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2012/11/01(木)
雲の上の町・ゆすはら
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町役場でお話をしてくださったのは環境モデル推進室の那須さんでした。とても大柄な方でした。梼原町の取り組みには自信と信念をお持ちの優しいお話しぶりでした。町の面積は23,651haで91%が森林という高知県と愛媛県境の町です。それだけに自然エネルギーに満ち溢れた町と言えるでしょう。人口3798人、高齢化率41%、戸数1770戸、太陽光パネル設置戸数は110戸(6.3%)。風力発電の利益を太陽光発電設置補助にまわし、1kw当たり20万円、MAX80万円までと破格の補助額です。山村型低炭素社会を目指している同町は共生と循環をめざしており・環境・教育・健康の3つのキイワードに最近は・産業・文化・暮らしを追加して頑張ってきた、と胸を張ります。電力自給率は現在28.5%、風力発電をあと6基建設する予定で、3.5基建設すれば自給率100%になる。2030年には町の電力自給率は100%を超えるといいます。電力自給率100%超えをめざす自治体は他に聞いたことがありません。間伐に1ha10万円の交付金をだしたり、バイオマス、地中熱利用と多彩な取り組みを進めている同町の那須氏が最後に「発送電分離と送電網整備が最重要」と力を込めて発言され、お話を締めくくられました。次はその取り組みを実際に見に行くというハードスケジュールです。予定より30分遅れで「さあ出発!」です。
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