たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2013/04/10(水) トイレで食事!?
東日本大震災を経験して「絆」の大切さが再認識されるようになったが、わが国では「孤立」「無縁」が常態化してきたようだ。
新聞の「声」欄に「トイレで食事する若者が心配」という投稿があった。見ると「一人ぼっちで食事する姿を人に見られたくないという理由から職場や学校のトイレで食事する人がいる。ある住宅設備機器販売会社のアンケートでは20代の5人に1人が経験者だというデータもある。できれば一人でも食堂で食事しよう」というものである。トイレで食事する、あるいは食堂でも一人で食事する理由は「一人の方が気が楽だ」ということらしい。わたしには無い経験だ。やむなく一人で食事する以外にない場合以外は一人で孤食した経験をわたしはもたない。一人は味気なく面白くない。黙って食べていても他人の話を聞くのは面白い。わたしの子どもの頃は戦後間もなくの頃で小学校低学年生の頃は給食がなかった。友達の弁当箱に入っているスルメデンプや赤いカツオデンプが美味しそうでうらやましくてならなかった。母はそんなわたしに気を使い、せめてもと麦飯部分をはねてお米の多い部分を弁当箱に詰めてくれていた。今思えばありがたいことだった。沢庵とお米以外になにもない弁当だけれども、級友らの弁当と比べると恥ずかしかったけれど、一人ぼっちでお昼を食べようとは思わなかった。子育てを含め、人と人との間の絆を深める環境づくりが必要ではなかろうかと思う。

2013/04/09(火) 誇り捨て寝て待つ柔(やわら)世間の目
スポーツ界に、特に日本のスポーツ界に根強く存在する暴力行為は誉められたことではない。止めるべきだ。角界に続き女子柔道育成に関し柔道界においても暴力行為が表ざたになった。その上に選手強化のための指導者に支払われている助成金の不正受給まで明白になり、全日本柔道連盟は右往左往し、自浄能力が欠如していることまで白日の下に曝された。だが、組織改革は進まず、理事も一人が辞任しただけで辞任せよとの声も上がっていないという。勇気ある理事の一人が「実際には指導していないが、しているように申請書を書けと言われ、申請し、助成金を受け取り、組織へ返却していた。上からの指示で異議は唱えられなかった」と認めた。1月10万円、年間120万円が支給されるという。昨年助成金を受け取った指導者は47人だという。この中には先ほどの勇気ある理事と同じ不正受給者がいるようだが、まだ明らかにされていない。柔道を愛する者の一人としてまことに憤慨に堪えない事態だ。柔術ではなく「柔道」だ。柔道は日々の鍛錬を通じ、人ととしてのあるべき「道」を志し、人間を磨くものと説いた加納治五郎師に恥じる行為だと言わなければなるまい。世間の目を人のうわさも75日と寝て待つのではなく自らの行為を恥じ、自浄能力を発揮してほしいと願う。

2013/04/08(月) 将軍を少し多めに祈る寺
表題の川柳は大網白里市の安延氏の作である。北朝鮮の事実上の大使館として機能していた朝鮮総連(在日朝鮮人総連合会)中央本部の土地・建物の売却が3月29日に決まった。競売にならざるをえなくなった巨額の借金の背景には「北朝鮮の言いなりに資金協力を続けた総連執行部の乱脈ぶり」があったとされている。この中央本部の土地・建物を約45億円という破格の価格で落札したのが、鹿児島市の宗教法人「最福寺」だ。池口恵観法主(76)は北朝鮮幹部から「強制的競売になるのを避けてほしい」と依頼されていたが、「整理回収機構との和解が出来ず、競売が避けられなくなったために自らが入札に踏み切った」と言う。今後は日本政府が同意すれば総連に(次の拠点が見つかるまで)貸す意向だという。こうした北朝鮮と米日韓の間には今緊張関係が高まっている。北朝鮮がいつ核兵器を使用するかわからないと防衛庁は不安を煽っているようだ。自公・安倍政権は手続きを経ない「北朝鮮のミサイル破壊命令」を下したという。理由は「北がいつ発射するかわからないので公表すればこちらの対処を敵に知らせることになるからそのような愚はできない」というものだ。われわれ日本国民は戦後初めて防衛庁から「事件、事変は実はこうだった」と事後に知らされることになるという憲法9条に関わる大変化を経験するかも知れない。自衛隊の行動は事後公表になるのだ。地球全体に責任をもつ権力を付与された統治機構がつくられ、国家間の争いは武力ではなく司法で解決する仕組みが一日も早くつくられることを望む。最福寺僧侶らにも北への肩入れだけではなくそのような祈りをされることを望みたい。

