たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2012/05/21(月) 今7時25分 少し暗くなった
「曇りで見えん言ようたけどよ〜晴れとるが〜、金環食見よう思うて出てきたんじゃ〜」とお隣のおじいさん。すぐ近くの天神公園で草取りをしてくれていたおじいさんが応えて「そうなんじゃ〜、じゃけ〜ど、ちゃんとグラスをつかわれーよ〜」。ほんとうに少しだが暗くなってきた。太陽の真ん中に月がある。しかし、太陽の光の強さは尋常ではない。なにしろ大きさも月の400倍というからすごい。この天体ショーはアメリカ・カリフォルニアなどでは夕日として見られ、台湾・台北市やマカオ・光州などの中国では朝日として見ることができるそうだ。金環食・部分食含め、今回は日本全国で見られるのがすごい。前回は沖縄で1987年に。次回は2030年6月1日に北海道で。次次回は2035年9月2日に中部、関東で見られるそうだ。今年はまさに天体ショー年。ショー年の気持ちになって宇宙や地球誕生のことを考えてみるいい機会かも知れません。

2012/05/20(日) 飛魚や姫百合めざし飛びにけり
今、飛魚の旬の季節である。この時期になると沖縄の糸満市でごちそうになったとびきり美味かった飛魚のフライを思い出す。沖縄県議選の支援に出かけた遠い昔のことである。バスを降りると「一ロ 一ロ 亀一ロ」の看板が目に飛び込んでくる。通りには幾つも掛けられている。わたしは「ひとくち ひとくち 亀ひとくち」ってなんですか?と聞いた。無知とは恥ずかしいことだ。それはわたしが支援に来た亀一郎さんのポスターだった。ロは漢字の口ではなく、カタカナのロであった。同じ苗字の候補者が幾人もいるのと識字の関係からこのような看板になっているとのこと。わたしは「へえ〜っ」と恐れ入った。この糸満市の事務所でふるまわれた手作りのお采の一つが飛魚のフライだった。こんなに美味しい飛魚は初めてだ、どこで獲れるのかと感心すると、糸満の方々が口を揃えた。「ここはさあ〜、漁師の街さあ〜。飛魚はさあ〜、姫百合の塔の沖にさあ〜、いーぱああい、いるさあ〜。飛魚はさ〜、姫百合めざしてぴょ〜ん、ぴょ〜ん飛んでるさあ〜」。漁師が獲ってきたうちのこぶりなのを毎日届けてくれるという。「へえ〜」っと感激していただくと一段と美味しくなった気がした。あれからもう20年になるが、これほど美味しい飛魚には未だあたったことがない。昨日の学区の連合町内会の会食もこの飛魚にはかなわない。

2012/05/19(土) 暗くともけなげに咲きしシャガの花
シャガの花は林の中などの日陰でもよく花を咲かせ、群生する。花はアヤメに似た花で、白紫に黄の斑点がある。花の形は胡蝶が舞う姿に似ているところからコチョウカとも呼ばれる。また、姫シャガとも。奈良・吉野地方を旅すると道路わきの林の中でよく見かける。艶やかではないが、気高さの感じられる花であり、そういう目で吉野人を見ると、人と神の国との距離の近さが思われる。静岡県がまた「原発が廃止になったために交付金が打ち切られた。その分、寄付せよ」と中部電力にたかっていたことがわかった。12年度は5億7千万円だそうだ。わたしはこうしたたかりは地方財政法違反ではないかと思う。この寄付は結局市民の電気代から支払われるのだ。電力会社もこんな金を出すくらいなら電気代を安くすべきだろう。民主党・政府もこの事態を放置しないで是正指導をすべきだろう。こういうおどろおどろしい行為とは違う次元の精神性をシャガの花にわたしは感じるのだ。この夏は「原発ゼロなら節電せよ」と民主党の無策の結果の節電(脅迫的)押しつけが決められた。国民の多くが受け入れていくように思われる。わたしも節電に努めようと思う。原発推進の脅しに乗らないために。そして、大多数のにほん国民はシャガの花のように世は暗くとも気高く咲きつづけていくであろう。

