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2013/07/06(土)
NISAとは?
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新聞、テレビ、雑誌などをつうじて今「NISA]の大宣伝がおこなわれている。来年1月から始まる少額投資を非課税にする制度のことをNISA(ニーサ)という。銀行、証券会社、信託投資会社など顧客獲得に必死である。わたしはメンタルな部分を心配している。例え、わずかでも投資すれば、日経平均株価が気になり、NYダウが気になるものだ。そうなれば、ある特定政党が勝てば、株が下がると公然と口にするようになる。以前わたしは面と向かって言われたことがある。制度の概要は、年100万円まで、5年限りで2回可能という制度である。年100万円までが5年続けられる。そして、6年目に最初の100万円までの分が終了した分を同額100万円までならOKで5年間継続できるということになる。したがって、トータルすると最大500万円までが2回となる計算だ。この少額非課税制度はイギリス生まれで最初は期間を決めていたが今では期限なしで運用されているというからいずれ日本も期限なしになるだろうとわたしは思っている。宣伝文句では「今投資しなくても非課税枠をとっておこう。できるときにやればいい」という内容が気になる。現在、投資家という人たちは15%だと言われている。アベノミクスの大宣伝と併せて投資に関心を持つ人、投資しようとする人、そして現実に投資する人を増やそうということだ。要は、「勝った負けた」「儲けた損した」という人をどれだけ増やすかということになるが、わたしはこれは壮大な思想教育の一環だと思う。「負けたじゃないか」「損したじゃないか」では済まない家庭不和もおきるだろう。これに対する答えはこうだ。「自分の資産は自分で守るのが当たり前だ。損するのは勉強が足りない。お前が悪い。気にいらなきゃ勉強して儲けろ」と。NISAとはそういう付録の毒も用意されているとわたしは思うのだが・・・。もちろん投資する人が悪いとか、するなとか言っているのではない。やりたい人はやればいい。それは当然のことである。
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