たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2013/04/20(土) わが行く手四方見渡せど春がすみ
昨日に引き続き今日も2月並みの寒さです。近所での会話は「どうしたものかねえ、毎日こう暑かったり、寒かったりでは着るものにも困ってしまうねえ」「そうそう、困ってますよ。風邪引いちゃいますもん」である。天気予報では明日からまた最高気温が20度,またはそれを超えるくらいになるそうですから、着実に初夏に向かっていることは間違いありません。そこでもんもんと迷っていることが1つ。5月に入ると早々に出かけたいところの選択です。一つに絞らなければなりません。1つです。行きたいところは幾つもあるのですが、2つに絞りました。1つは、鳥取の砂丘美術館です。今年は東南アジアがテーマだそうです。そして、もちろん砂丘とその先の海を見ること。砂丘が緑地化して難義しているとの話も聞きますからその様子も見ることができるでしょう。もう1つは、平山郁夫美術館としまなみ海道。瀬戸内の海も申し分のない美しさだと思われます。鳥取の砂丘は蟹の季節が過ぎています。でも、なにか美味しいものはあるはずです。しかし、なかなか思い浮かびません。しまなみ海道は桜鯛がこの時期絶品です。くじ引きで決めるか。食欲で決めるか。美術館で決めるか。といってもどちらも行きたいのですからどうしましょ?「春がすみ北か西かは風まかせ足の向くまま気のむくままに」と思えどもまた迷道に入り込んでしまいます。「わが行く手四方(よも)見渡せど春がすみ」です。

2013/04/19(金) 全快の全身に浴ぶ花吹雪
表題は福山市の広川さんの句です。厳しく苦しい闘病生活を耐えてやっと全快したぞと嬉しさはひとしおです。さらに、嬉しさはそれにとどまらず桜舞い散る花吹雪の中を家族とともに病院を後にされるお姿が目に浮かびます。おめでとうございました。日本の社会も早く深刻な病気が治せないものかと思います。財政赤字というガンの克服は消費税で治す?エッ!どこか間違っていませんか。まず、借金で大企業支援を続けるという生活習慣病を治す根本的治療が必要なのではないでしょうか。荻上チキさんが200人を調査し「彼女たちの売春」という報告書を顕しています。若い女性たちの売春の実態に迫っているのですが、売春という言葉に「ワリキリ」というルビを振っています。精神疾患率が3割で60人、自傷行為が34人、DVの経験者が66人、学歴は高卒以下が約9割となっていて、インタビューでは生業につけない女性たちがやむを得ず、売春に走る姿が生々しく描かれているといいます。ここには日本社会の病巣の深刻さが写しだされていると思います。消費税増税で彼女たちの生活はどうなっていくのでしょう。闇はどんどんその広がりを広げていくはずです。ワリキリというルビがその深刻さを訴えているとわたしは思います。「だいたい、売春なんてやる奴がけしからん」という叱責も聞こえてきそうですが、「少女買春」をする教師だっているわけですから、「日本社会の病巣」と捉えていいのでないでしょうか。早く全快し、花吹雪を浴びながら歩きたいものです。

2013/04/18(木) 定年と無縁に生きて耕せり
表題の句は埼玉県の宮城和歌夫さんの作です。農業一筋に生きて来られたのでしょう。会社務めならば定年を迎え、のんびりと野菜作りを楽しめる年だが、わたしは定年を過ぎても鍬を持ち、畑を耕しているというのです。ここからは自然と向き合って農業を楽しみながら暮らしてきたという誇りも感じられる。だが、しかし、楽しいことばかりではなかったはずです。自然と向き合う暮らしは楽しい時もあれば、苦しい時もあったはずです。東日本大震災ほどではないにしても、時に自然は恐ろしい夜叉の顔を見せます。自然災害のみでなく、社会の、或いは政治の恐ろしい夜叉の顔も見せつけられます。日本の農業はこれまで日本経済の発展のため(自動車や家電の輸出のため)という名目のもとに犠牲にされ続けてきました。今回もTPP参加のもとで関税撤廃・貿易自由化の名目のもとに犠牲にされようとしています。農業の保護は日本人の健康に関わる重大事だとわたしは思っています。スーパーの店頭でアメリカなど外国産の安価な肉と少し高い国産の肉とが並んでいるとどうしようかと悩みます。安全をとるか、安さをとるか。消費税が8%、10%になれば安全よりも安さを選ぶようになるのではないでしょうか。そうすれば健康を害する危険性が増すことになります。これらのことについて宮城さんはどう思われてこの句を詠まれたのでしょう。

