの講師、トレーナーとお会いしてきたが、
彼女は人の成長、前進をとても祝福してくれる人の一人。
私もそんな存在でありたいと思う。

このところ、この日記に書いているが、
女性の人生の先輩方とお会いし話をすることが多い。
それぞれに独自の人生哲学を持ち、自分の道を歩む人々。

その中でも今日、お会いした弘美さんの、
人の成長を喜ぶ笑顔は天下一品だ。

神様、私もどうかそんなふうなことを忘れませんように。
忘れていて人の成長を喜ぶことにおざなりになっていたら、
今日の日のことを思い出しますように。

色々なところに何回も何回も書くが自分が馬鹿タレなんで
忘れてしまいそうになるので何度も書くが、
人間は死ぬときは、お金は勿論、
家も家族も物も何一つ持っていけない。
自分のお気に入りの服も指輪も鉢植えも何一つだ。
持って行ける唯一のものはきっとこの世で過ごした思い出だ。
悪い思い出というのもあるにはあると思うが、
そんなものさえ死ぬときには「良い思い出に変わったねぇ」と
なるのだと思う。

とにかく「出会ってよかったなぁ」とか
「あの人に会えてよかったぁ」というものを創って行くしかない!、
とまた深く決意した今日であった。

2008/07/09(水) 美しく、そしてガハハと
七夕の7日は、卒業生の方の会社が主催する
パーティーにご招待頂き、 イソイソと友人であり
同業他社のHさんを誘って仕事帰りに出席。

ペアでご招待というときに、
パートナーのいない身の寂しさよ…。
そして、すぐに応えてくれる友の存在のありがたさよ…。

会場はホテル・ニューオータニの40階。
あいにくの曇り空だったが、暮れていく都会の空の色と
ネオンの輝きで、天空レストランの醍醐味を堪能。
上等なワインはわんこ蕎麦のごとく、
タイミングよくホテルの人が
ついで下さり、乾杯前から私はガンガンに飲んでいた。

だって、オープニング挨拶が長いんだもの。。。。
45分以上やっていた。。。。。 (@_@;)
そのスピーチの主は誰かというと、
その会社の社長ではなく、
品川庄司の品川祐(しながわ ひろし)のほうのお母様。
その会社のトップ・アドバイザーでその日の主役だそうなので、
仕方ないけどね。

自分も演説していると気持ちよくなるから
「気をつけよう」と思った。

なんでもそのひろしのお母様はその日、
68歳のお誕生日だったそうな。
美容の専門家だそうで、綺麗でシミ、皺がない。
腰がちゃんとくびれている。えらい!

彼女の波乱万丈の人生を豪華なドレスを揺さぶらせながら
身振り手振りで豪快に語り、ガハハと笑い飛ばしていた。
下品にならない、きわどいところをキープしていた。
女は最後は生き様で決まるな〜って、再確認。

お料理はビッフェ方式だが、さすがに老舗ホテル。
もうどれも美味しすぎ。
特に子羊の岩塩焼、カツサンド、フォアグラ入りコロッケ。
必死でお替わりしに行った。
デザートもものすごい量と種類があったが
夜も更けてきてちょっと怖ろしいので、
セーブしてゼリー類のみにした。残念。

パーティーの主役から学んだことは
・演説は短く(^^ゞ
・女性の内面からの美しさと
 豪快なガハハは共存するのだということ
・最後までやりぬくこと(美容を追求し、
  国際魅力学会というのを推進されているご様子)

2008/07/04(金) 春樹氏風ハンバーガー
どんなに備えても予想外のことが起きるのが人生。

これを言ったり、書いたりするのは簡単だけれど、
実際に体験し、体で実践することは本当に大変だ。

このところ、どちらかいうとネガティブ予想外事件続きで、
へこむ。(^_^;)

たとえば

ある人とある人の架け橋をしたのだが(したつもりだったが)、
片方がアポイントを間違え、実際はもう片方にご迷惑をかけ、
私の顔までつぶれた(感じがする)。

次の本の企画はあきらめていたとはいえ、正式に
「最後の役員会議で撃沈、残念」との
正式報告が来て悔しさ倍増。

コラム連載している雑誌「がんサポート」
http://www.evidence-inc.jp/ で初の駄目出し2回。
そして挙句に編集者のミスで来月号には載らない事態に…。

日頃は「ありがとう」が大事だと言っていた人が
「雇ってやっていたんだ」と
周りの人のことを言い出してビックリ。

などなど。。。。 (ーー;)

さて、そんなときは「おいしいもの、肉を食べるに限る!」が
私のポリシー。
(がん患者だけど、いいのっ!、肉が好きっ!)

仕事の打ち合わせで行った青山一丁目で路地裏を
フラフラと歩いていたら本格的なハンバーガー屋、発見!!

こよなく愛し何度も何度も擦り切れるまで読む村上春樹氏の
小説のいくつかの中で
『ダンス・ダンス・ダンス』(講談社文庫)の
暗記(?)してしまうくらい好きな文章。

“肉がかりっとしてジューシーで、
トマト・ケチャップがとことん無反省で、
美味しく焦げたリアルな玉葱のはさんである
本物のハンバーガー」

本筋とは直接関係ない食べ物の描写だけで
読者の心映えを変えてしまうってすごいと思う。

そして、入ったお店のハンバーガーは高額だったけど
まさにこの描写、そのものだった。

ちょっと元気になってきたと、今日の夕焼けを見て思う。

追記;こんな精神状態のときに、今週、映画「告発のとき」
   http://www.kokuhatsu.jp/ を観てしまったのも
   よくなかった。よい映画です。でも重いです。。。


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