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2013/07/10(水)
IPS患者治療に向けて前進
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京都大学の山中伸弥教授が人のiPS細胞を開発してから6年余り経った今日「再生医療」がいよいよ患者治療に向けて大きく動き出した。とてもうれしいニュースです。厚生労働省の審査委員会が6月26日、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を承認した。対象は目の難病に苦しむ患者で来年夏をメドに初めての患者治療が国内で始まる。治療の成功を願うのは世界の意識ある人々すべてであろうと思われる。加齢黄班変性の患者から細胞を採取してiPS細胞にして移植するまでの期間が約10カ月。この病気は物がゆがんで見えたり視野の中心部が暗く見えたりする病気で国内には70万人の患者がいるとされており、根本的な治療法はこれまでなかった病気だ。ただし、がんを引きおこさないかどうかが課題で、がんを引き起こさないようにすることが条件。臨床研究が承認されたのは世界でも初めてであり、同チームは安全性を最優先すると表明している。
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