たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2013/07/31(水) ユーロの決済「国境」をなくす!
わたしはユーロの取り組みに注目している。それは、わたしが20年来主張している「経済が国境の枠にとらわれない大きさをもってきたこと、そのため地球は一つの権力機構、例えば国連中心にせざるを得ない状況下になってきたこと」であるが、ユーロ圏で今壮大な実験がおこなわれている結果はそれを証明する一つの手掛かりとなると思われる。(ASEANもそうだ)。ユーロ圏ではこれまで国ごとに違っていた資金決済方法を2014年2月1日から一本化するようだ。圏域内は国内扱いとする。1月に通貨ユーロを導入するラトビアを含め18カ国になる。もちろんこれまで支払っていた国外送金手数料も不要となるうえ、手続きも簡単になり、決済までの期間も短縮される。イタリア人がオーストリアの携帯電話会社と契約し、フランスの銀行口座から引き落とし、支払うことも通常となる。銀行や企業は18カ国内の国民を顧客とするため居所の確認や国境を越えたサービス競争の激化に対応しなければならなくなるという難問も抱えることになる。また、新しいシステムにも不安がぬぐえない。しかし、国の枠を超えた大きな一歩が前進する。今、地球は権力機構を一つにするという方向に向かって壮大な実験をはじめている。地球の権力機構を一つにすることで国の格差や貧富の差や飢えの根絶やなどの矛盾の解決を図ってほしい。米ドルが世界を支配する時代の終焉は真近な気がする。

2013/07/30(火) 自公圧勝のツケ(4)
マスコミはアベノミクスで景気がよくなった、よくなったと報じ、参院選は自公圧勝に終わった。批判の目のない、緊張感に乏しい状況下では物事が進化発展しないことは世の道理だ。このマスコミの姿勢が日本の発展を阻害しているのではないかとさえ思える。参院選が自公圧勝に終わって後、申し訳のようにやや批判的な見解が述べられ始めた。これは後の世の検証と批判に対する自衛行為であろう。消費税の増税が14年4月に8%、15年10月10%と2段階引き上げが国会で可決されている。自民、公明、民主などが国民議論を十分しないまま決めてしまったのだ。この消費税について、安倍総理はどうするかを秋に判断すると言っているが、それは導入の時期と形態の問題であって、国民の暮らしを念頭に置いたものではない。その一例が、軽減税率(食料品等への課税を少なくする)の議論がされていないことだ。本来なら導入直前の今白熱した議論が国の審議会でたたかわされていていいはずだ。今は「総理が判断する」で議論されないまま消費税導入を迎えようとしている。これはおかしい!変だ!なぜ安倍総理に白紙委任したままでの導入なのか。マスコミが口をつぐんでいるのもなぜだかわからない!暮らしへの影響をどうするか?国民的議論があってしかるべきではないか。国民の暮らしをないがしろにした政治が許される状況こそ改善されねばならないはずだ。ここにマスコミの目が向けられなくてどうするとわたしは言いたい。

2013/07/28(日) 自公圧勝のツケ(3)
自民党が選挙前の6月「敵基地攻撃能力の保有」についてと題して発表した政策が防衛省・防衛計画大綱・中間報告に盛り込まれ発表された。離党奪還をおこなう水陸両用部隊の拡充、弾道ミサイル攻撃への対処強化などである。1万m〜2万mの高度から偵察できる米軍の「グローバルホーク」(無人偵察機)の導入、沖縄に常駐されている米海兵隊機能と同等の機能の確保を具体化する計画だが、防衛費の拡大は日本の1千兆円に迫る財政赤字をさらに拡大して世界の日本財政への懸念を広げるばかりでなく、韓国、北朝鮮、中国との緊張関係を高めるとともに歴史認識問題での溝を深め、正常な外交関係に悪影響をもたらすことは必定だ。なぜなら、竹島、尖閣諸島、北のミサイルが念頭にあることは明らかだからだ。口では仲良くしようよと左手で握手を求めながら、右手で隠し持った銃をかまえて相手を威嚇するというやくざスタイルで隣人と仲良くできるはずがない。韓国、中国との関係悪化は米国も懸念材料の一つに挙げ、日本に再検討を迫っている。この計画及び装備能力は日本の未来に暗雲を広げることになるだろう。国民の暮らしを貧困化させるとともに隣国との関係も危うくする自公圧勝のツケはわが国と国民にとってとてつもなく重い負担となるだろう。