2013/04/17(水) 地震と屋根と安全性
13日の淡路島地震による被害状況を新聞やテレビ報道などで見る限り屋根瓦の崩落が圧倒的に多かった。阪神淡路大震災も同様の状況であった。阪神淡路大震災の後、各住宅メーカーは建物の安全性について見直した。その結果、基礎杭の強化、柱や壁の強度アップとともに屋根材を瓦から鋼板或いは軽量の瓦に変更できるように努力してきた。一方、淡路瓦は日本三大瓦産地の一つであり、阪神淡路大震災の後、淡路瓦工業組合の会員は約250社が約90社へと3分の1に激減した。地元の同組合役員は「瓦が悪ものではない。柱や壁の強度の方が重要。瓦が落ちることで家全体が守られるようになっている。だからこそ1400年の瓦屋根の伝統がある」と言うが、これで瓦屋根離れが加速することは間違いないと思われる。日本の風土、景観を考えると瓦屋根がわたしは好きだ。鋼板葺きは瓦に比べて寿命が短く、メンテナンスを怠ると雨漏りの危険性が大きい。そうすると、土を使わない軽量の瓦が主流になるかも知れない。淡路瓦も軽量化の工夫を余儀なくされることは間違いなく、その研究と成果が今後試されることとなろう。淡路瓦は島内に良質の粘土が安価に豊富にあったことから京阪神の住宅や寺社に多く使われてきた結果、年間生産量約5千万枚、全国シェア約1割を誇ってきた。それだけに今後の研究の成否が地場産業の存続か、否かの分岐点となろう。終の住み家をもとめる人々にとっても、地震活動期にある地球環境の中で地震国日本にとってもこれはとても重要な課題である。ガンバレ淡路、ガンバレ瓦、ガンバレ研究者!の支援も必要となるであろう。

2013/04/16(火) 安全対策はヒト次第かな!?
3日前の13日の早朝(午前5時33分)「又か!」と驚かれた方も多いかと思います。M6・震度6弱の地震があった。わたしは5時前にテレビをつけ、少し寒いのでストーブをつけた。お湯を沸かそうとストーブに水を入れなおしたやかんをかけたとき、揺れが来た。「阪神淡路か!?」と思い、ストーブの火を切り、揺れがひどければテーブルの下に避難しようと身構えていたが、揺れはすぐ収まった。家族を起こす暇もなかったこの地震のことを考えると、わが町内ではどうしたらいいのか、と思った。避難場所を設定し、町内会員には連絡している。家族でもいざというときのために話し合い、一人ひとりどうするか、メモも渡してある。町内会のことで言えば、今朝の資源ごみの持ちよりの時間もなかなか守られず、埋め立てゴミや焼却ゴミも有料袋にも入れず時間前(深夜から夜明け前)に投げ込んであるヒトもいる。スプレー缶も穴を開けず、中には煙草の吸殻を詰め込んでいる奴もいる。市は何もしないから費用は町内会持ち出しであり、人件費も無料のボランティヤである。町内会居住者の半数は町内会に加入していないので町内会会員から批判も強い。地震対策でいえば、寝たきりや車いすの人だっている。どうすれば?と悩みは尽きない。家族も一昨日娘が「もっと大きな地震があったらどうしようか」とわたしに尋ねた。わたしは「渡してあるでしょう。メモを見て」と答えた。地震対策は、もう一度と言わず何度でも話し合う必要を感じた次第ではあるが、自信を無くした。ほんとうにいざというとき大丈夫かなと不安は消えそうにない。