2012/05/18(金) うつろ木の釘もてこころへ打ち込まむ
昨日の天気予報はところによってあたりはずれがあったようだ。岡山を除けば予想通りとなった。山陰も、広島も雹が降った。報道の映像で見る限り驚くほど大きかった。あんなのに直撃されたらたまらない。雲上の神様の寝返りの角度が少しずれた分だけが岡山地方だったのではないかと思う。さて、オバマ大統領、野田首相などの狙いどおりゆかなかったのがTPP(環太平洋連携協定)。関係国は年内妥結を断念したと聞く。米代表・ワイゼル主席交渉官は「期限を設けない」と明言し、年内妥結を断念した。山田正彦前農相は「交渉は崩壊するかも知れない。議論を急ぐ必要はない」と言ったという。交渉失速の理由は、関税撤廃、知的財産保護、労働などの分野で各国の意見が大きく隔たっているため。もう一つの理由は再選を狙うオバマ大統領と消費税増税(総選挙を抱える)をやろうとする野田首相が国内世論が割れるTPPに及び腰になっているという指摘もある。だが、この問題は地球連邦国家へと動く大問題でもある。関税撤廃、労働問題は特にそうである。例えば、日本は将来労働問題をどうするのかという大問題に直面している。この問題は、日本の財政、年金、社会保障・・・すべての分野に関わってくることになる。少子高齢化問題をどう解決するのか。外国から労働力そのものを移民する政策を打ち出すのか、打ち出さないのか。日本の100年の大計を示し、国民的議論をする必要があろうではないか。TPP参加の是非はその後でよいと思われる。

2012/05/17(木) ハヤ狙う青鷺身じろぎもせず
今日の天気は異変ありとのこと。雹が降るかもしれないので用心せよ、その際には堅固な建物の中に入れとの天気予報。最近のお天道様はどうなっているのだろう。天に上る梯子か、ジャックの豆の木でもあれば上がって行って「どうなっているのか」と尋ねてみたいものだ。雲の上の神様は暑いものだから、下着一枚で寝転がり、暑さしのぎの氷の入ったバケツを誤って蹴飛ばしてしまうとでもいうのだろうか。この間の竜巻はあなたがおならをしたのじゃないのでしょうか。それなら少し気をつけていただきたいものだ。それに去年の地震と津波、17年前の大地震はなんですか。あなたか、それともあなたの奥さまか、子どもさんか、誰だか知らないが、地下で暴れたのではないですか。ほんとうにいいかげんにしてくださいよ。われわれは迷惑してますからと。神様はなんと言うだろう。

2012/05/16(水) 見下ろせばはるかに続く海の青
青々と広がる海を見下ろすと気持ちがいい。大きくなった気がする。そして、うんと腕を広げて深呼吸するのだ。幸せな一瞬である。人を見下ろす背の高さも同じらしい。わたしは背が低いので経験はないが、背の高さは優越感を感じる指標の一つのようだ。だから逆に背の低さは確かにコンプレックスを感じる要因となっている。人物評価が背の高低で決まるわけはないはずであるにもかかわらずである。都市においてもそう勘違いする人が多いようだ。昨日、全国20の政令指定都市の市長会議が熊本市で開かれたようだ。道府県から政令市を独立させる、政令市と府県を一体化させ大阪都、中京都、新潟州をつくるなど都市を大きくするアピールが採択されたようだ。岡山市は(も)建部まで含めたド田舎政令市が人口70万人弱で誕生した。岡山市に呑み込まれた合併町民は行き届いた行政サービスを失った。大きいことが良いことだ、とはどう考えてもならない。市長は国・県にへつらうと同時に、国・県の為政者たちは国民の幸せを消す眼鏡で日本を見下ろしているようだ。そしてその口は「予は汝ら臣民の幸福を願っているぞ」の言葉をやさしく翻訳してコンピューター制御で勝手に動いているようだ。それに比べて自然は美しい。時として怖い自然災害はあるものの自然の中に生かされているという自覚と共生感をもって付き合えばいいのだ。今日の海は格別の青さが広がっていて美しいと思える。みかんの花も満開ではなかろうか。

