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2012/07/29(日)
福島原発事故から1年4カ月が過ぎ(1)
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福島第一原発事故から1年4カ月が過ぎました。いまだに故郷に帰れない方が避難生活を続けていらっしゃいます。言うに言われぬ辛酸を味わい続けていらっしゃる方々のご苦労ははかり知れません。しかし、東京電力の無責任さはどうでしょう。各電力会社の安全性無視・原発再稼働への執念は人命よりも企業活動を優先する姿勢を露骨に表明しています。こうした財界の圧力に屈した橋下大阪市長(維新の会代表)をはじめとする各自治体の首長たち、そうさせた民主党・野田政権はいずれ歴史の審判を受けることとなるでしょう。原発事故調査報告書も政府、国会、民間、東電の4者分が出そろいました。巨大地震と大津波に見舞われた3つの原子炉の炉心溶融(メルトダウン)という史上最悪の原発事故は避けられなかったのか。4者の事故報告書を見ても核心に迫る解明はほど遠く感じられます。そこで、わたしなりに、この事故について考えてみたいと思います。次回はまず事故の原因からです。
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