たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2015/09/30(水) どうするディーゼル車?
VW社の不正ソフト問題が中国経済の不振に続き世界経済の行方に暗雲を広げている。NOx の排出量が多いディーゼル車の欠点をどう克服するかは自動車メーカーの課題であった。石油ショックから省エネ機運が高まり、欧州の自動車メーカーはガソリンエンジンより燃費性能に優れたディーゼルへと流れを変えた。欧州の新車市場では50%を超えたといわれる。ちなみに1990年代初頭は10%強であったようだ。その流れを大きく加速させた原因はメーカー各社の「NOx 排出量軽減を技術革新で克服した」とのアピールにあったとするが、EU(欧州連合)のこの問題に対する罪悪は2つある。一つは環境保護に対するEUの信頼失墜である。これまでの環境保護に熱心というイメージはこれで崩れた。実に残念なことである。その理由は二つ目の罪悪であるが、EUは「実際に路上でディーゼル車を走らせるとNOxの排出量が規制基準をかなり上回る」との報告を2年前にまとめている。にもかかわらず今日只今米国が指摘するまで動かなかったのはなぜか。自動車業界に対する配慮以外には考えられない。ということは、環境保護よりも自らの経済と産業界、政界への配慮を優先したということになる。わたしもディーゼル車への買い替えを予定していたが今しばらく様子を見なければなるまい。

2015/09/29(火) 痛みの共有
毎夜午後8時になると岡山空港を西に飛び立つ飛行機の機体の光がが見える。どこに行くのだろう?西なのだから九州?、いいえ沖縄かも知れない。いえいえ、西に飛び立ってから東とか、南に方向を変えるのかも知れないなどと推測する。調べればすぐわかるじゃない、という人がいるが、そこは生来の無精者。西から南へ、沖縄だと勝手に決めつけた。沖縄県糸満市の平和記念公園の「平和の礎」が頭に浮かんだからだ。礎には70年前の沖縄戦で犠牲になった24万人の名前が碑に刻まれている。岡山県出身者は1837人である。だが、シベリアで苦難を強いられた旧ソ連抑留者、南樺太(現在のサハリン南部)、満州(現在の中国東北部)をはじめ戦後70年経っても不明の死亡者がいることに驚きを禁じ得ない。戦争で死亡した人、家や仕事を失った人、親や兄弟を失った人、満州の地で親兄弟に捨てられた人などの被害補償は旧軍人を除いては補償されていない。だが天皇一家は生活まで保障されていることに違和感を覚える。沖縄県民の痛みは今なお続いている。わたしたちはこの方々の痛みをどうして差し上げればいいのだろう?

2015/09/25(金) トランプはジョーカーか!?
共和党の米大統領候補トランプ氏の支持率が高い。トランプ氏は世界中にホテルやビルを所有する69歳の実業家だとのこと。人気の理由は「メキシコからの移民は犯罪者だ。国境に壁を造る」などの放言。習近平中国国家主席の国賓としての訪米については「自分なら夕食会など開かずハンバーガーをだす」と。この支持の背景には政治や社会への不満、うっぷん。日本では元小泉首相がいる。「自民党をぶっ壊す」と叫んで自民党を再生させた。この原動力は刺激的な発言をメディアが取り上げ国民の耳目を集めるマスコミの力。しかし、マスコミは権力的力を持つ真の原因者を追究しないという権力追従癖があるため、国民は真の原因者を見逃しがちだ。例えばわが国の財政状況。「借金がかさみ利払いが多すぎる。このままでは破たんするかも?」と消費税を次々増税し国民に負担を強いる。その一方で国際競争力をつけるためと大企業には大判振舞の大減税。財政状況は国民から税を絞り上げても絞り上げても赤字は続く。だからまた絞りあげる。だから国民は財布の紐をきつく縛る。すると物価をあげろ、あげろと安倍が大宣伝。日本には本当に国民の気持ちを代弁するトランプ氏が今必要なのかも知れない。そうでなければ国民はいつもジョーカーをひき続けることになってしまう。マスコミもマスコミに取り上げられる学者の多くも国民の声を取り上げないのだから誰かがやらなければ。

2015/09/24(木) 「若者に希望」と大江さん
天気予報では曇りであったが、どうも今日は雨のようだ。台風の所為らしい。昨日は晴天だった。東京・代々木公園では「さよなら原発さよなら戦争全国集会」が開かれた。安保関連法に反対した学生団体SEALDSの琉球の元山仁士郎さん(国際基督教大学4年)は「顔と名前をだして発言するのは勇気がいるが、安保を巡って起きた数の暴力は沖縄の基地問題でも起きている。先人の努力によって自分たちが持てている憲法や人権を自分たちの言葉にしてゆきたい」と発言。ルポライターの鎌田慧さんは「安保関連法が違憲だと弁護士とともに明らかにしていく。野党と力をあわせて次の選挙に勝っていく」など川内原発再稼働反対の発言を含め次々とマイクを握り意見を表明する中、作家の大江健三郎さんが「若者の発する言葉、書いている短い文章は新しいし、希望がある」と若い世代への希望を述べた。戦後70年、平和の礎を築いてきた力と努力の継承が必要だと警鐘を鳴らされたご意見でもあろう。ぼくも非力ではあるが身近なところからはじめよう。

