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2012/10/02(火)
日本という国の経済の行方は・・・(10)
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昨日、日銀は短観(短期経済観測)の見直しを表明した。「大企業製造業の利益予想及び設備投資見込みは現在の中国、韓国との領土問題で見直さざるを得なくなるだろう。景気観測についての企業からの聞き取り調査では落ち込んでいるとの企業が2ポイント上回った」と報告した。これを上向かせる方策は輸出以外にはほんとうにないのか?確かに、中国の経済発展はそれに伴う旅行の規模の大きさひとつとってもそのすごさがわかる。国慶節での旅行者は3億5千万人だという。それが日本に来ないからと言い嘆いていてもはじまらない。われわれは日本人のこと、日本のことを考えなければならない。わたしは日本の経済成長の鍵は国内の雇用拡大にあると思う。例えば、女性の労働参加状況はどうだろうか?日本人女性の教育水準は高く、優秀である。しかし、労働参加率を引き下げている要因はなにか?と、言えば、例えば、常勤雇用を妨げ、女性にパート労働しかさせていない要因の一つは「配偶者控除」という課税の仕組みであるし、社会保険制度における専業主婦優遇である。つまりは、財界と政治家の基本的思想(女性は家庭で子どもを育てればよい)の変革が必要だ。
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