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2013/04/01(月)
金の切れ目が生命の切れ目!?
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お金をたくさん持っている偉い人や大企業家などは「金を払えばいい医療が受けられるし、生命も買える」と思っている人が多いと聞きます。でもこの考え方はどこか間違っていると思います。だって、医療って社会保障の重要部分じゃないですか。だから憲法でも「社会保障の充実をすべき」と決めているのです。金の有無の個人問題ではないのです。だからわたしはアベノミ(ク)スの「混合診療の拡大」を問題にするのです。だってそうでしょ。 差額ベッドの料金徴収だって問題だとわたしは思っていますよ。日本医師会もこの混合診療(保険で診療する医療と保険外の自費で診てもらう医療を混合)に反対しています。「肺炎に効く薬が他の病気に効くとすると他の病気に使うときは自費で診てもらうってのはおかしいでしょ。他の病気にも効くのなら保険の範囲に入れたらいいじゃないか」と日本医師会は指摘しています。それでは自公・安倍政権はなぜ混合診療の拡大なのか!?と聞けば、「やっぱりアメリカの圧力がある」のです。TPP(安倍首相が参加を表明した環太平洋経済連携協定)でもそうですが、アメリカは日本の「国民皆保険がケシカラン」と言っているのです。理由はアメリカ合衆国の保険会社が日本市場に参入しづらいから国民皆保険を無くせと要求する前段の「混合診療拡大」なのです。ヒドイと思いませんか。医療も、薬も金儲けの対象にせよと言っているのです。アメリカがそうだからと言って日本もそうしなければならないという理屈は成り立ちません。金の切れ目が生命の切れ目とならないようにしようじゃないですか。
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