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2013/01/22(火)
アルジェリア人質事件で日本人死亡
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アルジェリアの人質事件(南東部イナメナス天然ガス関連施設)は多くの死亡者をだすという惨劇に終わった。日本人の死者は7人と発表されたが、プラント大手の「日揮」の従業員の一人が日本人9人が殺害されたとAFP通信に語ったとも伝えられています。このようなテロ行為が許されないことは明白です。他方で今回の事件がアルカイダによる2011年の米同時多発テロ後の対テロ戦略が破たんしたことも示しました。残念ですが認めざるをえません。仏軍の隣国マリでの軍事作戦がアルカイダのテロの理由に使われましたが、これは米国のイラク侵略が国債テロ組織アルカイダに活力を与えたのと同じ構図です。テレビ報道である学者は次のように指摘しました。「以前は人質解放の順序が女性・子どもの次は日本人だった。だが日本の自衛隊のイラク派兵後日本はアメリカの手先だとの認識となり狙われるようになったと」つまるところ、憲法違反行為の海外派兵が死者を生み出したと主張されたのです。米をはじめとする先進諸国と対立するイスラム武装勢力の構図のその根っこは資源の奪い合いでもあります。自民党がこれを好機とばかりに強く主張し始めた憲法改悪と自衛隊の国防軍への編制替えは国際関係をさらに緊張させることになるでしょう。
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