たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2012年3月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2023/12/25 胃を4分の3切除
2023/04/05 昨日「胃がん」だと告げられた!
2022/11/07 地獄飯
2022/10/23 もんもんとして
2022/10/05 紅葉

直接移動: 202312 4 月  202211 10 9 8 7 5 4 月  20217 6 5 4 3 2 月  202011 10 9 月  20194 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  201012 11 10 6 5 4 3 月  200912 11 10 8 7 6 4 月  200812 11 10 8 6 5 4 3 1 月  200712 11 10 9 7 6 5 4 3 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月  200512 11 月 

2012/03/11(日) 東日本大震災からはや1年
昨日は玉ねぎの草取りなどをした。今日午前中は町内のグランドゴルフで百数十名がわいわいプレイした。グランドゴルフの開会式で1年前の東日本大震災で死亡された方、行方不明の方々への黙とうを捧げた。34万人の方々は1年が来るというのにまだ避難中である。仮設住宅などで避難生活をおくっておられるという悲しい現実を見つめねばならない。県外避難者は3県(岩手、宮城、福島)で7万3千人もいらっしゃる。このうち原発事故が収束しないために福島の避難者は6万3千人にものぼる。家屋の全半壊は38万3千戸。なぜこうも復興の足取りが重いのか。一方、ゼネコンは復興特需で息を吹き返したと聞く。復興予算の大半は土木工事を中心とした土建予算だ。だが、高台移転は1件もない。なぜだろうと思ってしまう。福島では入札辞退、見送りが相次いでいるとも聞く。3月とはいえ、今日は雪が降っているとも聞きます。
 良寛さまの歌がせつなくわたしの心に響きます。
 夜は寒し麻の衣はいとうすしうき世の民になにをかけまし

2012/03/10(土) 久方に訪ねこし子よ鳥帰る
春になると北からやってきた鳥が帰っていきます。孫も来たと思ったらもう帰るの!との嘆きの声を聞きます。昨日もそうでしたが、わたし自身は未経験の分野ですが、なんとなくわかるような気がします。なんとなくでも、わからないのが、福島原発事故にかかる原子力災害対策本部や政府・東電統合対策室の会議記録がないことだ。1年経って、国民の批判が大きいからという理由でしぶしぶ個人のメモなどを断片的に拾い集めて「概要作成」にとりくんでいるということだが(わたしは朝日新聞のプロメテウスの罠という事故直後の連載記事が概要を作成、公表せざるを得なくなった一つの大きな原因と考えるが)、3月11日夜の首相官邸での第1回会議でメルトダウンの可能性が指摘されたという。
そうであるならば、枝野官房長官(当時・現在は原発管理の担当である経済産業大臣)のメルトダウン否定などのプレスは嘘になる。2ヶ月間も嘘をつきとおしたことになる。それでも原発担当大臣?に居座っている。東電も11月までの8ヶ月間もマスコミシャットアウト。これでも罪に問われない!不思議な日本だ。これからどんどん増えてゆくガン患者にどう詫びるのか。これだけの被害を受けた方たちにどう詫びるのか、さえ不明確なままでいいのか、と思わざるをえない。

2012/03/09(金) まっ白な山茶花も咲いた 揺れている
今日はまた雨。予定していたことができなくなった。残念!個人の問題ではなく、比較の対象とはならないが、予定していたことができなくなった(?)のが、原子力規制庁と一般会計歳出90兆3339億円の2012年度予算案。原子力規制庁は原子力推進の経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会などを再編し、環境省の外局として設置しようとするもの。野田総理は最後は政治判断と言ったが、その政治判断が問題だから規制庁をつくろうというもの。これって変!ですよね。予算案は8日に衆院通過。自然成立で4月6日。6日間の予算執行をどうするかが課題となる。しかし、この一般会計予算案。見せかけは2.2%減で予算縮小かと思いきや、新たな特別会計、復興費用3兆円、基礎年金国庫負担維持非3兆円が別枠。なんのことはない、実質では最大規模となり、一般会計に占める国債の割合も49.0%で借金依存も過去最悪。それなのに、大企業特別優遇の税制見直しや消費税戻し税の適正化をなぜやらないのだ!?これっておかしくない!?心は揺れる、雨は降る。

