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2012/05/25(金)
ギシギシを腹立ちまぎれ切り捨てる
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羊蹄と書いてギシギシと読む。たで科の多年草で野原や路傍、川べりによく見かける雑草である。実った枝を振るとギシギシと鳴るところからギシギシという名前がつけられた。踏みつけられても、へし折られても、切られても、どんな荒れ地でも淡い緑色の花をつけ、実とし、次へつなげてゆくたくましい野草である。ギシギシが怒るときはあるのだろうかと日本の国民性と重ね合わせて考えてしまった。経産省(東京電力が申請した電気料金の妥当性を審査する専門家委員会)が全国の電力10社の収益を調べたところ2006年度からの5年間の平均で電力量の4割弱しかない家庭向け電気が収益の約7割を占めていたという。ひどい!としか言いようがない。東電はなおひどい。9割だという。しかも90万テラベクレルもの放射能を撒き散らしておいて。本来なら殺人罪で起訴されているはずだが、それもない。結局経産省と電力会社の癒着が問題だ。その癒着が大企業優遇のこの結果をつくりだしたと言わざるをえない。メガソーラー等の再生可能エネルギー普及のための電気代の差額も発電施設の設置ができない大多数の国民にかぶせる仕組みだ。物言わぬ国民もそろそろ電気代下げろとギシギシ言いだしてもよいのではないかと思う。切り捨てられたままで泣き寝入りするなよ。
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