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2017/10/14(土)
魚の小骨(63)米日のために血を流せ!?
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北朝鮮がまた挑発行動をするとの警戒感が強まってきたようだ。10月10日の朝鮮労働党創建記念日は何もなく過ぎた。ネット上では安倍総理とアメリカ諜報機関と北朝鮮とのパイプがあるとの観測記事が炎上している。「なぜ安倍総理が官邸にいる時だけに北朝鮮がミサイルを発射したり、水爆実験をするのか」とも書かれている。真偽はともかくとして北朝鮮情勢が安倍総理の支持率を上昇させていることは確かなことである。昨日くらいからまた円高に振れだした。これも北朝鮮リスクである。有事の際の円買いだという。ところが円高の中でも日本も史上最高レベルの株高である。大企業はウハウハの大儲けである。北朝鮮が18日の中国共産党大会の前後にミサイル発射をするのではないかという情報が流される中に於いてである。北朝鮮との戦争の危険性があるのになぜ円高なのか。なぜ史上最高レベルの株高なのか。円が安全資産だから買われるというが世界の投資家は判断を間違えているのではないか。それとも彼らは「危険はない」と思っているのか。日本もアメリカも史上最高レベルの株高は何を示しているのか。彼らは確かな情報ルートを持って投資判断をしているはずだ。「日本は世界トップの借金国だ。だから消費税だ」と言って消費税を導入し、「借金を返さなきゃならない。だから税率引き上げだ。年金などの社会保障に回す」という嘘までつきながら国民負担を引き上げてきた。安倍総理は今度は「消費税引き上げ分を子育て・教育に使うから総選挙だ」と衆院を解散した。世界の投資家たちも安倍総理も日本の借金のことは何も言わない。そして、北朝鮮との戦争があるぞ、あるぞと言いながら、支持率上昇だけを当てにしながら何ら対策をとらない。だからネット上で安倍とアメリカ諜報機関とのパイプ論が浮上する。森友、加計問題を見ても国や大阪府の政治家や公務員も嘘つきばかり。彼らは嘘をついたその顔で「道徳」を説く。「世界平和と人類の幸福に貢献せよ」と。しかし、(?)付きではないだろうか。(北朝鮮を見ろ。平和のためには軍隊がいる。軍隊に入って世界平和と人類の幸福に貢献しようではないか)が(?)の中身ではないか。つまり、世界とはアメリカ及びその同盟国と日本のことであり、そのために「血を流せ」ということになる。これはやっぱり嘘であり、まやかしであろう。われわれはこの嘘やまやかしを見抜く力を養わなければならない。(終わり)
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