2012/03/08(木) 菜の花が咲いた なんとうれしい
えにしだ、水仙に続いて、菜の花が咲いた。山茶花は白、椿は白とピンクだ。気温差は激しく、温かくなったり、寒くなったりの乱高下を繰り返してはいるがいよいよ春だ。春の訪れはとてもうれしい。うれしくないのが民主党・野田首相の共同通信などのインタビューでの発言。「消費税増税法案関連は国会提出後修正に応じる。3月までの提出期限を守る。そのため党内をまとめる。
衆院解散を道具にしてなにかを成し遂げようとする考えはない。原発再稼働は最後は政治判断」などと述べた。社会保障と税の一体改革の大綱は与野党協議を踏まえ法案化すると明記されているのだから、協議なしに国会へ法案を提出するのは信義に反する行為となろう。提出後に協議するとの言いわけは詭弁だと思う。自民・谷垣氏との密約があるのならそう言えばいい。原発再稼働は政治判断ということは、地元の意見は聞くが、最終的には「やらせてもらうよ」と言っていることと同じだ。微妙な言い方で含みを残しながら結局は「やるぞ」と脅している。日本の政治に菜の花が咲くのはいつになるのだろう?

2012/03/07(水) 友のガン知る日雨ふり犬ふぐり
昨日友人が肺がんで緊急入院したと知らされた。家族も本人もショックを受けただろうと思う。医療費のことを心配し、命はどうでもいいとやけっぱちを言ったという。金のことを命より先に心配せねばならぬこの世がうとましい。福島原発事故で撒き散らされた放射能の影響で今後20年、30年先にガンになる人が増えると思われるが、2世、3世も含め、無料で医療行為がされるかどうか、不安を覚える。東京電力の事故当時の会長、社長、または東京電力が補償する気がしない。閣議のメモさえないという民主党政府が100%補償するということも不安である。広島、長崎の被爆者でもこの戦争を遂行した責任者たち、天皇や戦争責任者が責任をとらなかった。また、認定さえ受けられない方が多くいる。福島原発事故においても認定されない方が多くでるのではないかと危惧される。一昨日とその前の日、昨日と3日間降り続いた雨の日に友人のガンの宣告・緊急入院を知らされたのだが、自然は確実に春になっている。犬ふぐり(ゴマノハグサ科)のかわいらしい空色の花が春を知らせている。ただし、今わたしたちが見ている犬ふぐりは日本種は絶滅してない。すべて外来種という。これは啓示ではなく、只の偶然としておこう。

2012/03/06(火) 浮世をば想えば悲し子どもらは・・・・・
浮世をば想えば悲し子どもらは如何に生れしやこのママ恋しや
大阪地裁の初公判で、2人の幼児を放置して、死亡させた母親、下村被告は起訴内容「死亡するとわかっていた」を「それは違う」と殺意を否認したという。起訴状によれば、10年6月9日ごろ、必要な食事を与えなければ死亡するとわかっていながら、
長女桜子ちゃん3歳、長男楓ちゃん1歳を置いて外出し、帰宅せず、同月下旬まで(22日間の間)に餓死させて殺害した、としている。冒頭陳述では、1・育児が重荷、もっと自由な時間がほしい。2・部屋をでるとき冷蔵庫に食事がなかった。3・2人の衰弱を目の当たりにしていた、と述べた。弁護側は、死ぬことまで意識していなかった、と殺意を否定。もし、仮に、被告と弁護側が主張するように殺意がなかったとしたら、なぜ、1歳と3歳の子の育児を放棄したのだろう。下村早苗被告は24歳であるから幼児を20日以上も放置すれば餓死すると想定できたはずだと思う。ましてや、自分はその間食事をしていたはずだ。子どものことを一時たりとも思わなかったのだろうか。これが豊かな国だといわれる日本の現状だ。直視する必要があろうと思う。この子たちは何故この世に生を受けたのだろう。

