たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2012/05/11(金) 純白の五弁ほのかに茨咲く
中四国の荒れた天気が関東に移動したようだ。晴天が一変し、雹や突風、雨など茨城などの竜巻に続く異変が相次いでいる。季節は温かい野茨の季節なのに。「愁ひつつ岡に登れば花いばら」啄木もまねた蕪村の有名な句だが、この五月の愁いはかつては五月病と言われていたが、今では通年だとの報告がある。会社で仕事するそのこと自身が苦痛で、会社に病気休暇をだし、休暇中に出張申請をして、休暇を楽しむ若者もいたという。この現象はなにを示しているのだろう。仕事をしないで遊びながら暮らせたらどんなにいいだろうと思う反面「そりゃあ違うだろ」という声がわたしの胸の奥から聞こえてくる。仕事そのものが暮らしの原点なのだから。しかし、その仕事で得た利益がきちんと分配されないから問題だと本能的に感じているとも受けとれる。人間的な生活がしたい。だが、利益の配分が不平等になっているからできないのだと。だとすれば、なぜ変革のエネルギーがそちらへ向かないのだろう。見えない敵をさがせ!おまえは誰だ!おまえは何者だ!

2012/05/10(木) 大山鳴動ねずみ一匹
国の主導で全国の自治体とマスコミが大騒ぎした平成の大合併が一段落した。岡山市も人口70万人に満たない時点で合併の功労により政令指定都市に認定された。全国に派遣された優秀な国からの出向者が陣頭指揮をとった。合併促進のエサは国から地方への税源配分を期限付きで以前の自治体のままとするという交付税の特例措置である。脅しは合併しなければ交付税が減るぞ、自治体の維持は難しいぞ、というものである。だが、合併しないで名誉ある孤立を選んだ自治体も多くある。そんな中、真庭、美作、安芸高田市と島根県雲南市の4市が合併に伴う特例措置が10年で打ち切られるので交付税の大幅減額を前に会合を持った。算定方法を見直してくれと国に意見をだすためである。全国市長会も会合を持った。国に意見をだすためである。これまたあれほど大騒ぎした地方分権一括法により見せかけは地方に権限があるかのようだが実態はない。これらの会合はこのことを証明している。
地方が独自に判断し、維持できる地方制度を国はやりたがらないようだ。ここに大阪市長橋下氏が国にかみつく根拠がある。マスコミが持ち上げる根拠がある。市民が共感する根拠がある。国が隠している秘部へのパンチである。会合を持ってお願いする手法ではないところに彼の特徴がある。要は地方に係る交付税などの負担を国は減らしたいだけなのだ。権力の維持なのだ。そのためにいろいろ理屈をつけ、餌をぶら下げ、脅しをかけ、思う通りにやらせていく。この権力構図が原発をも推進してきたのだ。この為政者の陰に潜んでいるものをあぶりださなければならない。橋下氏はここに噛みついたのだ。だが、この橋下の全言動を含め、よく見つめ、日本人は事態を正しく見通す目を鍛えなければならない。われわれは何度騙されてきたことか。

2012/05/09(水) さらさらと風にこぼすや芥子の種
紅い可憐な芥子の花が散り始めた。自然の営みは美しい巡り合わせをわたしたちにくださる。しかし、自然はまた厳しい試練をもわたしたちに与えるようだ。大型連休最終日の6日、大竜巻が関東北部を襲った。窓ガラスが割れ、屋根が吹き飛ばされている映像は胸を苦しくさせる。人も亡くなり、負傷された方も大勢いらっしゃる。昨年の東日本大震災もわたしたちに警告を発しているのだ。特に、日本の為政者は心しなければなるまい。スイスでは原発依存政策をやめるとの結論をだした。そして、スイスは以前日本に「原発の安全に絶対はないのでは?もっと安全性を高めるべきでは!」と言ったというが、日本側は「日本は絶対安全」と言い切ったそうだ。ところが昨年の福島第一原発事故がその間違いを証明した。とすれば「人災」ではないか。にもかかわらずまだ日本は原発にしがみつこうとしている。震災の瓦礫処理もまだ1割を超えたばかりにもかかわらずである。熱帯魚が九州北部日本海、五島列島辺りにまで見られるという。蝶研究者は既に30年前から亜熱帯地方の蝶が北上し、日本に土着していると報告している。となれば、地球温暖化対策を含め、わたしたちは人が自然の中で生かされているという原点を見つめなおさなければならないのではないか。芥子から阿片を造り出して金儲けだけして人を壊してはならないように。だが、原発は芥子よりもっと危険ではないか。そしてまた、止めて自然エネルギーに転換すればよいのだから、止めるべきなのだ。

