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2012/08/28(火)
岡山小学児童不登校ワースト1
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文部科学省が27日学校基本調査結果を公表した。その速報値を見ると、岡山県内の不登校発生率は千人当たり5.5人で全国最悪を2年連続更新。発生率は前年度よりも悪化している。中学校児童生徒は全国ワースト7だった。原因は「情緒的混乱」「無気力」「いじめ」など。県内では小学校のワースト順位は赤磐、笠岡、美作、瀬戸内、和気、倉敷、津山、岡山の順。中学校では赤磐、瀬戸内、美作、備前、倉敷、玉野、総社、岡山の順になっており、小学校、中学校とも岡山市は県内平均的数値に近い。岡山県教委は発生率がワースト1になった昨年から不登校は最初の3日間が大切との認識から学校に家庭訪問の徹底を求めてきたが、効果を上げ得なかった結果となった。わたしはこの結果が原因分析と対策が根本的ではなかったのではないかと分析する。県内全域に共通する問題、課題とそれぞれの市町村及び学校別に特殊的事情による問題、課題と両面から分析し、それぞれの学校に適した対策が必要なことは言うまでもない。初めの3日が大切だけでは乗り切れないことが今年実証されたのだから県教委は対策をキチンと練り直さなければならないはずだ。その際、わたしは教育界の「家庭が悪い」という考え、思想を捨てて原因と対策を分析してほしいものだと願う。なぜならば、結論を家庭だけに求めるから、根本的に公平な観点から原因分析をしなければ、原因と対策がゆがむ結果を生むとわたしは思っている。少子化時代の大切な子どもたちが健全に育ってほしいと願うが故に。
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