たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2012/10/31(水) 木の香ただよう梼原町役場
雲の上の町ゆすはら・梼原町総合庁舎に着いたのは午後1時過ぎでした。まず驚いたのが庁舎の外壁はすべて木材使用でした。中も町内産木材が使われていました。新建材はないのです。表玄関のある南面は「大型スライディングドア」(飛行機の格納庫と同じ)で、天気の良い日はこの大扉を全面開放するとのこと。素晴らしい風と光の訪れが楽しめることでしょう。南面の東と西から(大扉が閉まっていても)外気の新鮮な空気が取り入れられ、地下のクールヒートチュウブを経由し、天然のエアコンで冷暖房されています。庁舎内に入ると大きな4本杉の角材による組柱と格子状に組み合わさった重ね梁という豪勢さです。眺めも見事ですが、同じく我々を出迎えてくれる木の香りが素敵でした。町長室には桧が使われているとのことです。もちろん柱も梁も集成材です。複層ガラスを組み合わせた木製サッシもやっぱり町内産で余分な日射エネルギーをカット。省エネ万全の対策です。もちろん庁舎の屋根には太陽光発電システム(積雪を考慮した屋根一体型)を搭載しています。発電量は80kwhで国内最高クラス。このような自然エネルギー活用満載の庁舎内の議場で梼原町の先進的自然エネルギー活用の取り組みについてお話を聞きました。

2012/10/30(火) 太郎川公園で昼食(2)
四国はお接待の町だと思わせられたのが「茶堂」でした。広さは2間に1間半。3.6mに2.7mという小さな木造平屋建てです。かやぶき屋根に板敷きという質素な造りですが、旅人に茶菓のお接待を地区民が輪番でおこない、旅人をお持て成ししたといいます。これは遠く京の都や江戸の文化や政情を探る効果を併せ持たせたといわれています。坂本竜馬脱藩の手助けをし、宿泊させ、脱藩の道を歩ませた人と歴史はこんなところにも顔を覗かせているのかも知れません。梼原町で最初にわれわれを出迎えてくれたのが千枚田。棚田が美しく刈り上げられています。採り入れした稲を天日干しをしている田んぼもありました。引き続き、国道197号線を進むと昼食の予定地、太郎川公園の入り口にある藁ぶき屋根が見えてきました。メインは地元で採れた手打ちのそばです。太郎川公園でゆっくりする暇はありませんが、ここには藁ぶき屋根の民家(隠居所を移築)、茶堂、草スキー場、花見広場、キャンプ場、地熱利用の温水プール、水車小屋など自然と触れ合う施設がいっぱいあります。さて、昼食は「脱藩定食」でしたが、近所でとれた野菜中心の煮もの、焼ものにそば。そばはほんの少し小麦粉をつなぎに入れた太くて、短くて、大きさも長さも不揃いな色の黒いそばでした。田舎満喫の美味しい昼食でした。太郎川公園をゆっくり見ることなくわれわれは梼原町役場をめざしました。

2012/10/29(月) 太郎川公園で昼食
26日午前8時30分、岡山市を出発したわれわれ再生可能エネルギー視察団一行は高知県梼原町へと向かいました。総勢27名の参加でした。小水力発電は日本海側に電力会社が、風力発電も日本海側の風の強い所に。メガソーラーは福山に3MWを中国電力が、愛媛に2MWを四国電力が設置、運営している。金額的にかなりのボリュームとなるので普通の人たちが設置運営するのはなかなか難しいようです。しかし、地球温暖化防止のためにも再生可能エネルギーの普及は大切ですから、市民が少しずつでも持てる力を寄せ合う必要があると思います。そうした立場から梼原町の取り組みが参考になれば、と思い、わたしは参加しました。
最初は梼原町の隣町にある葉山風力発電所を「あの山の上にはるかに見える風車が葉山風力発電所」だとの説明を受けながら望みました。旧葉山町に設置された葉山風力発電所は2006年に大阪ガスの子会社により20基設置されたとのこと。耐用年数は法的には17年、実質20年は大丈夫とのことでした。1000KWが20基なのでとても車での搬入が難しく、大型ヘリで山頂まで運んだそうです。総工費49億円、1基約20億円。メンテナンス費用は1基50万円もあればOKだとのこと。意外と風力発電のランニングコストは安いのだなと思いました。バードストライクは猛禽類が多く、渡り鳥などはコースを変えて飛来するようです。低周波公害は風車から500〜600m離せばOKとのこと。1KM離れていれば問題は起きないそうです。・・・などなどお話をしているうちに梼原町の太郎川公園に到着いました。

