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2020/10/16(金)
コンテナ船の運賃が高騰
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もうクリスマスの心配をしなければならない時期にきた。はや10月も半ばを過ぎであり、今年も2カ月ほど残すのみとなった。クリスマスの心配をする理由はコンテナ船の運賃が高騰しているからだ。9月になってから中国―米国間の運賃が3倍になったというのだ。昨年度と比較すると6倍以上になっている。理由はコロナ禍における海運や空輸の減便で国際物流が目詰まりしているからである。そのせいで米国の小売り在庫が急減しているという。世界の消費をけん引する米国のクリスマス商戦が伸び悩めば世界の経済回復が打撃を受けるのは目に見えている。日本の海運会社も日本への輸送需要が弱いと診てそちらへ振り向けようとしているが遅れは取り戻せないままだ。中国発欧州向けの鉄道貨物へのシフトも加速する。空輸が2〜10日、コンテナ船が4〜6週間、鉄道は15〜18日だという。旅客機の減便が響いているのだ。しかし、この状況を見れば中国が世界の工場となっているということがよくわかる。なんとか世界がうまくやれる工夫はないものかとつくづく考えさせられる。なあ、トランプさんよ。習近平さんよ。狭い地球はもう一つでいいのじゃないかとぼくは思うのだがなあ。
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