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2013/08/03(土)
65歳定年時代をどう生きる!?
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厚生年金の支給開始が65歳に引き上げられる(25年まで段階的にと言うがひどいなあ!)ことから、今年4月「改正高年齢者雇用安定法」が施行され、企業は60歳を超えて働き続けたい高齢労働者を雇い続けなければならなくなった。つまり、年金がもらえなくなるので会社を辞めれば収入がゼロになるのです。そこで、定年60歳の見直しが始まり、定年を5年延長し、65歳まで働けるようにしようとの具体的な環境作りのための制度変更を打ち出した企業が出てきた。ヤマト運輸は2016年春をめどに新しい賃金制度を導入する。60〜65歳の賃金を60歳到達前と同水準にするという。労働者側は60歳を境に年収が大きく落ち込む賃金形態を見直さなければ働きたくても働けないし、生活が維持できなくなるからだ。賃金形態を60歳前と同水準とすれば企業は多大な負担を背負うこととなり、悪くすれば「倒産」ということにもなりかねない。そこでヤマト運輸では40〜60歳までの20年間の賃金上昇を緩やかにし、その浮いた部分を60〜65歳の延長分の賃金にするという訳だ。つまり、生涯賃金は変わらないのです。企業側はいいが、労働者側は年金を減らされた分だけ余分にタダ働きをすることになります。これってなんだかおかしいよね。YKKグループはとりあえず定年を1歳延長。NTTグループは年収を100万円〜200万円上積みする制度を導入している。しかし、今後の多くの企業の賃金体系はヤマト運輸方式に変わってゆく気がする。これって安倍総理が提唱するアベノミクスでみんなの収入が増えることになってるの!?これって変じゃない!?おかしい!どう考えてもおかしい!タダ働きは賃金水準の実質的低下にほかならないのですから、収入は減るのじゃないですか。アベノミクスはアベノ嘘になるのじゃないかな。
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