2012/03/05(月) 坊主とぶ網笠百合に鐘の音
今日は雨の啓蟄となった。お天道さまの下を歩こうにも歩けぬ虫もいるであろう。お日さまが出ていれば、すこし温かくなった日差しを浴びながらべんがらの街の散策など素敵であったろうと思われる。しかし、雨では致し方なし。目を室内の紙上に移すと自民党・石原幹事長の発言が目にはいる。衆院選挙制度改革について、次期衆院選までに1票の格差を是正したうえで、今の選挙制度上の議員の質の劣化や死票を考えると、中選挙区制度にもどすべきだと、福井県越前市で講演されたとのこと。その言やよし。おおいに賛同するところである。政権交代の大ぶれを考えれば当然といえよう。完全な民意反映であれば、死票ゼロをめざすのであれば、比例代表一本であるが、そうなれば政治家個人の個性選択が無くなってしまうのを恐れる。大方の民意を反映できるよう早く改革してほしいと願う。網笠百合は貝母(バイモ)の花のことであるが、今月から来月にかけて、鐘の形に似た白い6弁花を下向きにつける可憐な花である。このような弱いが美しい花を育てる政治風土をつくってほしいものだと思う。

2012/03/04(日) 菱餅やうれし甘酒ひな祭り
世はお雛様だが楽しむ余裕がない。心も、時間も、もちろん生活費もない。わたしたちは貧困極まりない状況に追い込まれているのだが、それが故にその原因者も見えなくなっている。その原因者たちのトップが秘密裏に会合をもっていたとして喧伝されている。消費税増税に小沢が反対しているから民主・野田と自民・谷垣が一緒に増税をしようということらしい。その背景には選挙後の連立が視野に入っている。民主もダメ、もちろん自民もダメ、それなら橋下か、石原か。第三局の新党に国民の期待が寄せられている背景を変えようと腐心しているということだ。福島原発の処理もできず、東日本大震災の瓦礫処理もできず、いじめや虐待は過去最高という状況で自分たちだけ生き残ろうという小づるくセコイ為政者たちを選んだ日本の不幸はさらに進化してゆく。これを食い止めるのは国民の過半数しかない。だが、周りが見えなくされている。日本人よ!日本人ならベールを見透かし、真実を知って行動せよ!伝統行事くらい楽しむ時間と心を取り戻そう!
第四局は選択肢にないのか。なければつくる以外にはないが。

2012/03/03(土) 梅が香や雪山遠き苔の庭
岡山市は灘崎地区への市営墓地整備をサウスビレッジの隣に整備する方針を決めたようだ。これは市と旧灘崎町が合併協議で必要であるから建設すると決めていたもの。しかし、予定した地区は地価が下がることを理由に反対したために断念し、現予定地を候補としてあげていた。しかし、現予定地も地元の一部組合などが反対していた。市は地元理解を得て進めているのかどうか、わたしは承知していないが、声の小さいところは声を切り捨てることになるのはよくないと思う(市はよくやるが・・・)。土地所有者は市ならば高く買ってくれるから賛成するだろうが、近隣の新しい家をもとめて移住した人や土地所有者は値下がりの影響を受けることに。話を市全体に広げて申し訳ないが、墓地政策は岡山市全体の課題であるが、岡山市はこれを放置してきた。灘崎よりもわたしはこちらの方(市全体の墓地政策立案)が先だと思う。
議員諸氏はいかがご判断か?見守るとしましょう。梅の花と香りがすてきな季節になりました。お風邪など引かれませぬように。

2012/03/02(金) ハンザキよ雪解け水は冷たかろ
奈良地裁で2月28日に判決があった。二人の警察官の職務上の発砲は無罪となった。計15回の公判のなかで、被告の警察官の二人は動く的を撃った経験がないことがわかった。また、発砲時に動揺していたこともわかった。警察庁は訓練不足の中で発砲をためらう事態を回避しようと、2001年発砲をためらうなと規則を改正!?その後、全国的に発砲が増えた中での今回の事件をどう考えるか!?がこの裁判の注目点だった。警察官は「逃走する車の車内は見えなくても腕を撃つ自信はあった」と主張。だが、当時の発砲姿勢をもとめられ、再現したが、???「とっさのことで・・・」と訓練どおりできなかったことを認めた。年1回の実射訓練もできていない警察の現状も露呈した。ある警察関係者は「訓練の程度がバレタラ暴力団に軽くみられる。オープンにしたくなかった」というが、誤射で一般市民が巻き添えになる可能性も大である。この判決でさらに実射が進むと思われるが、わたしは今回の判決を機会に一から根本的に見直してほしいと願う。

3月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.