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2012/02/07(火)
えにしだの一輪ごとに寒の明け
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寒さの中にも春の訪れは確かに進行している。えにしだの黄色い花が昨日一輪咲いた。今朝見るとニ輪になっている。椿花や山茶花の白や赤の花を昨日来の雨がやさしく濡らす風情も春の訪れを感じさせる。しかし、子どもたちのいじめが増えているという事実は心胆を寒からしめる現象だ。2010年度の全国の国公私立の小中高などが把握したいじめが7万7630件で前年度より6.7%増えたという。現場での実態把握が進んだためというが、児童生徒千人当たり5.5件という数字は決して少なくない件数であろう。中でも、岡山県は暴力行為が11.3件と抜きんでている。不登校も全国最悪。この事実を県も、市も、また県教委、市教委はどう考えているのか?が問題だ。管理強化主義で学校運営をしてきたこれまでのつけがこの結果を生み出したのではないかと思う。各家庭の経済的貧困が増せば増すだけまだまだいじめや暴力が増えると思われる。この事実に背を向けないで、保身を捨てた教育界の、特にトップの決意と行動が求められる。教育界にも早く春の兆しが感じられるようになってほしいものだ。
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