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2012/02/28(火)
熱の子に母採りにゆく春の蕗
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母は怪我をしたらアサガオやユキノシタ、熱がでたら春はフキノトウなどその子の状況にあった薬を用意してくれた。それだけでは治らないものもあるが初期効果はあった。後はお医者さんに連れてゆく。だが、この知恵もなかったことが福島原発での政府の対応だったと同原発の民間事故調査委員会と米原子力規制委員会が述べた。例えば、3号機への注水について、淡水を優先せよとの官邸の意見で現場では海水注入ラインをやり直したとかを始め「官邸の対応は泥縄的で、無用な混乱を起こし、状況を悪化させる危険性を高めた」と民間事故調査委は指摘した。一方、米は「01年9月のテロを機に作成した・原子力施設に対する攻撃の可能性・について日本側に2度示した。しかし事故対応に役立つはずであったが活かされなかった」と日本政府の対応のまずさを批判している。母の知恵と子を思う努力をもたない政府の対応が子どもを死に追いやる危険性を見た思いがする。
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