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2012/03/05(月)
坊主とぶ網笠百合に鐘の音
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今日は雨の啓蟄となった。お天道さまの下を歩こうにも歩けぬ虫もいるであろう。お日さまが出ていれば、すこし温かくなった日差しを浴びながらべんがらの街の散策など素敵であったろうと思われる。しかし、雨では致し方なし。目を室内の紙上に移すと自民党・石原幹事長の発言が目にはいる。衆院選挙制度改革について、次期衆院選までに1票の格差を是正したうえで、今の選挙制度上の議員の質の劣化や死票を考えると、中選挙区制度にもどすべきだと、福井県越前市で講演されたとのこと。その言やよし。おおいに賛同するところである。政権交代の大ぶれを考えれば当然といえよう。完全な民意反映であれば、死票ゼロをめざすのであれば、比例代表一本であるが、そうなれば政治家個人の個性選択が無くなってしまうのを恐れる。大方の民意を反映できるよう早く改革してほしいと願う。網笠百合は貝母(バイモ)の花のことであるが、今月から来月にかけて、鐘の形に似た白い6弁花を下向きにつける可憐な花である。このような弱いが美しい花を育てる政治風土をつくってほしいものだと思う。
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