2012/05/08(火) 花落ちて輝きを増す椿かな
花をすっかり落としてしまった椿が葉の輝きを増し、ますますきれいになってきた。人もこのようにありたいものだとつくづく思う。だが、なかなか思うようにはいかないものだ。経済も、政治も思うようにいかない分野のうちの一つだと思われる。連休明け7日の株式市場はフランス大統領選(現職のサルコジ氏が敗れ、緊縮策を見直すという社会党のオランド氏が当選)やギリシャ(緊縮策を進める与党が過半数割れに)総選挙の結果を受け、全面安となった。世界経済はこれで混沌とする様相を呈してきた。ギリシャ経済不安の再燃焼でスペインやフランス経済もさらにガタツキを増すことになるだろう。同国らの国債に不安感が増せば円高が止まらなくなる。また日本企業の海外進出が増え、国内産業はさらに空洞化することになる。日本の国債は大丈夫か!?いずれおかしくなりそうだ。だから、消費税増税をという民主党・野田首相政権の短絡的発想は米と日本巨大企業の発想に他ならないのでこれもすぐ破たんするだろう。今、必要なことは大多数の日本国民の暮らしを安定させること。これに尽きると思われる。
美しく見える花をすっかり落として本当の樹木の輝きをとりもどしたいものだ。

2012/05/07(月) 松風や筍飯に青豌豆
昨日の農作業のお手伝いで農家の労力不足の深刻さを気づかされた。農機具の買い取り、中古農具販売市場の急速な拡大はその反映でもあろう。母親が一人家に残り、細々と農業を続けてきたが腰は痛いし、もう続けられないとの話もあちらこちらで話題になる。息子や娘のいる都会に引き取られるケース、施設を進められるケース、誘いを断り頑固に田舎に残るケースなどさまざまであるが、結果としては都会の中でも周辺部の住宅地の人口が増え、都心と田舎が人口が減りスカスカになっている。そこで都心回生との国の号令で都心居住者を増やすためのマンション他の施設への手厚い補助金政策。そうなると田舎はどうなるのだろう。田舎はますます過疎になるのではないか、との心配が胸をよぎる。日本の農業を守る上での労力不足対策、人口の偏りを是正する街づくり政策が必要だと思った。

2012/05/06(日) 誰想ふとや 月がきれい
昨日は月がきれいだった。不安定な季節が今朝は雨を降らせる。今日は頼まれて他所の田んぼで耕運機を使う予定だ。が、どうなるのだろう?この雨だ。この家は親父さんが体が弱ってしまい耕運機が使えない。田植えの時期が来たが、イライラしている。息子はぎっくり腰で機械が使えない。なんとかならないか、というものだが、馬鹿な性格は治らない。頼まれるといやとは言えず引き受けた。9反もあるというからすごい。農業はこれからますます厳しくなりそうだ。日本の米消費量は昨年で米よりもパンの方が多くなったという。この初めての逆転をどう見るか。米国では日本への輸出向けの短粒種の植え付けを増やしたという。それでは日本の農業はどうにもならなくなるのは目に見えている。はてさてどうしたものか?一方、セブンイレブンなどの外食産業では米よりもおにぎりなどの加工食品の販売が伸びている。手間暇かけない生活もどこかで行き詰るような気がするのだが・・・。
追伸 雨は朝早くは降ったり止んだりでしたが、そのうち晴れました。がんばって、がんばって、済ませました。お疲れさん。

