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2012/10/09(火)
たかが玉ねぎ されど玉ねぎ
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玉ねぎは体によく、血液をさらさらにすると言われている。そのさらさら効果は現代人に特有の生活習慣病を抑える効果があるとされる。その原因物質はケルセチンといわれるものだが、このケルセチンの含有量に注目して品種改良を成し遂げた人がいる。北海道栗山町の岡本大作氏だ。北大大学院講師、植物育種研究所社長(北大初のベンチャー企業)をされている彼は約5年かけて寒冷地の道内で一定の収穫量が見込める品種開発に成功したといわれる。ルビー色の玉ねぎ「さらさらレッド」の出荷が続いているという。栽培地域は栗山町限定。特定農家に生産を依頼し、できた玉ねぎは全量同社が買い取る仕組み。2012年産生産量は約200トンと前年の2倍。キッコーマンが飲料原料に採用。百貨店や通販会社も扱いを始めたと聞く。全国生産量の半分以上を北海道産が占めるが、「さらさらレッド」はこの北海道の生産位置をさらに高めてゆきそうだ。
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