2013/07/27(土) 自公圧勝のツケ(2)
「デフレからインフレになりつつある」と麻生太郎財務大臣が発言した。自公政権とその推進役でもある彼は物価値上がりがうれしいらしい。26日発表の6月の消費者物価指数(CPI)生鮮食品を除くベースで前年同月比0・4%上がった。1年2カ月ぶりにプラスに転じたのでとてもうれしかったようだ。安倍首相や麻生氏のような金持ちにはいいことなのだろう。だが、円安が起因して物価が上がって困るのは大多数の国民だ。かつお節が10.9%、魚介缶詰が9・3%、電気代が9・8%、パソコンが21%、ガソリンが6%、マヨネーズが8.9%、・・・と相次ぐ値上げは庶民生活に窮乏を強いる。エアコン台を節約するために熱中症にかかった人さえいる。ところが、賃金は横ばいだ。これからの生活をどうする?は大問題だ。ところが、さてさて今度は、解雇規制を緩和すると言う。理由は労働の流動性の促進(成長産業への労働力の確保)と言うが、なんのことはない、金を少し払って首を切りやすくするということだ。自公政権圧勝のツケは深く、広く、ひどくなりそうだ。

2013/07/26(金) 参院選・自公圧勝のツケ
参院選で自公が圧勝し、自民が提出した法案は衆議院も、参議院も障害なく通過することとなった。自公圧勝のツケを心配していたが早速やってきたようだ。今朝のTV報道では国の審議会が「社会保障が年寄りに偏り過ぎているから是正する」という意見をを安倍総理に提出するという。なんのことはない、医療費や年金をはじめとする社会保障制度を改悪せよという茶番劇のことだ。さあ、そうなるとこれからの日本人の暮らしはますます大変になるだろう。一方TPP交渉に入った途端に来年中に民営化する予定の郵政とアフラックがガン保険で提携することになった。これはこれまで模索していた日本生命との提携がご破算になったということだ。裏でなんらかの影の圧力があり、TPPを意識してアメリカの目顔をうかがおうという変更以外のなにものでもない。要はアメリカの要求を呑んだのだ。次は国民皆保険をなし崩しにし、国民健康保険制度が解体され、アメリカ式の民間保険オンリーにしてゆくつもりだろう。そうなれば病気を治すのは金次第だ。金がないものは死んだらいいよということだ。国政選挙はこの3年間はない。国民はこれを止める術をもたない。自公・安倍政権ははじめの2年間は「国民に痛みを強いる暴力をふるう。公はさも国民の味方の振りをする。百年安心の年金は数年も経たないのにボロボロじゃないですか。そうしておいて自分たちが仕出かしたことは棚に上げ、残る選挙前の1年間を「悪かった、悪かった。良い子にするから」と猫撫で声で国民にべたべたする。まるでDV政権だ。DVって奴は切るしかない。わかっているのに騙される。騙した奴が悪いのか、それとも騙された奴が馬鹿なのか。この次は良く考えよう。だが、それまで精神と肉体がもつかどうか!?参院選・自公圧勝のツケは猛獣のようにわれわれに襲いかかるのだ。

2013/07/25(木) 神父も人の子!?
先月の初めのことである。学生たちとの交流行事の中で「ローマ法王にわたしはなりたくなかった」と思わず本音をもらしたローマ・カトリック教会のフランシスコ法王のことを思い出し、思わずクスッと笑ってしまった。イエズス会系の学生たちとの交流行事で用意していたスピーチ原稿を「5ページもあり退屈なのです。ぐっと縮めましょう」ともっぱら質疑応答に時間を割いたという法王。この質疑の中で「法王になりたかったですか」との質問があり、法王は「わたしはなりたくなかった」と話し、「なりたがる人を神は祝福しないんです」とも話したという。日本では参議院選挙を終えたばかりですが、なりたい人がうようよ。コンクラーベでの選挙と参議院選挙と思わず比較してしまったというわけです。

