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2012/02/25(土)
空の青大地に寝て見るほうれん草
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冬のほうれん草は葉が上に伸びず地に這うように広げて育つ。まるで空を寝て見上げているようで見ていて飽きない。毎日天空の動きを観測しているのかもしれない。政府が観測しきれなかったのが「投資」であろうか、自・公・民とも一貫して、その時々の政権は「投資」を優遇し、税制でも差別優遇し、投資企業を応援してきた。その欠陥の一つの表れがAIJ投資顧問の「年金2,100億円大半消失」という形で噴いてでてきたと思われる。金融担当大臣は慌てて「業務停止命令」をだしたものの解決の方向は見えていない。これは日本人一億総博打打ち化推進政策のつけ払いであるといえる。大地に根を張るほうれん草のようになぜ観測をし、手を打たなかったのか。この事態は怠慢としかいいようがない。「損をするのも、得をするのも、資産運用はあなた次第。まかせたあなたが悪い」で済ますのかどうか。企業年金の運用だから税金で補てんは難しいはずだ。政府の年金はどうかという点にも注目されたい。厚生年金会館などの箱ものを造っては失敗し、投げ売り。天下り人件費の無駄遣い。投資の損失など政府も莫大な損失をだしているが、その実態を公表すべきではないか。そして、その損失をいくらあるのか。それをなぜ消費税で埋めなければならないのか。その実態を明らかにし、国民が納得する形で年金改革を進めてほしい。市議会議員の年金は破たんし、かけた金の8割しか戻らないことにもきちんとした説明はない。
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