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2013/01/15(火)
大増税時代
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昨日から今朝の報道でわたしの興味を引いたのは税制改正の行方だ。「さあ、大盤振る舞いだ。しっかり減税してやるからしっかり家を建ててくれ」と現金で住宅を購入しても、省エネ耐震型リフォームでもドンと減税してやる、との見出しが1面トップに踊る。現金で家を建てると最大100万円も税金が安くなる。とりあえずということだろうが、期間は5年というので、消費税導入前及び導入後にまたがると思える。払える税額が100万円を超えている!?まけてもらえる税金が100万円!?金持っていいなあ。一方、2面には「消費税・軽減税率結論出せず。自公・導入時期めぐり平行線」とあり、普通の庶民には重税を課したまま消費税導入に突っ走ろうとしている安倍政権の姿が小さく取り扱われている。庶民は大根やらニンジンやら毎日食べているささやかな食料品だぜ。5円、10円が財布にこたえるんだぜ。ところが決まらない。そんな大増税時代にバカ売れしている本があるという。その本の広告がまた1面に踊っている。「大反響!続々重版!!税務署が嫌がる{税金0円の裏ワザ}サラリーマンにもできる{合法的脱税術}大増税時代で話題の本。迫りくる大増税・大リストラ時代を生き抜く知識を身につけろ!」だ。著者は元国税調査官、大村大次郎氏。なかなかやるねえ。官費で飯を食いながら脱税を暴く仕事だ。裏の裏まで知り尽くした脱税の手口のなかで合法的なものやヤバイものも合法的にして教えてあげようというわけだ。職業の肩書はないが税理士資格は付与されているはずだから税理士事務所をもしも開業していれば行列ができていることだろう。官費(税金)で培わせていただいた知識で荒稼ぎとは大したもんだねえ。脱帽!でもね、この大増税時代を生き抜かなくちゃね。ありがたいと思わなくちゃね。
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