2012/05/15(火) 約束を果たさずに来て40年
音もなく利休ねずみの雨の降る日。沖縄県は日本に復帰して丸40年という節目の日を静かに迎えた。静かではあるが、内心は怒りに満ちている。47年前、当時の佐藤栄作首相は「沖縄の祖国復帰が実現しない限りわが国の戦後は終わらない」と言った。もちろん「核抜き・本土並み復帰」である。とすれば、わが国の戦後は終わっていないことになる。未だ占領下なのだ。日本の国土の1%に満たない島に在日米軍基地・施設が74%もある。歴代首相は言うこととやることを違え、嘘をつきとおした40年の歴史でもあった。17年前の9月、米兵の少女暴行事件が起きた。基地を返還せよと沖縄県民は怒りを顕わにした。これを受け、翌年4月、当時の橋本首相とモンデール駐日米大使は世界一危険な基地「普天間飛行場返還」で合意した。この合意は未だ果たされていない。13年前、名護市辺野古に移設する案を政府はだしたが、これは沖縄県内での基地のたらい回しにすぎない。3年前、民主党鳩山由紀夫首相は県外に移設させると大見えを切ったがなんのことはない迷走の上辺野古にもどった。停滞と混迷は今なお続いている。安保条約を破棄(いつでも通告で破棄できることになっている)し、フィリピンのように基地を返還させ、真の独立国になるべきではないだろうか。47年前の佐藤栄作首相が述べたとおり日本の戦後を終わらせるべきではないか。

2012/05/14(月) 桐咲くや花の向こうは積乱雲
発達障害は親の愛情不足?「大阪維新の会」(橋下徹大阪市長主催)大阪市議団が議会に提出する予定だった家庭教育支援条例案には発達障害について「要因は親の愛情不足」「伝統的子育てで防止できる」と記述されている。そもそも発達障害は脳機能障害であり、親の愛情とは関係がないはずである。この条例案をつくって、維新の会市議団に渡したのは「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋教授のようだ。彼は日本人の伝統的精神を親学でよみがえらせようと勉強会を開いているという。4月には親学推進議員連盟が発足し、安倍晋三元首相が会長に。設立総会には民主党鳩山由紀夫元首相、公明党山口那津夫代表らも参加したという。科学の目を持たず、否定するこの為政者たちは日本を破滅に導こうとしているとしか思えない。桐の花の咲く場所で日本の未来を議論しているはずの彼らの、そしてわれわれの行く末にはあの突風や竜巻を巻き起こした大きな積乱雲が見える。

2012/05/13(日) 控えめに花散りゆきし薔薇かな
わが家のバラが淡いピンクの花を咲かせている。濃くもなく、薄すぎもせず、なかなかに美しい色合いのわたしが好きな色合いの花の一つである。ボリジの紫も美しく可憐だ。野山の樹木は葉を輝かせ、春咲きの花も季節も旬を迎えている。旬といえば、魚も美味い季節である。先月から店先にマダイが並べられている。桜色がなんともいえず美しい。瀬戸内海で産卵するため、マダイが外海から入ってくるので瀬戸内沿岸では4〜6月の漁獲量が増えるのだ。刺身、塩焼き、てんぷら、鍋物など淡白でくせのない味なものだからなんでも恋である。タイ飯が美味しい。この美味しいタイ飯には恋しい思い出もいっぱい詰まっている。わたしはまだタイ飯を自分で調理し、料理したことがない。一度、やってみようとは思っている。一匹丸ごと塩焼きにして、頭も骨も一緒に炊けばいいそうだ。こう書いていると、体がぴちぴちしていて、アイシャドウをしているサクラちゃんに恋い焦がれてきたようだ。じゃ、また。

2012/05/12(土) 踏み分けて君野路逝かば花いばら
また友人が逝った。これからはどんどん淋しくなっていくのだろな。別れとはある意味新しい道に足を踏み入れることではないかとも思う。そこにはどんな光があるのだろうか。東日本大震災で直接亡くなった方、その後の避難生活の中で震災関連死された方にはどんな光が見えるのだろう。生かされて「がんばろう、日本」と奮闘されている方々の新しい道にはどんな光があるのだろうか。長期の避難生活で福島・南相馬市では282人の方々が亡くなった(震災関連死)という。現在判明している死者は1都9県1632人。このうち66歳以上は89%にのぼるという。この方々への補償はどうするのだろう?原発の直接関係する補償について東電や政府は賠償金を電気代に上乗せして捻出する気です。値上げ幅は10.8%。偉い奴ほど責任をとらない無責任天国、日本。植木等さんは「俺だってこれほど無責任じゃなかったよ。人間だったもの」と天国で言っていらっしゃるかも知れません。
残され、生かされている方々の新しい道に明るい光が差し込みますように!茨の道であっても花が咲き乱れていますように!

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