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2020/10/06(火)
秋風が心地よくて
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インド政府が国鉄を民営化するという。日本の国鉄の民営化とは違って外国資本に門戸を開放しての民営化である。まずは首都ニューデリー、商都ムンバイ、南部ベンガルールの151の列車だという。ドイツのシーメンス(世界の鉄道車両第2位)社やフランスのアルストム(同3位の鉄道車両メーカー)社、カナダのボンバルディア社、スペインのCAF 社などに加えてインド企業も加わり20社ほどが入札に関心を寄せているというのだ。民営化は政府と企業が協力する官民パートナーシップ方式だとのこと。企業は運用や車両の提供、メンテンスを手掛け、実際の運転はインドの国鉄社員が担当する「上下分離方式」である。2023年から民営列車を運行する計画だという。運賃も企業側が決められ、総収入の一定割合を国鉄に分配する。これでインド政府は3000億ルピー(約4200億円)の民間投資をテコに巨額赤字を抱える旅客部門の採算改善をめざすとのこと。併せて快適な車両に乗り換え時間を少なくし、新たな雇用を生み出したいとの狙いもあるとのこと。他国のことながら上手くいくのかとの心配をしているわたしではある。コロナ禍での首相の決断ではあるものの。 秋風や皿を落として痛む足
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