|
2013/02/09(土)
借金まみれの大和一家
|
|
|
山茶花の白花に小雪が散らつけばなどと想っていたらほんとうに雪が降ってきた。寒さに震えながら電話の主に会うと「ある新聞社の運送事業を請け負っていたが、辞めるか単価を大幅に切り下げるかどちらかにしろと言われたという。燃料費が高騰している中でこれ以上の単価切り下げは困難だというとそれなら辞めろ、他社に変えると言う。この新聞配送事業には本社から出向している社員が4人もいるがあまり仕事らしい仕事はしない。もう二十年近く不平も言わずこちらがほとんどの仕事をやってきたのに今更・・」と悔しがる。新しい責任者が交代して来たところ2カ月目でこの話となったらしいからおそらく経費削減が新任者の使命のようだ。新規の仕事を開拓するためには融資も必要と銀行に相談したが、融資は駄目だと断られたとのこと。「日銀が市中に出回るお金を増やして経済活動を活発にして、お金も借入できるようにしていくのがアベノミクスではないのか」という。日銀のデータによれば日銀の通貨発行額(お札とコインの合計)は92年3月末が37兆円、02年3月末が72兆円、12年3月末が85兆円となっている。通貨供給量も同様に増やしているが効果は少なく、発行額は20年で2.3倍にも通貨発行を増やし、インフレ誘導をしているにもかかわらず、それでも景気はよくなっていないのだ。日銀の保有資産は12年9月末で159兆円、そのうち国債が104兆円で65%にもなる。国の借金を中央銀行が肩代わりしている異常な事態です。これをもっとやれと言うのがアベノミクスですから、もっとお金を印刷しろ、バラまけ、銀行は引き受けろ、後は国が買い取ってやるぞ、という構図となり、主人が切った手形をいったん親戚が引き受け、それを奥さんが買い取るということと同じです。この大和一家の借金家計をどうするのか?が今は見えてきません。では、どうすればいいのでしょう?
|
|
|