2012/05/05(土) 星の花降る五月の風
この頃は記念日が続く。4月29日は昭和の日、5月3日は憲法記念日、4日はみどりの日、5日は子どもの日、15日は沖縄が40年前に米軍占領下から日本に復帰した日だ。沖縄の人たちは67年前に日本が敗戦したあの戦争の苦難の歴史、記憶を脳裏に刻印している。「最近の天皇元首化という議論に戦前と同じ道を歩むのではないか」と危機感を抱いている人も多いと聞く。天皇の沖縄訪問に反対する人が多いのも事実。「天皇が個人として沖縄への理解を示しても戦争と戦後の責任がある」と指摘する声。
昭和天皇が戦争責任をとらなかったのもまた事実だ。敗戦後の占領下で作成された憲法が問題を抱えているのも事実。しかし、9条は正しいとわたしは思う。他はまだ軽微な問題だ。だが、改憲の声(9条を無くせ)がやかましくなってきた。戦争に行かない人たちが戦争を好むのはなぜ?お金だろ。心からの慰霊が欲しいと願うのは沖縄県民だけではないはずだ。まもなく沖縄本土復帰40年という節目を迎える。もう一度在日米軍基地の約74%が沖縄にある現実と沖縄復帰で日本全土にある米軍基地を米が自由に使えるようになった日本全土の米軍基地化という現実を考え直してみなければなるまい。

2012/05/04(金) ムンク「絶叫」
5月2日夜、美術品の競売がニューヨークでおこなわれた。ムンクの「叫び」が1億1992万2500ドルで落札されたというから驚いた。日本円で手数料込みの96億1千万円に相当する。エドバルト・ムンク(1863〜1944)はノルウエーの画家で、「叫び」は背後の赤い雲、ゆがんだ表情など人間の不安を描いた作品として知られている。ある美術館の学芸員X氏によるとムンクは橋の上で自分自身の叫びを聞いたのだとか。落札された絵は4点ある「叫び」のうち、1895年に書かれたパステル画で、ノルウエーの実業家オルセン氏が所有していたとのこと。これまでの最高落札記録は2010年5月のピカソの油絵で「ヌード・観葉植物と胸像」の1億648万2500ドルだったとのこと。金を持っている人(者・社?)もいるものだ。世界は広い!

2012/05/03(木) 水滴が笑っている 雨の憲法記念日
大型連休の中盤は雨と交通事故にたたられた。予想外の売り上げの落ち込みと明から暗へと楽しい旅行が一転して地獄の惨状へと変わった嘆きの声が聞かれる。そんな中、民主党・野田佳彦首相はアメリカ詣でをした。帰国直後の2日、自身のブログを更新しオバマ大統領との共同声明を「日米同盟が新たな高みに達した。手ごたえを感じている」と自画自賛しているとのこと。そして、後半3〜6日は完全休養とのこと。だが、評価は自分ではなく、他人または歴史がおこなうことであろう。BSEについては自然発生したもので安全だとのアメリカの見解を日本国民に理解していただくと表明。普天間は触れずじまい。アメリカに渡ってオバマ大統領と会って、クリントン国務長官と飯を食って帰ってきただけのような気がする。今日は憲法記念日だ。アメリカに行ったのなら、オバマ大統領に会ったのなら、クリントン国務長官と夕食を共にしたのなら、日本の憲法生みの親であるアメリカの為政者と憲法の立場、安保条約の見直しについてついてくらい話し合ってもよかろうと思うが・・・!?日本の自主・対等を公約して選挙で勝ちながら、いつの間にか、自民党よりももっとアメリカにすり寄って揉み手をしている犬の姿に嫌悪感を覚えている自分がいる。そんな自分が嫌になる。

2012/05/02(水) たかりはやくざだけじゃない
「たかり」は暴力団のお家芸ではないらしい。理由が無いのに理屈(因縁)をつけて金品を無理やりださせる「たかり」に協力するなと警察始め各都道府県、市町村がキャンペーンをはっているのだが、警察を設置、管理している都道府県も含め、地方自治体が電力会社に「たかり」をしていたとは驚きだ。泥棒と警察を同じ人がしているとか、二束の草鞋を履いているとかいうが、まさにこれを地で行く行為だ。しかも、このつけが市民の支払う電力料金にうわのせされていたというから尚更腹が立つではないか。原子力発電所がある、あるいは影響を与える関係自治体に電力会社は事業を円滑に進めるための「潤滑油」として使われたということだが、静岡県は中部電力浜岡原発1、2号機廃止で国の交付金が減ったから穴埋めせよと09〜11年度で16億3千万円を支出させたという。最高額は柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市に「柏崎・夢の森公園」で施設費約32億円、維持費約約18億円に、土地取得費約10億円弱の計約60億円。中国電力は広島市に新球場建設事業に2億円など今判明しているだけでも各自治体に287億円の寄付がされているようだ。住民の命を金で売るような「自治体の売血行為」が今回の福島原発事故を招いたとも言える。この構図、体質を何とかしなければ・・・。

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