2012/10/28(日) ゆすはら町に行っきました
26、27日、二日間の日程で環境先進モデル都市に指定された高知県ゆすはら町へ行ってきました。同町は風力発電、小水力発電、木材ペレット利用の冷暖房、太陽光発電など環境面で先進的取り組みを進めてきました。併せて、木材活用、教育力強化など総合的街づくりを推進しています。風車は標高1400mの四国カルスト台地の尾根にありました。2基の風車の周囲は牧場。牛たちが石灰岩がむきだしになっている間の草をのんびり食んでいました。この日は丁度メンテナンスの最中で作業員が懸命に作業をしていました。平均風速6m以上が風力発電建設の目安であるとのこと。この地は風速7m。発電効率がよく、成績抜群だとのことでした。見上げれば空を貫くように塔が立ち、大きな羽が3枚備わっています。この羽で発電機を回すのですから、羽が空を切る音もなかなかのものかなと推測されます。しばらく、ゆすはら町の事業と伊方町の風力発電を視察した内容をご紹介しようと思います。お楽しみに。

2012/10/25(木) イタリア人の勇気
イタリアでの地震裁判が世界中に波紋を投げかけている。2009年イタリア中部地震(死者300人以上)に対し、安全宣言めいた発言をした学者らに刑事罰が課されたのだ。検察は「科学者らの報告がなければ犠牲者はもっと注意深く行動したはずだ」と禁錮4年の刑を求めて7人を提訴した。これに対し、判決は求刑を上まわる禁錮6年の刑を言い渡した。科学者ら責任ある立場にある者の言動に対しての責任罰及び求刑を上まわる刑事罰という2つの点で異例の判決である。行き過ぎだとの批判も強いが、わたしは今後の司法分野における重要な視点だと思う。津波の高さは想定外だと言い逃れする学者や行政関係者たち。原発は安全だと建設を推進してきた学者、行政関係者、推進白アリグループら。岡山市の災害対策として重要な市街地中心部の学校跡地を民間に貸与する高谷市長はじめ、行政関係者や財界・県OBなど。わが国はみんな責任をとらないでもいい無責任天国だ。学者の中の多くは国や行政から求められた意見につき、国や行政の意に沿う意見を述べる。出世やお金がみなからむ。裁判所は国や行政の意に沿う判決をだすのが通例だ。ベテラン弁護士は一様に「国や行政を相手にするのですか。勝ち目はないですよ。よっぽどのことでない限り」と言う。わたしは勇気あるイタリア人の勇気にエールを贈りたい。学者は真理を追究する真の学者であれ!裁判官は正義を貫く裁判官であれ!行政のトップをはじめ行政マンは市民の生命、財産を護るという本来の使命を全うする行政マンであれ!と。

2012/10/24(水) リオ・16年オリンピック開催
2016年8月5日から17日間、ブラジル・リオデジャネイロで夏のオリンピックが開催される。ロンドンよりも競技種目が2つ増えるリオ五輪。その種目はゴルフと7人制ラグビーだ。五輪の準備でリオのカーニバルで世界的に有名な街が槌音とともに変わりつつある。2年後の2014年のサッカー・W杯の開催地でもあるリオ・マラカナン競技場には開会式、閉会式のための工事がおこなわれている。メーン会場となるバハ地区では選手村、五輪公園を建設中であり、体操や水泳など半分以上の競技がおこなわれる予定。コパカバーナではビーチバレーやトライアスロンなどがおこなわれる。デオドロも含め4カ所で競技がおこなわれるが交通渋滞が深刻なリオは今地下鉄やバスなどの公共交通機関の整備にも着手している。宿泊施設は現在3万余室。16年までに1万室増やすという。予想される訪問客50万人に対応できるかどうかは大きな課題の一つと言われている。おおらかな国民性の南米人のもつ弱点はそのおおらかさと麻薬組織だという識者もいる。おおらかなるがゆえの運営上の問題と麻薬組織間での抗争で昨年の殺人件数は1421件もあったという治安の問題だ。しかし、間違いなくリオは建設の槌音高い建設ラッシュに沸いているのだ。この効果がどれほどの効果となるか、かつての東京や北京のように国の経済を飛躍させるほどの力となるかどうか、ブラジル・ルセフ政権は正念場を迎えている。女性大統領の細やかさが発揮されれば成功疑いなしだとわたしは思う。

