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2017/09/24(日)
魚の小骨(55)まるで暴力団だな
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今日は農道や畦道、川土手道の草刈りと用水路の整備をした。この前列島を駆け抜けた台風18号の後遺症で用水路は砂や泥で埋まってしまっていた。「こりゃあまあ、清掃じゃなくて災害復旧じゃなあ」と言い合って作業したものの今は体中が唸っている。特に手首と腰は痛みがひどい。9.11同時テロで「大量破壊兵器は危険である」としたブッシュ(子)大統領はアルカイダのウサマ・ビンラディン掃討戦に続いて「イラク、イラン、北朝鮮を大量破壊兵器を開発する悪の枢軸、ならず者国家だ」と名指しで非難した。そこで国連はイラク査察を再開したものの大量破壊兵器を開発しているという明確な結論は得られなかった。しかし、「証拠がある」として戦争を主張するアメリカ、イギリスとすべきではないとするドイツやフランスと対立した。ロシアも反対した。アメリカとイギリスは有志連合として国連決議がないままイラク攻撃を開始した。2003年3月20日のことである。4月9日に首都バグダードを陥落させ、5月1日に戦争終結を宣言した。サダム・フセイン大統領が逮捕されたのは12月であった。2004年6月まで有志連合軍が占領。その後はアメリカ軍がイラク駐留を続けた。翌年12月に民選によるイラク政府を誕生させたが、この間反米、反政府勢力による攻撃は激化する一方であった。アメリカも新政府も国民に歓迎されていなかったことは確かである。そして、ブッシュ大統領が掲げた「イラクが大量破壊兵器を開発しているという証拠」が「虚偽」であったことが判明した。そしてイラクでの大量破壊兵器は発見されなかった。こうしたことからアメリカ国内でイラク戦争への疑義が高まり、戦争反対を訴えたオバマ氏が大統領になり、アメリカ軍の撤退を完了させた。イラク戦争での死者は有志連合軍172人、イラク人は10万人を超えるという。この事実からすれば、国連は「ブッシュ大統領を殺人罪で起訴してもいい」と思えるが、イラク特別法廷はサダム・フセインに死刑を宣告し、処刑した。これは有志連合軍による私的リンチ処刑殺人だとも言える。北朝鮮の金正恩が「お前が持っている核兵器を俺が持って何故悪い。殺らねば殺られる。ならば殺ってみやがれ、俺も殺ってやる。さあ、来てみやがれ」という暴力団の抗争と同じ様相を見せているというのが現在のトランプ氏と金正恩であろう。これに対して「話し合いなど無用です。トランプ親分!奴らの資金源を締め上げてやりましょう。さあ、みんなそうだろ」と言っているのが安倍総理でしょうか。結局、アメリカはイラク戦争でIS(イスラム国)を創ってしまったことになるのですが、まったく反省の色はありません。日本もアメリカに加担してきたのですが、これまた全く反省の色がありません。これでほんとうにいいのでしょうか?レベルはまるで暴力団の抗争と同じです。始末が悪いのは何にも関わりのない人たちが犠牲になることです。軍隊は地球軍が保有し、それぞれの国は軍隊を持たないようにする。そして、核兵器はすべて廃棄すべきではないかとわたしは思う。
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