2013/07/22(月) 暑中お見舞い申し上げます
暑中お見舞い申し上げます。真夏の決戦ご苦労さまでございました。また、ご支援いただいた方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。自公圧勝のなか、暴走に歯止めをかける勢力としてご期待に添えると思います。消費税増税、TPP・・・などなど課題山積です。今後ともよろしく。

2013/07/21(日) 忘れられないかき氷の味
夏になると無性にかき氷が食べたくなる。子どもの頃に覚えたあの氷の冷たさとシロップの甘さが忘れられません。小学生の頃の夏祭りのかき氷、中学生の頃のお日切り地蔵さまの縁日のかき氷、高校生の頃の学校帰りのかき氷、などさまざまな思い出があります。慌てて食べると頭がツーンと痛くなるかき氷はなにかに似ています。そうそう、慌てるとよくないのです。急いては事をし損ずるというではありませんか。この参院選で慌てて投票判断を誤った方はいないでしょうね。結果はあす未明にでるでしょう。お隣の韓国、中国の方々は過去の日本の侵略戦争の認識が足りないと憤慨しておられます。「隣人を大切にせよ」とは古来からの日本人の正しい教えでした。へつらうというのではありません。お付き合いの原則は対等互恵なのですから。マスコミのみなさんは選挙中から世論誘導ともいえる「与党圧勝」の報道を続けていましたが、日本のマスコミはどうもあまりお行儀がよろしくありません。ひどいものです。慌てて食べて頭がツーンと痛くなったらどうするのでしょう。

2013/07/20(土) デトロイト市破たんに想う
米国デトロイト市が破たんしたというニュースに驚かれた方も多いと思う。負債総額は180億ドル。日本円にして約1兆8千億円にもなる。公園も、道路も荒れ放題で、GMの街が寂れ果てた廃墟に近い形で報道されていた。わたしが記憶している最近の日本の自治体破たんは炭鉱の町であった夕張市である。かって賑わっていた人口11万人の炭鉱の町は今は10分の1以下の人口で借金払いに追われ、血のにじむような努力を続けている。デトロイト市もケタ違いの借金を抱えて破たんした。再建の道のりは大変な苦労を要するだろう。シェール革命で米国の経済が大きく改善したといわれる株高に沸く米国の光と影。金持ちと貧困層との格差が大きくなっている米国の世相と酷似している。一人ひとりの人間が人間として大切にされながら生きてゆけるそんな社会はつくれないものかと思う。そのためには自治体が市民の生命と財産を護ることのできる仕組みづくりが必要であると思われる。自治体の首長と議員を選ぶ、国の形や法律をつくる議員を選ぶとは自分たちの生活を護ることでもある。選挙で議員を選ぶ投票行為とはそういう意味合いを持っていることをわれわれは忘れてはならないだろう。

2013/07/19(金) 枝川の欅に想う
枝川の欅が葉をいっぱいに茂らせている。暑い日差しをさえぎるその緑陰は人々に潤いと憩いを供給している。朝夕は明日の活力ために、老いを遅らせるために、健康保持のために、仕事場に駆け足でと理由はさまざまであるが、人々はそのさわやかな梢を通り抜ける風の音に癒されながら人生を楽しんでいる。蝉たちの男のおしゃべりはにぎやかだ。女は静かに気にいる男が現れるまで待っているようだ。女は辛抱強く待つことを知っている。欅の盛りは今だ。夏の力強さは半端じゃない。秋になると欅は色づき、葉をはらはらと落とし始める。こうして裸木となって欅は冬を迎える。身になにも纏わないで雪を受け止め、寒風に耐える。こうして寒さに耐える欅の裸木は人の終末にも相通ずるものがある。金も、名誉も、地位も要らないのだ。一個の人として裸で土に帰ってゆくのだ。輪廻転生。春になって身にまとうあの若芽の新緑の美しさは例えようがないほど美しい。やがて木をおおい尽くした新しい命はわずかの風にもざわめきたち春の日を照り返す。枝川の流れはその命のきらめきを映し、流れゆく。わたしは枯れきった欅の裸木も好きだ。だが、春、夏、秋の煌めく欅に心ひかれるのはなぜだろう。性欲が枯渇していないからかも知れない。

7月絵日記の続き


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