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2013/10/29(火)
高齢者雇用・アジアで進む
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アジア各国が高齢者の雇用機会を増やす制度作りに動きはじめたという。韓国、マレーシア、シンガポール・・・。シンガポールでは高齢者の再雇用期間を65歳から67歳に伸ばす検討が始められたという。負担増となる企業の反発も強いというが、再雇用制度の開始期間が昨年ということも原因の一因となっているようだ。シンガポールが62歳を65歳に引き上げたのは昨年のことだ。健康問題に問題がないなどの条件を満たせば再雇用される。同国では外国人労働者の増加に対する反発が根強く、政府は就労ビザの発給要件を厳しくしているため、不足する労働者を高齢者で補おうとしている。日本も今年4月高齢者の継続雇用を義務づける制度を導入した。タイやインドネシアやベトナムも2050年までに65歳以上の高齢者が約2割になると推定されている。一方、労働コストの増大が企業誘致にマイナスとの指摘もあり今後の議論が注目される。日本では若い人たちが正規就労できていないという制度のゆがみがある。人みな等しく幸せに暮らせる地球をつくるにはなにが必要か。併せて活発な議論が交わされることを望みたい。
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