2013/04/07(日) ちゃんと養生しとけえよ!
駐車場にするためのコンクリートを打ち終えた後、社長(親方)が若い子に「ちゃんと養生しとけえよ」と命じた。打ち終えた後のコンクリートにコテを当て、美しく化粧したコンクリートが雨に打たれてブデコボコになったり、犬や猫の足跡がついてはたまらないということであろう。若い子はシートを被せる作業にとりかかった。だが、養生という言葉のもつ本来の意味はどういうものであろう。体を労わりなさいという医学的な意味合いがあったのではないかと思われる。貝原益軒は「養生訓」という書物を著わし、日々の生活の心得を示している。運動と睡眠、食事の大切さ、お灸の用い方とその時期など日常生活の生活の心得がこまごまと記されているという。医学知識も今ほど豊かではなく、国民皆保険もない当時としては病気をしないことが家族を含め、生活防衛の最大の手段であったはず。となれば、「自分の健康は自分で守る」以外に術はなかったと思われる。しかし、江戸時代や明治、大正、昭和の時代を問わず、この言葉「自分の健康は自分で守る」は現代のわれわれにとっても大切なことである。「養生」とは毎日の生活を続けながら健康の増進を図ることであり、自分の健康は自分で守る心得にほかならない。この「養生」という言葉がさまざまな作業における「事前の手当」の意に転用されたのだと悟った。わたしは50歳まで、織田信長のようにありたいと願い、「人生わずか50年」と体を労わらず生きてきた。50歳を過ぎてからは「お釣りの人生さ」と体を労わらず生きてきた。「還暦」を迎えて初めて家族に迷惑をかけないようにとスクワット100回を自分に課し、養生を心がけるようにし始めた。今度はいよいよ数え年で「古希」を迎える。高校卒業50年という同窓会の話の中で初めて気づかされた「古希」という言葉の響き。こんなにもはるか遠くへ来たもんだ、と思った。同時に「養生」をしなきゃと思い、「ちゃんと養生しとけえよ」とわたしはわたしに命じた次第です。

2013/04/06(土) 中電よ!おまえ又値上げかい!?
中国電力の標準所帯の電気代は3月の月額料金が7183円。関西電力が6760円、四国電力は6853円、九州電力は6583円とこの中で一番高い四国電力と比べても中電は330円も高い。九州電力と比べると600円も高い。それぞれの電力会社の経費には運転していない原子力発電の諸費用も含まれている。中国電力では当然島根原発1号機、2号機に加えほぼ完成真近の3号機を含み500億円を超える安全稼働のための費用を払っている。だが、原子力規制委員会が条件として検討しているフィルター付きベントの新設は2015年度の予定だ。また、新しい安全基準は今年7月に決定される。中国電力の値上げはこの費用も加算された値上げ要件として算出されるはずです。さらに山口県上関原子力発電所の予定地では、東日本大震災直後から海を埋め立てる準備工事は止まったまま。山口県は判断を保留したままにしている。山口県の態度は言わば「国のエネルギー政策次第」という状況下で留め置かれている。そこで、工事再開の目途は立たず、中止したまま2年が経過しているにもかかわらず、さらに今後も「上関原子力発電所の人員53人体制」を維持したままにする模様である。この経費もわれわれの電気代から支払われている。原発経費を抱え込み、原発稼働が遅れればさらに電気代を値上げするという悪魔のサイクルを止めてほしいと願うのはわたしだけではないはずだが・・・。中電よ!値上げ理由を「燃料費の高騰」だけにして発表するのを止めてくれ!

