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2013/02/26(火)
スマートシテイってなんだろう?(3)
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スマートグリッドの最大眼目は電力の無駄を排除することにあるという。発電所、送電網だけではなく家庭や工場なども最新の電力技術とIT技術を駆使し、ネットワークを形成し、効率よく電気を供給しようとするものである。現状では解決できないリアルタイム電力量を知ることにより、リアルタイムな需要に応じたきめ細かな発電をおこなうことにより無駄を無くす計画だ。これにより集計値に基づく正確な電気消費量予測をたてることができ、この予測から具体的、計画的な発電所、変電所を配置することが可能となり、無駄が排除されるという訳だ。アメリカでは2000年ごろから検討が進められ、さまざまな実証実験がおこなわれている。コロラド州ボールダーではエクセルエナジーという電力会社が中心となり、08年から110億円を投じてスマートグリッドによる新電力ネットワークの大規模な実証実験がおこなわれている。フロリダやシカゴでもおこなわれている。オバマ政権では約1億1900万ドルの資金を拠出すると言い、09年10月34億ドル(約3100億円)という巨大予算を投じて米国の送電網を刷新すると発表した。そして、この予算はアラバマ、米領サモア、コロンビア地区、イリノイ、メリーランド、ノースダコタ、ワイオミングの7つの州と地域を対象に投資されることに。では、再生可能エネルギーはどうなるのか?米国電力中央研究所の概念図によれば電力消費地の発電は風力や太陽光などの再生可能エネルギーが発電の中心に据えられている。では・・・?発電に波がある再生可能エネルギーのみで計画に基づく電力を供給できるのだろうか?蓄電池の開発はまだまだこれからだ。それとも広大な都市規模ではなく狭小な地域限定なのだろうか?
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