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2011/08/04(木)
赤のまま空深ければ人を恋ふ
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用事で少し田舎に行くと道端や野原などに赤のまんまという犬蓼が咲いている。この花を目にすると8月の真夏を感じる。真夏と言えば、原爆忌だ。昨日から原水爆禁止世界大会が始まった。9日まで被爆地広島、長崎両市で今年も開かれる。昨年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議の成果を受けて世界は核兵器禁止条約の交渉開始を焦点として動いています。「核の傘」論、「核抑止力」論がどのように克服されるか、が議論の中心となり、まともに見据えた議論の発展を期待します。東日本大震災と福島第一原発事故後初めて開かれる大会として原発事故の一刻も速い収束、原発依存脱却と自然エネルギーへの転換も期待しています。表題は臼田青埃さんの句です。人類の発展を真正面に据えた議論の交わされる人たちであることを誇りに思える、そんな人たちであればと願っています。
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