2013/04/05(金) さくら散る真昼
今日は花見としゃれこんだ。明日、明後日は風雨激しく今日の花見が最高と思い定めてお弁当を買い、西川の傍のベンチで花吹雪を見ながら遅いお昼をいただいた。そして、ふと思った。敗戦間際の昭和20年の桜は咲いていたのであろうか。咲いていたはずだ。昭和21年敗戦後の桜はどうだったであろうか。焼け野が原になって焼けた桜の木は別として咲いていたはずだ。人々は桜花を見つめ、なにを思ったであろうか。父は米国を直接見聞した外国航路の船乗りの経験から敗戦を予感していたという。敗戦前の教師はどう思っていたであろうか。敗戦を予感しながら生徒を戦地に送り出す教師もいたはずだ。終戦後の桜は教師にはさぞ辛かったことでしょう。自分の間違いを正直に認めざるをえず、話さざるをえなかった教師たち。今、教師たちは自分たちをとりまく状況をどう思っているのだろう。敗戦の教訓から政治と教育を切り離して教育委員会の独立性を保持したが、今また政治の下に従えようとしている。教育委員会の委員、及び教師は文科省の指示に従い、県教委、市町村教委も制度疲労を起こしている。そこをつけ込まれ「こんな無能な教育委員会など不要だ」論がかまびすしい。教師は敗戦前の正しくなかった教育・指導の悔しさを思い出すべきではないかとわたしは思う。教師は「忘却」という言葉に逆らう強さを取り戻してほしい。「正しい」という言葉に執着してほしい、とわたしは願う。散るさくら、残るさくらも散るさくら。良寛和尚の辞世の句は「死」にこだわらず「真理を貫け」と言っているようだと花吹雪を見ながら思った。なんでも唯々諾々と受け入れていいはずがない。

2013/04/04(木) やっぱりキャッシュ!?
地中海に浮かぶ小国、人口わずか86万人ほどのキプロスが一時的に世界経済を震撼させた。観光と金融が主力のキプロスは法人税を安くし、預金金利を高く設定している。そのため世界中のお金が集まり、特にロシアの浮遊預金が多く集まっているようだ。ところが、キプロスの銀行が国家間のつながりの深いギリシャ国債を大量に購入していた。ご存知のとおりギリシャがEUの支援を受けなければならないほどの危機に陥った結果、同国国債は暴落した。そこでキプロスの銀行が破たんしたという訳ですが、EUは「ロシア救済のためにわれわれが苦しむのか」と救済策の一部に銀行預金の一部カットを条件にした。ところが当然住民が猛反対した。議会は法案を否決。事態が混沌とする中で「大口預金だけ一部カット」の方向へと流れが向かっている。しかし、キプロスの商店や中小企業は今苦難のさ中に投げ込まれている。銀行は休業中で送金できず、不安心理の手探り状況の中でキャッシュがなければ商売ができなくなっているという。手元にキャッシュがなければ仕入れができない。観光が売り物だけに土産物店はカード払いが断れない。ガソリンスタンドも「供給停止」の看板が並び、関税が払えないため港には商品が山積みのまま留め置かれているという。日銀が日本の国債購入の歯止めを取り払う(国の借金を国が買う)というが、明日はわが身となりかねない日本。他国のことと笑ってはおられません。やっぱりキャッシュか!?と納得する前にアベノミ(ク)スをよく考えなくてはならないと思われます。

2013/04/03(水) たかがコーヒーとあなどるなかれ!
わたしはコーヒーの苦みが苦手でつい最近まで飲めなかったが、今は薄ければ飲めるようになった。妻はコーヒー好きである。そこでお茶のお付き合いをするときにはコップ半分以下のコーヒーにお湯を2倍以上注いでいただくのがわたしの常である。このようにわたしには少し疎遠なコーヒーではあるが、先月27日、都道府県では46番目に島根県・JR松江駅に併設の商業施設にスターバックスが誕生し、長蛇の列ができたという。そこで、県内に一軒もないのが鳥取県。この時、鳥取県平井知事はテレビ朝日のニュース番組で「スタバはないが、スナバ(鳥取砂丘)はある」と強がったという。全国チェーン店の出店の少ない島根、鳥取両県だが都会でないことが売り物になる時代もくるはずだ。しかし、ベトナムではスタバ襲来でコーヒー決戦が熱い闘いを繰り広げているという。ベトナムがブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー豆の輸出国だとは知らなかった。ベトナムではどろりとした濃いコーヒーが主流だと聞く。ベトナム最大の経済都市ホーチミン市の中心部に2月スターバックス1号店が開業。連日ほぼ満員のにぎわいを見せているという。都会センスのおしゃれな雰囲気がベトナムの人にも好まれているようだ。一番安いサイズは小サイズのフラぺチーノ(9万ドン=約400円)。スタバはベトナムコーヒーの約5倍になるが、ベトナムの経済成長に併せて若者の人気が高まっているらしい。わたしの苦手なコーヒーといえど「あなどるなかれ」と言っているコーヒー決戦は世界中で暑い闘いを繰り広げているようだ。「たかがコーヒー」と言えないのがコーヒーである。ベトナムに出かけて行ってベトナムコーヒーとスタバコーヒーを飲み比べてみたいものだ。もちろん飲用後のお水をしっかり用意して。

