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2012/05/18(金)
うつろ木の釘もてこころへ打ち込まむ
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昨日の天気予報はところによってあたりはずれがあったようだ。岡山を除けば予想通りとなった。山陰も、広島も雹が降った。報道の映像で見る限り驚くほど大きかった。あんなのに直撃されたらたまらない。雲上の神様の寝返りの角度が少しずれた分だけが岡山地方だったのではないかと思う。さて、オバマ大統領、野田首相などの狙いどおりゆかなかったのがTPP(環太平洋連携協定)。関係国は年内妥結を断念したと聞く。米代表・ワイゼル主席交渉官は「期限を設けない」と明言し、年内妥結を断念した。山田正彦前農相は「交渉は崩壊するかも知れない。議論を急ぐ必要はない」と言ったという。交渉失速の理由は、関税撤廃、知的財産保護、労働などの分野で各国の意見が大きく隔たっているため。もう一つの理由は再選を狙うオバマ大統領と消費税増税(総選挙を抱える)をやろうとする野田首相が国内世論が割れるTPPに及び腰になっているという指摘もある。だが、この問題は地球連邦国家へと動く大問題でもある。関税撤廃、労働問題は特にそうである。例えば、日本は将来労働問題をどうするのかという大問題に直面している。この問題は、日本の財政、年金、社会保障・・・すべての分野に関わってくることになる。少子高齢化問題をどう解決するのか。外国から労働力そのものを移民する政策を打ち出すのか、打ち出さないのか。日本の100年の大計を示し、国民的議論をする必要があろうではないか。TPP参加の是非はその後でよいと思われる。
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