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2013/01/10(木)
J・ハムレ氏の見解をどう見るか(2)
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第2は、最近の日米関係について「民主党政権時代も野田政権とは良好な関係であり、安定していた。沖縄の米軍普天間基地の移設問題が長年の懸案である。普天間問題がすぐに解決しなくても日米はアジアの安全と安定のために役割を定義していかなければならない。例えば、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35の日本への配備は日米関係の強化につながる」という。この発言から見えてくることは、(1)米国は民主党でも、自民党でも日米関係は良好で同じだと受け取っているということ。つまり、自民党も、民主党も変わりはしないということを証明して見せている。(2)米軍の普天間基地移設が例え長引いても米軍の軍事力強化を図ることが大切だという彼の真意は沖縄の米軍基地を残せ、強化せよと主張しているということだ。沖縄県民や心ある日本国民は米軍の普天間基地移設に反対している。日本政府は沖縄に過重負担を掛けたまま沖縄問題を放置している。つまり、沖縄の問題に沖縄県民以外に真剣に向き合っていないということである。日本政府が米国にへつらっている姿勢にわたしはうんざりしているのだ。沖縄県民の中から日本から独立せよとの声が大きくなるのは当然と言える。ジョン・ハムレ氏のこの2点についての発言は今回の衆議院選挙での自民圧勝をどう見るか、安保条約を廃棄し沖縄県民の願いに応える道を模索することの大切さを物語っている。
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