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2012/08/13(月)
福島原発事故から1年5カ月・・(15)
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それでは各事故調は今後どのようにすればよい、と提言しているのだろう?東電事故調は事故原因究明の熱意がないばかりか、今後の対策についてもなんらの考えも持ち合わせていないので省略し、政府、国会、民間の事故調提言を検証してみたい。政府事故調は管政権が閣議決定にもとづき設置されたものである。委員長は畑村洋太郎氏である。閣僚・政府関係者や東電幹部らが非公式の調査に応じたといわれている。この調査委員会の性格は責任の追及よりも事故の経過や法制度などの分析を重視しておこなわれたとのことである。まず第一の提言は「日本は災害大国だと肝に銘じ、国主導で引き続き事故の究明に取り組むべきだ。今後の原子力の安全は原発にかかわるすべての事業者が専門的知見を活用して検討しなければならない」とした。では同じ民主党の党首となった野田氏はどうであろうか。大飯原発を専門的知見の活用もせず、再稼働させた。仏作って魂いれずとはこのことであろう。民主党政府が設置した政府の原発事故調査委員会の第一の提言さえ民主党野田政権は守らなかったのである。このような嘘つき総理、枝野などの嘘つき大臣が存在する国の不幸を国民が選挙で造り出したというところに背筋の寒さを覚える。もっと賢い国民にならなければならないとわたしは思うのだが・・・果たしてどうなるのだろう?
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