2015/09/23(水) 猪一家がやってくる
今日は彼岸の中日。家の周囲は黄に色づいた田やまだ青いまゝの田の縁がまっ赤な彼岸花で彩ろられている。誠に美しい景色だ。この美しい光景の中に一騒動があった。わが家の隣の田んぼに猪が現れたという。あちこちの田んぼでは猪に稲が倒されている。倒れた稲は出来たお米が臭みを生じ、食に適さなくなるという。みなさん大慌てで電気柵を設置したり、夜間ライトを点灯させたりと猪対策に大わらわであった。ぼくは「しばらく様子をみよう」と放置したままであるが、「いかなることに相成るやら」と少しばかり不安を抱きながらの放置策(柵)である。放置策といえば、栗の木もそうである。今年は栗がバサリと落ちてきた。猪が寄って来ないように毎朝収穫し、美味しくいただいている。来年こそは柵を設置し、「九里より美味い十三里」とサツマイモを植えてみようかと思っているのだが、果たしてうまくいくかどうかはわからない。6年前にサツマイモを猪にやられた。今年は里芋が全滅させられた。足跡から推測するに子連れ一家である。ウリ坊を連れた猪の一家の空腹を思うと腹を立てるよりもかわいそうになってくる。彼らも食に不自由しているのだ。人間に住処を追われているのだ。そう思うと「まあ、いいか、放っておけ」となるのだが、ご近所が対策に大わらわであるから大きな声では言いづらい。せめて草刈りをして、猪が来ないようにと明日からがんばろう。

2015/09/22(火) アハハではすませられない自民
昨日、21日午後2時半ごろ、自民党岐阜県連の駐車場の掲示板に以下の落書きがされているのをパトロール中の警察官が発見した。安倍晋三首相の顔写真入りの政党ポスターが張られたその横にマジックのようなもので「こいつは平成のA級戦犯」と落書。この記事を見てぼくは思わずアハハ。だが、自民党はどうもそうはいかないらしい。自民岐阜県連は県警に被害届を即だした。岐阜県警はこれを受け、安保関連法成立に反発する人物の可能性ありとして器物損壊容疑で捜査を開始したとのこと。他事案ではなかなか動かない県警の異常なほどの迅速な対応。「オー、恐や、恐や。そのうち井戸端会議で政府批判をしても捕まることになる日が近いかも」。特定秘密保護法成立も含め、戦前に逆戻りだね。アハハでは済ませられない安倍自民はまるでガキだね。大人なら「こんなバカなことは止めようぜ。選挙に勝ってから言えよ。公明党まで抱き込む力をつけてから言えよ。小せえ、小せえ。大人になれよ」と諭すぐらいの度量がなけりゃ。

2015/09/20(日) 共産・選挙協力呼びかけに拍手
「安倍自民と公明」が遮二無二参院で可決した「戦争法」。とうとうアメリカ言いなりになった。安倍首相が祖父岸信介の思いを継いだと言われるがこれで本当に日米は対等になったのか?なったなどとはとても言えません。右翼向けのデマゴギーに他なりません。憲法違反を閣議決定で押し通すという暴挙は国会運営上も大問題ですよね。ぼくもブログで意見を述べたのですが「唯我独尊ではなく、今こそ選挙協力をしてでも安倍自民・公明を倒すべき」だと。その思いを強くしていたところ、日本共産党が「戦争法廃止のための国民連合政府と選挙協力」を提案しました。「そのとおり!」今こそその取り組みが必要です。17日の参院安保特別委員会の会議録には「委員長(鴻池祥肇君)・・・・・(発言する者多く、議場騒然、聴取不能){委員長退席}午後4時36分」とあるのみ。特別委員会で採決されたとは言えない状況にも関わらず採決したと安倍自民と公明は強弁。議事録からは採決に正当性は認めることができません。このような暴挙が許されない共闘が今求められています。
ぼくは日本共産党の共闘と選挙協力の呼びかけに拍手を送りたい。後は、民主党などの野党が「自分だけが得しよう」とか「共産排除論に固執しよう」とする我欲を捨てきれるかどうかにかかっています。

