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2012/12/15(土)
世界経済の地図が塗り替わる!?
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「景気が低迷する先進国から成長を続けている新興国へ世界経済の勢力図が塗り替わりつつある。世界経済のけん引役は今や新興国へバトンタッチされつつある」とゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(株)のジム・オニール氏が指摘する。その新興国とは「BRICs+4」。Bはブラジル、Rはロシア、Iはインド、Cは中国、そして+4はメキシコ、インドネシア、韓国、トルコの8カ国だという。この8カ国で世界の人口の約半分を占め、豊富な人口と中間所得層の台頭が富を生み、消費を拡大しているから人口大国=消費大国となっている。消費スタイルの変化も見られるようになり、中国では教育にお金をかける家庭が増えたと指摘。2010年の米国の大学・大学院で学ぶ留学生は中国が1位、インドが2位、3位は韓国、後の5カ国も上位を独占しているとのこと。さらにこの国々の成長で世界経済が最も成長する「黄金の10年」になると予測しています。日本は今、大震災と原発事故による輸入の増大、製造業の価格競争力低下、日中関係の悪化というトリプル難事に直面しています。これをどう乗り切るかが課題ですが、米国の目下の同盟者のままでこの危機が乗り切れるかどうか。いずれにしても明日の総選挙投票結果には期待薄の感を強くしています。
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