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2015/11/07(土)
故郷人
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赤旗新聞の集金のため奥田へ行く。この週一度の配布と月1度 の集金活動は転居してから1年半になる。全額持ち出しの交通費もなかなか気になるところだが、それ以上に時間も惜しい。往復1時間20分は最低でも必要である。そして集金もなかなか一度では済まない。Fさんはいつも釣銭に困らないように小銭できちんと用意してくださっている。本当に有難いことです。奥田に行って今日はふと思い出したことがある。奥田2丁目一帯を所有していたこれまた別の名字のFさん一家のこと。ぼくが子ども自分のことですが、田んぼをすべて飲んでしまった結果、一家が夜逃げ同然にいなくなりました。それ以来時折「どうしていらっしゃるのだろう」とふと思い出すことがあります。この事件は幼いぼくには衝撃でした。以来家族に迷惑かけないようにしようとどこか心の奥底にブレーキが知らない間にかかっています。 田も畑も売りて酒飲みほろびゆく故郷人にこころ寄する日 啄木 ぼくの人生の中で他山の石となっているのでしょう。感謝しなければならない人々だとも思います。
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