2012/10/23(火) 中国に続け!アマゾン特区
熱帯雨林のアマゾンの真ん中にある工場が群集する街、マナウス(アマゾナス州都)はサンパウロから飛行機で4時間弱。法人税や輸入税が減免されるため世界の企業の投資が続く。ホンダは早く(1976年)から進出し、2輪車を年間200万台生産する能力を有する。もちろん世界最大の工場で従業員数約1万人。ソニーはデジタルカメラや液晶テレビの拡販で3年後の目標を今期の2倍に引き上げたという。韓国のサムスン、LGとの競争に勝ち抜くために、ブラジルでの投資をこの3年間で5億レアル(約190億円)おこなうという。一方、ブラジル国内企業もすそ野を広げ、成長している。国営石油会社ペトロブラス、国営から民営化された鉱業ヴァーレをはじめ製造業、化学品分野でも注目すべき企業が増えているという。例えば、航空機メーカーのエンブラエルは米ボーイングや欧州エアバスと競合しない小型ジェット機を製造。日本では日本航空とフジドリームエアラインズ(静岡市)が導入しているという。バスの車体メーカーであるマルコポーロはメキシコ、南アフリカ、インドなど海外生産のための拠点ももつようになっている。化学品大手のブラスケンは植物由来のプラスチック原料での技術力が売り物。CO2(二酸化炭素)を排出しなため環境を配慮する企業からの注文が相次いでいるという。だが、足元のブラジル経済の減速(消費の落ち込み)により
ブラジル国内企業は苦境に立たされつつあるという。さて、ブラジル経済の立て直しは2016年開催予定のブラジル・リオデジャネイロ五輪で可能だろうか。

2012/10/22(月) 三井物産の対ブラジル戦略は?
三井物産はブラジルでの農業生産そのものに乗り出した。2011年5月、ブラジルで農業事業を営むマルチグレインを約470億円で買収したという。同社の保有面積は東京都の面積の約半分というから驚きだ。約1300人の労働者が大豆、綿花、トウモロコシの作付をし、販売先に安心感を与えようとの工夫、努力をしているとのこと。例えば、米国では生産が減少している非遺伝子組み換え大豆についていえば、日本の豆腐や納豆の生産業者は非遺伝子組み換え大豆を要求しているので、これに応えることができる。但し、農地を持つことにより天候異変のリスクを負うことになるがそれでもメリットの方が大きいという。同社は昨年、大豆16万トン生産し、集荷事業で110万トン集めたという。
昨年の三井物産の大豆確保量は126万トンになる。次の目標は農地の肥沃度を向上させることで収穫量を増やし、大豆生産量を現在の約2倍の30万トンを同面積で生産することだという。そして、丸紅は農産物の物流施設であるサンフランシスコドスルの港湾ターミナル運営会社、テルログ・ターミナルを買収。ブラジルでは穀物を大量に集荷しても積みだせる港湾施設が限られていて、港湾を押さえなければ、輸出が増やせないからだ。

2012/10/21(日) 日本の商社もブラジルで農業生産に
ブラジル中・北部に60万トンの穀物倉庫を持つ農業公社をセアグロという。日本でいえば農業協同組合と同じ仕事をしている。しかし、日本の農協と異なり、農業指導員が一軒ずつ回り、種子や肥料の販売から作物の買い取り、栽培法の相談まできめ細かい相談に乗り、農家の心をつかんでいる。三菱商事が今年1月にセアグロに20%を出資したという。日本の商社は日本と中国などアジアに大口の販売先を抱えているため、調達先の確保が最重要課題となっているからだ。集荷業者との付き合いだけではこの課題の達成は難しく、生産者との連携・お付き合いが大切になってきたあらわれであろう。三菱商事は穀物だけではなく、ミナスジェライス州・イパネマコーヒー農園にも20%出資したという。
三井物産は農業生産そのものに乗り出した。

2012/10/20(土) お祭り
今日からわが町内会はお祭りです。準備にあれこれせわしなく、体協行事ほかさまざまな行事が同時進行するという時期を青息吐息で過ごしています。さて、お祭りといえば、世界でも最も有名なお祭りはブラジルのリオのカーニバル(謝肉祭)ではないでしょうか。2月ないし3月初めから4日間ほどおこなわれているようです。一度見に行きたいものです。そのブラジルの中・北部では開墾が進められ、大豆にトーモロコシ、小麦、コメ、その他の豆類の5大穀物生産量が10年後には現在の1億5330万トンから21%増の1億8560万トンになると予想されています。世界での穀物不足が伝えられる中で世界中の食糧関連業者がブラジルに注目している。日本の商社もブラジル農業分野に深く入り始めた。世界的食料供給ひっ迫の中で食糧を安定確保しようとすればブラジルの存在は欠かせなくなっているのです。

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