2015/09/11(金) 権力者の自制心
台風18号と台風17号の影響で記録的豪雨となり、豪雨は関東から東北へと移動した。そのため、栃木県・茨城県・宮城県で河川の堤防決壊や洪水などが発生し、死者、負傷者、行方不明者をだすに至った。ご冥福並びにお見舞いを申し上げます。しかし、ここ最近の異常気象による災害のなんと多いことか。どのような対策を立てればよいのか?と考え込んでしまいます。自然災害だから仕方がないと対策を諦めるのか?確かに自然災害だから致し方のない点があることは認めざるをえません。しかし・・・!?防衛費の増加分を自然災害予知対策費にあてるだけでも予知能力はかなり向上するはずです。今回の災害も想定外?ならば、原子力発電所にもまだまだ想定外の事態が発生すると考えられます。にもかかわらず、原子力発電所の再稼働を進めています。それは、なぜ?誰のため?福島の原子力発電所ではこの度の豪雨で汚染水が海に流れでた?これも、想定外?嘘でしょ!対策不足以外の理由はないはずです。東京電力と安倍政権が対策をサボタージュしているとしか考えられません。消費税を増税して法人税を減税(国民負担増・大企業負担減)するという国民だまし撃ち。福祉に使うと何度もなんども嘘をつく。それならば、企業減税分何兆円かを自然災害発生対策や自然エネルギー活用対策費に使えばよいのではないか!国民からガバガバ集めた税金を国民にはチビチビ使い大企業にはバンバン使う構図をなんとかせねば。そうすれば、河川の決壊を防ぐ堤防などを作り直す費用は捻出できるはずです。不要な公共事業ではなく必要な公共事業を進めることは可能です。権力を手にした人の自制心がなにより求められる時代です。安保関連法案(戦争法案)の強行採決などもってのほかです。

2015/09/10(木) 英文記事によるタイの今から
8月によく読まれた英文記事としてその邦訳が載っていました。日本の軍事防衛、中国、ロシア、タイ関連の記事だったようですが、特筆すべきはタイでした。第1は「観光客の激減」。サムイ島では日が暮れても客足ゼロのお寒い状況。パタヤビーチやプーケット島も同様だとのこと。高級ホテルに2週間滞在するプランは昨年5月には3570件でしたが今年は212件と激減。1昨年の反政府デモ、昨年の軍事クーデター、今春の国連によるタイの航空安全体制に対する厳しい指摘などの影響だとのこと。第2はタイ海軍が7月に中国から潜水艦を3隻(360億バーツ)購入する計画について。タイは潜水艦を1隻も持っていなかったために韓国やドイツなど米国との友好関係が深い国との間で購入を検討していたにもかかわらず突然中国から購入すると決定して発表。米国におけるタイの占める位置は東南アジア戦略上の重要国ですからまさに青天の霹靂でした。米国はタイにおける中国軍の影響が強まることは許されないと警戒を強めていますとのこと。この状況は、米国から見れば、ますます日本における米日軍の軍事力強化とそれによる脅しが必要となることは必須です。安倍内閣は米国のさらに強まる「集団的自衛権行使」「海外派兵」の要請を背に「戦争法案可決いつやる?」「今でしょ」と強行採決も辞さない構えです。維新の会を分裂させる裏工作もその表れの一つです。安倍内閣の戦争法案は山口組などの暴力団下部組織が拳銃では間に合わないから機関銃を手に入れて戦おう。そうすりゃ相手は手を出さないというのと同じです。これを支える公明党・創価学会の歴史的犯罪も断罪されねばなりません。また、観光客増加で沸く日本の産業界のダンマリも問題です。明日はわが身なのですから。

2015/09/06(日) 習近平氏の腐臭ふんぷん
中國・習近平政権は抗日戦勝利70年の式典と軍事パレードをおこなった。日本のマスコミは蒋介石が抗日戦に勝利したのに共産党がやったように言うのは嘘つきだと習氏を非難している。ぼくの認識といささか違うので第二次国共合作を再度調べてみた。ぼくの認識どおり盧溝橋事件を契機に蒋介石と共産党は協同するための第2次国共合作を締結し、対日戦を共同して戦っていた。100%共産党ではないが中国人民が抗日戦争に勝利したことは事実だ。日本のマスコミはなぜ事実を捻じ曲げようとするのか。体制翼賛的な腐った臭いがする。北京の青空政策もそうだ。世界陸上のためでもあったが軍事パレードのためだったと強弁していた。日程では1945年9月2日米戦艦ミズーリで日本の全権団はポツダム宣言を受諾する降伏文書を交わした。そこで「抗日戦争・反ファシズム戦争勝利70周年」が9月3日開催は当然とうなずける。だが、いただけないのは500以上の兵器を公開した軍事パレードだ。安保関係者が注目した対艦弾道ミサイル「東風21D]は空母キラーと呼ばれる。射程距離は5千キロ以上といわれる。次が中国初の艦載機や戦略爆撃機だ。南シナ海を睨んでいるとはいえ、日本がすっぽりと射程に入る性能である。安保関連法案(戦争法案)賛成派はそれ見たことかと得意顔で習氏の異臭を振りまき、安保関連法が必要だと利用している。しかし、軍備拡張と集団的自衛権拡大で「すわ戦争」という場面では米日軍が役に立つのだろうか。だって、先ほどの戦略爆撃機で原子力発電所や核のゴミの保管場所を攻撃すれば日本全土が被爆するのだから日本は憲法の規定通り非武装中立の方がよほどいい。中国も習近平氏の腐臭となる軍事パレードなどで国力を誇示する時代錯誤的宣伝は止めたがいい。お互いのためである。

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