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2015/10/31(土)
やっぱり思ったとおりだ!
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消費税を10%に引き上げた時、食料品の一部を8%に据え置く軽減税率。公明党が食料品の一部を8%に引き下げて軽減税率にしてほしいとの要請から与党協議がおこなわれている。協議の中で公明党は欧州型インボイスに移行する間の暫定措置として現行の請求書を使っての簡易なインボイスを主張してきたが、自民が要求する簡易な経理方式(簡易課税方式)を認める方向で妥協する案に転じたと日経新聞で報道されていた。欧州型インボイスとは夜鳴きソバ屋も納税帖を持って仕入れと売上額がきちんとあっていることを税務署に照合してもらう伝票のことである。公明党と自民党となにが違っていたのか?3〜4年後には欧州型インボイス導入では一致している。簡易課税方式は多少の齟齬はあるものの事業者にとってはインボイスよりは楽である。だが、公明党はより負担の重い現在の請求書を使っての簡易なインボイス方式を主張した。財務官僚が望む欧州型インボイス導入のための地ならし方式である。財務官僚が公明党の主張に「そうだ、そうだ」と手を叩いたか、或いは官僚が公明党に吹き込んだかのいずれかに違いない。となれば、公明党はいよいよ自民党と官僚の支配下に組み込まれたということになる。国民から搾り取った金が今よりももっと大企業と大金持ちに吸い上げられてゆく仕組みが出来上がったということだ。公明党もルビコン川を渡り切ったようだ。もう救いようがない。やっぱり思ったとおりの経過と結末である。
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