2013/04/15(月) 将を射んと欲すればまず馬を射よ
自公政権・安倍首相は経済問題ではアベノミクスと称される円安株高誘導作戦でお金をジャブジャブ市場に流す方式を強引に押し進めている。国の借金(赤字国債)をたくさん発行し、銀行などに引き受けさせて、7割ほどを日銀が買い戻す方式で、国の赤字に歯止めをかけない方向へと舵を切ったのだ。その発言が功を奏し、今、円安株高局面が切り開かれている。しかし、日本企業が活力を取り戻し、内需が拡大されるかどうかは未だ不透明だ。だが、この円安株高による支持率の高さを背景に、安倍首相はTPP参加と憲法改正は迂回作戦を取っている。「将を射んと欲すればまず馬を射よ」との戦法である。TPPでは、TPP参加が本命だがそれを前面にださず、まず「農業分野は例外にさせる」との米オバマ大統領との話を先行させ、「これならいいだろう」と参加を表明した。だが、米国に「うちは自動車関税は当面継続するよ」と脅され、オタオタしている。次は、憲法改悪である。わたしは憲法改正すべてが悪だと言っているわけではない。変えていいものはある。だが、憲法9条を改正したいがために96条の3分の2条項を変えようと言っているのである。もし、現在の勢力で憲法9条を変えるなら、国民投票に3分の2以上の賛成があった時と明記してほしい。96条を2分の1に変えて、9条を変えようとしている安倍。ならば、彼はなぜ硫黄島に行ったのか。日本が無謀にも仕掛けたあの戦争で亡くなった慰霊に「ごめんなさい。あなたたちを死に追いやった戦争は2度としません」が普通ではないかとわたしは思うが、彼はそうではないようだ。「もう一度戦争をする国に変えます。見ていてください」と慰霊に祈ったのではなかろうか。わたしは憲法9条、96条を変える必要はないと思う。気がつけば「日本は戦争する国になっていた」ではみなさんお困りではなかろうか。今日、わたしは母の兄たち、つまり叔父たちのあの戦争での死亡通知を見て尚更そう思う。

2013/04/14(日) 岡山市は愚策継続か!?
岡山市は保・幼・小・中の学校園統廃合を強行してきた。人口減少が進む都心部と足守地区などの周辺部であるが、企画力はゼロだと言わなければならない。都心部の2小学校は、1つはマンションなどの建設用地に貸し出し、今1つは病院用地に貸し出してしまった。周辺部の高田地区の下高田幼稚園は長らく放置されたままになっている。中心部の学校用地は本来ならば、近く連動して発生すると予想されている東海、東南海、南海地震に備えて市民の避難所として確保されるべきものであろう。しかし、岡山市は民間に貸し出すという愚策を強行した。市民の生命財産を見向きもしない行政行為と言わざるをえない。では、周辺部の足守地区の下高田幼稚園は空家のままである。ひどい話である。ここに見られる岡山市及び岡山市教育委員会の知能は「教員を減らせという県教委の指示に従っただけ」で複合的に考える知能を持ち合わせていない」幼稚さ丸出しである。これに追随する議会も議会としか言いようがない。高知県四万十町(人口2万人弱)の山奥の小学校の廃校にフィギュア製造業者「海洋堂」が町からこの廃校を借り受け、「海洋堂ホビー館四万十」を開業し、以来1年半で来館者が14万人を超えたという。この場所はJR予土線無人駅からさらに細い山道を5kmも上がらなければならないという不便なところだ。「何もない」から「それがいい」に変えたというこうした取り組みに学ばなければなるまい。わたしは民間になんでもまかせたらいいと言っているのではない。市民が必要とするものは市民利用を考え、そうでないものは活用方法を考えるべきだと申し上げているのである。高田小学校などは近く廃校となる予定である。せめては活用方法を併考して廃校を実施すべきではないかと思うのだが、岡山市当局及び同市議員諸侯はいかがお考えであろうか。

2013/04/13(土) 海外ツアー参加時の事故責任
間もなく5月。気候もよくなり、5月の連休中には大勢の日本人が海外ツアーに参加されることと思います。しかし、事故に巻き込まれるケースが近年増えています。今年、2月にはエジプトで熱気球事故で日本人4人が犠牲になりました。ツアーはJTB子会社が手配していましたが、気球クルーズはオプションでした。ツアー本体の企画ではなく、ツアー参加者が自ら選んで参加したもので、JTBは責任を負わないことを事前に明示していたとのことです。今回の件について、JTBは補償に応じる用意があるようですが、法律的にリスクの全責任を負わなければならないとはいえない状況があります。米ユタ州でツアーバスが転落(日本人15人が死傷)した事故の原因は大麻を吸引した日本人留学生の運転でした。刑事事件の訴追とは別に遺族は損害賠償を求めてユタ州で裁判中とのことですが、日本旅行の現地子会社である日本旅行アメリカ(NTA)が企画したこのツアーはNTAが地元ツアー会社に再委託、さらにこの会社がバス運行会社に再々委託していたというものですから、誰がどのように責任をとるのかがあいまいです。その上、現地バス会社に補償能力がない場合、日本旅行が全責任をとってくれるのかどうかも法律上の論点となります。旅行業法及び同法施行規則には安全配慮義務が明記されていません。判例では旅行会社は安全配慮義務を負うとの判断が示されています。ユタ州の事故の場合は、事故を起こしたバス会社が一部の営業許可を取得していなかったことが判明(企画したNTAは調査しないでツアーの運行を事故を起こしたバス会社に委託した)し、約款にもとづく安全配慮義務に違反しているので訴訟を維持できると判断したといいます。エジプトの熱気球事故のようなオプションツアーもかなり難しい訴訟となることが予想されます。そこで、海外へお出かけの際にはそのツアーの内容や責任関係の確認と自らの保険加入も考えた上でのリスク管理をしておく必要があると思われます。わたしは「この年まで生かされたのだからまあいいや」と思いますが、残された家族はそういう訳にはいかないでしょうから「やっぱりよく相談して」からということになるだろうと思います。