2013/04/02(火) 誰のための成長戦略か!?
保険が使えない最先端医療もお金を払えば受けられる。となれば患者やその家族は生命を金で買おうとするはずです。ここでも競争という名の元に金の切れ目が命の切れ目となるでしょう。病院側はといえば高額の自由診療に熱心になるでしょう。こうして国民皆保険が崩されてゆくことになります。そうすると稼ぎが少ない過疎地にはお医者さんがいなくなるでしょう。そして、アメリカ式の保険・医療体制が定着してゆくのです。混合診療の拡大はこうした問題を抱えています。しかし、高支持率の自公・安倍政権に蟻たちが群がって行く状況が気にかかります。こうした競争を労働界にも持ち込もうとしています。「競争が激しくなれば本当に成長するのか」の疑問に答え、甘利経済再生大臣は「すべての国民のためになる規制緩和であり、成長戦略につながるようにしていきたい」と述べました。しかし、今は簡単に解雇できない労働法制を変え、「能力が低い」とみなした社員を解雇しやすくするという。これは業績悪化を理由に企業がリストラしやすくするためにほかならない。農業も企業が参入しやすくして農地の集積を進めさせるよう規制を緩和する。TPP参加の条件づくりをするためだ。結果、国は国民の胃袋と健康を守る責任を放棄することにならざるをえないだろう。「保育」にも企業参入をしやすくするが、保育の質を低下させるでしょう。いずれ自公・安倍政権のすすめた成長戦略は誰のためだったか、問われることになるでしょう。その時には打つ手はなく、もう遅い状況で、国民は「仕方がない」とあきらめ、自分及び家族の生活を維持するためにぶつぶつ文句は言いながら、暮らしていると思われます。ではどうすれば?それぞれお考えください。

2013/04/01(月) 金の切れ目が生命の切れ目!?
お金をたくさん持っている偉い人や大企業家などは「金を払えばいい医療が受けられるし、生命も買える」と思っている人が多いと聞きます。でもこの考え方はどこか間違っていると思います。だって、医療って社会保障の重要部分じゃないですか。だから憲法でも「社会保障の充実をすべき」と決めているのです。金の有無の個人問題ではないのです。だからわたしはアベノミ(ク)スの「混合診療の拡大」を問題にするのです。だってそうでしょ。
差額ベッドの料金徴収だって問題だとわたしは思っていますよ。日本医師会もこの混合診療(保険で診療する医療と保険外の自費で診てもらう医療を混合)に反対しています。「肺炎に効く薬が他の病気に効くとすると他の病気に使うときは自費で診てもらうってのはおかしいでしょ。他の病気にも効くのなら保険の範囲に入れたらいいじゃないか」と日本医師会は指摘しています。それでは自公・安倍政権はなぜ混合診療の拡大なのか!?と聞けば、「やっぱりアメリカの圧力がある」のです。TPP(安倍首相が参加を表明した環太平洋経済連携協定)でもそうですが、アメリカは日本の「国民皆保険がケシカラン」と言っているのです。理由はアメリカ合衆国の保険会社が日本市場に参入しづらいから国民皆保険を無くせと要求する前段の「混合診療拡大」なのです。ヒドイと思いませんか。医療も、薬も金儲けの対象にせよと言っているのです。アメリカがそうだからと言って日本もそうしなければならないという理屈は成り立ちません。金の切れ目が生命の切れ目とならないようにしようじゃないですか。


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