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2012/08/08(水)
福島原発から1年4カ月・・(10)
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東電は原子力規制づくりを先送りさせたり、軟化させるようこれまで圧力を規制官庁にかけてきた。原子力安全・保安院はこれに迎合してきた。このように癒着してきた東電と規制官庁が水爆事故の責任がないと言えるのだろうか。わたしは断じてアルと言いたい。さらには、今年の春にも、原子力をどう規制するかについて、福島第一原発事故の教訓から核燃料サイクル政策の見直しをすすめる原子力委員会において事前に関係者と秘密協議をして方針をすり合わせていたという。わたしはこの反省のない東電、民主党政府、規制当局などの原子力村の体質に不信感をもたざるをえない。東電が事故から1年以上経った今日においても事故原因の徹底解明、再発防止の意欲すらもっていないことに嫌悪感さえ覚える。東電内部では津波の高さ想定があったが意に介しなかったとする報道もあるが、政府事故調は「(東電は)根拠なき安全神話を前提にしてあえて想定してこなかったから想定外だったにすぎない」国会事故調は「今回の事故は決して想定外とはいえず責任を逃れることはできない」と批判、断定している。東電他電力事業連合の無責任さを改めさせるには電力事業の独占化を止めさせ、分散化すること。原子力発電に頼らない再生可能エネルギー電力供給を増やす方向に舵を切らななければならないとわたしは思う。2030年原子力発電ゼロは当然であろう。
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