2013/04/12(金) 鳥に国境がないように
夏鳥にはツバメ、ホトトギス、カッコウなどがいる。冬鳥にはガン、ハクチョウ、カモなどがいる。日本にねぐらを持たない渡り鳥にはシギ、チドリなどがいる。渡り鳥にはこの3種があるが、彼らには国境がなく、自由に国境を移動している。もちろんパスポートも不要だ。人の移動もこの100年間で随分自由に移動できるようになった。が、しかし、戦争、紛争、テロ、武器の自由使用など他国人を殺害するという恐ろしい状況がまだある。今は北朝鮮が核兵器を使うぞ、俺の国の貧困を何とかしろとアメリカを脅している。一方では、人の起用も国家間を超えておこなわれほどになってきた。1992年から2008年(金融危機)まで16年間好景気だった英国は今「3番底の不景気」だという。英国も日本と同じく国の借金が多い。そこで英国は簡単にお金を印刷してお金をじゃぶじゃぶ市場に流すのではなく、ここはもう一つ頭を使おうと考えた。そこで英国の中央銀行・イングランド銀行総裁にカナダ人のカナダ中央銀行、マーク・カーニー総裁をトップに迎えることにしたのだ。スゴイ!その手腕はこれからだがどうなるか?世界が今注目している。わたしは誇り高き英国も能力があれば異国人でも受け入れるようになっているという事実に注目している。世界ではもう国境の壁が薄くなっているのだ。経済が先行して政治形態は遅れてついてくるのは常識のはず。早く国境の垣根を取り払う時代が来てほしいものだ。鳥には国境がないように、人も安全に、自由に行き来できるように。国家間の争いは司法裁判で決着がつけられるように。

2013/04/11(木) 他山の石をわが珠とせよ
インドの主要都市で住宅価格が高騰しているという。例えば、ムンバイ、デリーや南部のチェンマイなどでは住宅価格が最高値を記録更新中とのこと。2007年を100とした場合の住宅価格指数は昨年末でデリーで195、チェンマイでは314という異様な指数となっているそうだ。5年間で家の価格が2倍とか3倍になるという異常さ。何だかどこかおかしい。インド経済は10年ぶりの低成長で住宅が売れないのになぜ?金利も高く、新規住宅の伸びがないのになぜ?理由は「インド経済が不透明だから、株に投資しても先が見えない。不動産なら値上がりが期待できるだろう」と投機の対象となっているからだという。不動産が投機の対象となって値上がりすれば、金利も高い(住宅購入を見合わせる)、値が高くなる住宅は指をくわえてみているしかない中間層を大量に生み出すことになる。投機ではなく、住むためにマイホームを望む庶民にとっては住みにくいインドの住宅事情。投機的な不動産取引を抑えなければ社会問題化すると思われる。しかし、これははるか遠くのインドという国の出来事とは思えない事象だ。日本の住宅事情も要検討ではないかと思う。日銀が1万円札をじゃぶじゃぶ印刷し、国債を発行して、国債を買いこんでもなかなか銀行は融資実行をしない。だって、払ってもらえなさそうな人にはお金を貸したくないでしょ。当たり前ですよ。このじゃぶじゃぶのお金はお金の価値を下げながらどこにゆくのでしょう?やっぱり、投資?水は高いところから低いところへ流れるけれどお金はどうも反対らしい。たくさん持っている人のところへ流れ、集まってゆくようだ。

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